その瞬間は突然に
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ゴーストフェイスのナイフが足に刺さり私は倒れ込む。それでも死ぬわけには行かないから這いつくばって残りギリギリの鍵を掴むことに成功した。
「無様だね。そこまでして生きたいんだ?どうせすぐ生き返るくせに」
『放っておいて…あなただって…今回殺さなくても次でいいでしょ…』
「次ね…」
『あ゙ぁっ!』
ハッチに向かって這いずる足をもう一度刺され涙が溢れるが止まるわけにはいかない。
「何で…なんでそんなに必死なわけ?」
"もう帰るの?僕から離れるとか許さないよ"
まただ…
"ナマエは僕が好き?僕はね…"
また頭の中で声が聞こえる
今の私はゴスフェを好きじゃない
なら、なんのために私は生き残ろうとしてるの?記憶を取り戻してもそこにいるのは私じゃない。
じゃあ私は誰…?
「言い残したことは?」
『私のこと好き?』
脱出が無理ならせめて私を嫌いと言って
今のあなたが私を見ていないのはわかってるからあとは口に出してくれたらいいはず…
突然の質問に呆れているのか答えが返ってこない。無視されるのは困るけどもう一度聞く勇気もない。
「そんなこと聞いてどうするの?思い出話でもして時間稼ぎのつもり?」
『別に。ただ気になっただけ…今の私をゴスフェがどう思ってるのかなって』
「どうせ死ぬんだし甘い言葉でもかけてあげようか?」
『いらない。今の私はあなたになんの感情ももってないから』
だからお願い
僕もなんとも思ってない…必要ないと言って…