その瞬間は突然に
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『えっ…?』
「えっ?」
僕今なんて言った?
『あ、あの…とりあえず手…恥ずかしい』
「べ、別に手首掴んでるだけじゃん。それより早くジュース!」
『もう、キッチンから持ってくるから待ってて』
「ちょっと、その格好で取りに行くの?」
『ゴスフェが着替えるのダメって言ったんでしょ!それにジュースはキッチンに行かないとないもん』
「ふーん、それなら…いいや」
『ワガママだなぁ』
ごまかせた?
いや…ナマエのこの顔絶対聞こえてた。顔真っ赤だもん。
『えっと……なんで急に来たの?キラーも来れるんだね!』
「……さっきの聞こえた?」
『な、なんの話?』
今はそういう気分ってだけ
「僕がキミを可愛いって言ったの」
これはからかってるだけだから。
『……うん』
キミは反応が面白いから
「照れた顔…可愛い」
『か、からかうのやめてよ…!ゴスフェの部屋のときは暗かったからいいけどここは明るいから見られたくないのに…』
「部屋着とかスッピンとか他のやつにもよく見せるの?」
『えっ?いや、基本は部屋から出ないから…見たことあるのはミンとケイトくらいじゃないかな』
可愛さなんて皆無の姿のはずなのに、いつもと違うラフなキミが無防備で下手に主張する服より興奮する。
「ねぇ、こっち向いて」
この不快な感じが間違いないのか確認させて
「……ナマエ」
名前呼んだだけでそんな真っ赤な顔して…どれだけ僕のこと好きなわけ?
『ゴスフェ…好き…』
ハァ?このタイミングでそれ言うとかバカじゃないの?
「可愛すぎなんだけど…バカ…」
あーあ、抱きしめちゃった
柔らかい…儀式で抱き上げたりしてるけどそれとは違う感じ。
可愛い…可愛い……
「ナマエ…可愛いよ…」
何これ?キミ、僕に何かした?
そうじゃなきゃこんなこと口走るわけないし……心臓もうるさいはずないのに…
『ゴスフェ…からかっちゃヤダ…』
「からかってないし……キスしていい?」
『はぁ!?や、やっぱりからかって──っ!!』
仕方ない
今はたまたまそういう気分だっただけ
「僕がマスク外してあげたんだから…キスさせなよ」