その瞬間は突然に
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初めはただのお遊びだったのに
僕はいつの間にかキミを好きになっていた。
僕を見つけたときの表情に嬉しそうな声
最初は恥ずかしそうにしてたくせに慣れてくると当たり前のように抱きついてきて僕の名前を呼ぶ。返事のかわりにキスをすると顔を赤くしながらもう一度とねだる。
殺人以外でこんなに昂揚したのは初めてかもしれない。この僕が愛してるだの可愛いだの、歯の浮くようなセリフを言うなんて…バカらしくて吐き気がする。それでもナマエを見ていると抱きしめたくなって自然と言葉が溢れてくる。
大好きで可愛い僕のナマエ
これがドラマや漫画なら「思い出さなくてもキミはキミだ」なんて綺麗事を言うかもしれないけど現実は違う。僕が求めているのは今のナマエじゃないんだ。
今のキミと新しい恋をしたいんじゃない…僕はあのときのナマエが好きなんだ…。
「ナマエ…会いたいよ…」
惨めで哀れな殺人鬼…エンティティはさぞお喜びだろうね。
自分の部屋だけど今はマスクを外さない。あの邪神様はどこで見てるかわからないから喜ばせてやるもんか。
でもナマエは誰かに気を取られてるから急がないと最悪の自体が起きるかもしれない。あのときの顔…思い出しただけで殺したくなる。
ナマエが好きなのは僕以外ありえないし。他の男に触れるなんて想像もしたくない。それくらい僕はキミが好きだから。
全部がエンティティの思い通りになるのはムカつくけどこの世界ではこうするしかない。今一番大事なのは僕のプライドよりあの頃のキミだから。