pixivに上げたエレスト短編集(番外編だよ)
ブレイドの1日
森林の大陸にて……
人里離れした場所にポツンと建つ、白塗りの壁の一軒家からアラームの音が聞こえる
pipipipi……
朝……6時……
ベットの傍でなるアラーム。
「……ん……」
すっと目が覚める家の主……
カチッ……
アラームを止める音がする。
モゾっと1人の男性がベットの上……布団の中で起き上がる。
部屋のカーテンを開けると日が入る。
「んん〜!!」
男は背伸びをする。
「6時か……起きるか……」
男……そう……ブレイドはベットから降りると顔を洗い、いつも通り歯を磨き、朝食をとった。
そんな準備をしてたら6時半……
ブレイド「次の依頼は9時からか……まだ時間があるな。と、その前に……」
ブレイドはこの世界の電子機器であるエレスマを持ち、手帳を開いた。
ブレイド「えっと……あ、この人前も利用してくれた人だ……○月✕日に畑の仕事を手伝ってくださいか……この日は空いてるな。」
ブレイドは手帳を使いながら日付を確認し、依頼者との予定を合わせる。
ブレイドは素早く文字をうつ。
ブレイド「いいですよっと……結構埋まってるな……」
ブレイドは自分のホームページにその依頼を打ち込む。
ブレイド「……この日は……遺跡の調査員の見張りか……スフィア持っていかないとな……」
ブレイドは手帳を見ながらいつ何があるか確認する……
ブレイド「確か今日は……9時から2時まで喫茶店の手伝いか……ここからは1時間半かかるな……もうそろそろ行くか。」
時刻は7時……早めの行動は大切だ。
ブレイドは仕事の資料、筆記用具等々をカバンにつめ、家を出た。
1時間半後……
ブレイド「ここか……」
ブレイドは喫茶店のドアを開ける。
喫茶店はまだやっていない。
カランカランと音がする。
ブレイド「こんにちは。こちらウッドウィンドウの経営者ブレイドです。」
すると若い男性がこちらへ来た。
男性「は、初めまして……今日はよろしくお願いします……」
ブレイド「よろしくお願い致します。」
男性は一礼するとブレイドも一礼をする。
ブレイド「今回は喫茶店の手伝いという形ですね。」
男性「は、はい。ではこちらにお着替えください。」
男性はブレイドに喫茶店の制服を渡す。
ブレイド「これに着替えればいいですね。分かりました。」
早速ブレイドは着替えた。
ブレイドは着替えると仕事の内容を確認した。
今日やるのは接客らしい。
ブレイド「なるほど……よし……」
カランカランと音がなる。
ブレイド「いらっしゃいま……」
ムサシ「ブレイドか。何やってるんだ?」
ムサシ……彼はブレイドの師でありブレイドの武器を託した戦士だった。
ブレイド「仕事です。あ、席案内しますね。」
ブレイドは手際よく席へ案内する。
ムサシ「随分としっかりしたな。ブレイド……最初会った時とは見間違えるほどにな。」
ブレイド「そうですか?」
ムサシ「あぁ……あの頃が懐かしいな……」
ブレイド「そうですよね……こちらがメニューとなります。ご注文が決まりましたら呼んでください。」
ブレイドはササッとメニュー表を渡した。
カランカランとまたなる。
ブレイドは音のした方へ急いで行った。
ムサシ「本当に成長したな……」
しみじみと思うムサシであった。
そんな慌ただしい中……
終了の2時を迎えた。
喫茶店も2時間閉まるということでこの時間に設定してもらったのだ。
店の片付けも終わり、この仕事が終わったブレイド。
男性はブレイドに声をかける。
男性「今日はありがとうございます。おかげで助かりました。」
ブレイド「いえ、これも仕事なので……」
男性「でも助かりました……あの……また利用してもいいですか?」
ブレイド「はい。こちらでスケジュールを合わせるのであなたが手伝ってほしい時に使ってください。」
男性「ありがとうございます!!あ、あの。代金の方は……」
ブレイド「そうですね……代金は……」
ブレイドと男性は今回の報酬の話をした。
これは仕事なので男性はブレイドにお金を渡した。
ブレイド「今日はお疲れ様です。またのご利用待ってます。」
男性「ありがとうございました。また利用します!」
そう……ブレイドの仕事はしっかりとしているので評判がよく、リピーターが増える一方だ。そのためスケジュールを考えるのが大変らしい。
ブレイドは店を出た。
昼はすぎていた……なので……
ブレイド「お腹空いたな……」
ブレイドは時間をみると……2時をすぎていた。お昼にしては遅すぎる。そう思ったが……
ブレイド「次はスカアハか……」
実はスカアハも利用者の1人。
元々はブレイドの何でも屋で知り合いブレイドのエレメントの事情を知っている人だ。
ブレイド「4時から8時までスカアハの助手か……って言ってもだいたい片付けとかだが……まだ2時間くらいある。何か食べるか……」
ブレイドは辺りを探してみると……
「ブレイド!!」
ある女性が声をかけてきた。
ブレイド「ミリアム!!どうしたんだ?」
ミリアム「ちょうどここのモンスターの討伐が済んだところよ。それよりお腹空いてない?」
ブレイド「空いたよ。朝から何も食べてない。」
ミリアム「ちょっとなんで?!」
ブレイド「喫茶店の手伝い。仕事だから仕方ないだろ?」
ミリアム「そしてこのあとも仕事がある。でしょ?」
ミリアムはそうでしょ。と言わんばかりにウインクをする。
ブレイド「大正解。スカアハの助手だ。」
ミリアム「へぇ〜。」
ブレイドはミリアムが持っているカバンに目がいく。
その中から何かいい匂いがする。
ミリアム「?どうしたの?」
ブレイド「いや。いい匂いがするなって思っただけ。」
ミリアム「……ブレイドって食い時張ってるよね。まぁ、朝から食べてないっぽいし……こっちよ。」
ブレイドとミリアムはどこかへ向かった。
向かった先は公園だった。
公園のベンチに座るとミリアムがカバンから……箱を出す。
ミリアム「どう?弁当ほしい?」
ブレイド「おぉ?!ミリアムの弁当!!ほしい!!」
中を開けるとサンドイッチや、唐揚げなど色とりどりのおかずがあった。
ブレイド「美味そ!!」
ミリアム「本当は暗黒騎士達のみんなと食べたかったんだけどみんな用事があるって……ブレイド食べれる?」
ミリアムが話している途中でブレイドはミリアムのおかずを食べていた。
ブレイド「あぁ。食べれるよ。」
ミリアム「ブレイド……せめて話している時は待ってほしかった。」
ブレイド「あ、ごめん。」
ミリアム「いいわよ。食べましょ。」
ミリアムも自分で作ったおかずを食べ始める。
ブレイド「この玉子焼きも美味いな……あ、この鯖の塩焼きも……」
ブレイドはミリアムの絶品おかずを頬張っていた。
ミリアム「やっぱり褒めてもらうと作りがいがあるよね。」
ブレイド「美味しいのは事実だろ?」
ミリアム「ブレイドもある程度料理は出来るんじゃない?」
ブレイド「ミリアムには絶対勝てない。」
ミリアム「さ、さすがに褒めすぎじゃない……ほら、早くしないと時間来ちゃうよ。」
ミリアムは照れていた。
ブレイド「そうだな……ってあと1時間半したらスカアハの仕事だな。よし、あと30分で食べるか。」
ブレイドは急いで食べたが……
ブレイド「?!」
ブレイドは何か詰まったようだ。
必死に胸の辺りを叩く。
ミリアム「もう〜急いで食べるからそうなるでしょ!!はい。お茶!」
ブレイドはすぐさまお茶を受け取り流し込む。
ブレイド「はぁ〜ありがとな。」
ミリアム「驚かさないでよ。もっとゆっくり食べなさい。」
ブレイド「はい。」
ブレイドとミリアムはお弁当を食べ進めたのであった。
ブレイド「ご馳走様でした……美味しかった〜」
ミリアム「喜んでもらえてよかった。」
ブレイド「ミリアムが良ければまたミリアムの料理が食べたいが……」
ブレイドは控え気味に言った。
ミリアム「作るわよ。ブレイドの反応見るの楽しいし。」
ブレイド「そうか!!ほんとにありがとな!!」
ミリアム「それぐらいどうってことはないわ。それより時間は大丈夫なの?」
ブレイド「時間?あ……」
時刻は3時15分……
ブレイド「やべぇ!!行ってくる!!」
ミリアム「気をつけてね!!」
ブレイドは猛ダッシュでスカアハの家へ行った。
ミリアム「もう……いつまで経っても抜けてるところがあるんだから……でも昔より明るくなったからいいか。」
3時58分
ブレイドは勢いよくスカアハのドアを開けた。
ブレイド「だぁ!!ゼェゼェ……」
スカアハ「ブレイド。珍しいなこんなにギリギリなのは初めてだ。」
ブレイド「ミリアムの絶品料理で時間忘れてたよ。」
スカアハ「夫婦か。」
ブレイド「ち、違うって!!俺とミリアムは幼馴染だ!!」
スカアハ「そうか。なら手伝ってほしい……」
ブレイド「何をですか?」
スカアハ「なぜ敬語なんだ?」
ブレイド「仕事なので……」
スカアハ「君と私の仲だ。敬語は使わなくていいだろ?君も敬語よりさっきの話し方の方があう。」
ブレイド「そこを否定されるとはな……」
スカアハ「いいだろ?」
ブレイド「いいがな。」
スカアハ「さて話を戻すぞ。ここの整理をして欲しい。」
スカアハが指を指した場所は……
本などでぐちゃぐちゃで机の原型が取れてない場所だった。
スカアハ「もちろん私も手伝う。」
ブレイド「一応聞こう。なぜこうなった?」
スカアハ「エレメントの資料が重なって重なって……あとは察してくれ。」
ブレイド「あそこにエレメントはないよな?」
スカアハ「……分からない……」
ブレイド「あったら途中で中断するかもしれない。」
スカアハ「そこはいいよ。」
ブレイド達はそこを片付けをした。
スカアハ「ホコリがすごいな。」
スカアハは自分の散らかした場所に驚愕していた。ブレイド「普段から片付けてるのか?」
スカアハ「いや全く。」
ブレイド「少しは片付けてくれ。」
スカアハ「片付けるがだんだん物が増えていくんだ。不思議なことにな。」
ブレイド「また資料じゃないか?」
スカアハ「そうだが?」
ブレイド「まじか……」
ブレイドがその資料を手際よく片付けていく。
ブレイド「これはいるやつか?」
スカアハ「これは……いるな。」
ブレイド「じゃあこれは?」
スカアハ「いるな。」
ブレイド「……これも……」
スカアハ「いるな。」
ブレイドはスカアハが片付けれない原因がわかった。
彼女は捨てれない性格だということを……
ブレイド「いらないものは捨てた方がいいぞ。そっちの方がスッキリする。あと、物は元あった場所に戻す。これが基本だ。」
スカアハ「詳しいんだな。」
ブレイド「ミリアムに教えてもらったからな……これは……」
ブレイドはある謎の結晶を触る。
ブレイド「これもどこかに……う……」
スカアハ「これは……ずっと探していたエレメントの結晶!!すごいな!!ブレイド!!……ブレイド?」
ブレイドは口を抑えていた。
スカアハ「トイレ行けるか?!」
ブレイド「行けるから……ちょっと……行ってくる……」
ブレイドはすぐさまトイレに向かった。
スカアハはこれを気にしっかりと片付けと誓った。
数分後……
ブレイド「はぁ……」
スカアハ「すまんな。仕事とはいえ、エレメントを押し付けることになるとは……そうだ。ちょっと待ってろ。」
スカアハは魔法陣を展開。ブレイドを包むように風が纏う。
ブレイド「……体が軽いな。」
スカアハ「これは体内にあるエレメントを除去する魔法だ。」
ブレイド「すごく便利だな。」
スカアハ「気分はどうだ?」
ブレイド「すごく良くなったよ。ありがとう……」
スカアハ「良かった。ブレイドは紙類や本類を片付けくれ。」
ブレイド「わかった。」
ブレイド達はせっせと片付け……
時刻は8時……
スカアハ「終わったな……」
ブレイド「……疲れた〜」
すっかり綺麗になった部屋。
見ていると気持ちよかった。
スカアハ「お疲れ様。」
ブレイド「スカアハこそおつかれ。」
スカアハ「……これが今日の報酬だな。」
多分忘れていたと思うので説明しよう……
これはブレイドの仕事だ。
ブレイド「あぁ……ありがとう……こんなに貰っていいのか?」
スカアハ「いいに決まっている。良く働いてくれたからな。」
ブレイド「そうか。じゃあ俺は帰るからな。また利用してくれよ?」
ブレイドはそういうとスカアハの家を出た。
スカアハ「お前らしいな……ブレイド……」
午後9時……
ブレイドは自分の家に帰宅した。
ブレイド「疲れた……」
ブレイドは自分の椅子に座り込んだ。
ギュルルル……
ブレイド「まずはご飯が先か……」
ブレイドはキッチンに立ち、簡単な料理を作る。
数十分後……
ブレイド「野菜炒めができたな。いただきます。」
ブレイドは野菜炒めを口にする。
味は悪くないがミリアムの料理のほうがどんなに美味しいかと実感する。
ブレイド「ご馳走様でした。」
ブレイドは直ぐに食べた食器類を洗う。
洗ったあと、ブレイドは机に向かい今回の報酬を確認していた。
ブレイド「……結構貰ったな……」
次は予定……
ブレイド「明日は……モンスターの討伐か……大変だな……スフィアを確かめるか……それと……子供預かり所の手伝いか……ミリアムとか好きそうだな……」
ブレイドはそんなことを確認していた……
確認し終わったあとお風呂に入り、寝る準備をした。
いや、寝る前に日記を書いた。
これはミリアムに教えてもらったことでまた記憶を無くすことも有り得るので日記に書いておくといいので日記を書いている。
ブレイド「えっと……今日は6時に起きて、喫茶店の手伝いした。喫茶店の手伝いしている途中にムサシに会った。手伝いが終わったあとミリアムに会い、一緒に弁当を食べた。その後ギリギリでスカアハの部屋の片付けをした。エレメントに触れてしまったがスカアハの魔法てエレメントを除去できた。凄かった……それぐらいだな。」
簡単にまとめたあとブレイドは外をみた。
空にはたくさんの星が輝いていた。
その星は世界を優しく包むように輝いていた。
ブレイドはその星をずっと見ていた。
このあと何かあるかを知らずに……
❦ℯꫛᎴ❧
森林の大陸にて……
人里離れした場所にポツンと建つ、白塗りの壁の一軒家からアラームの音が聞こえる
pipipipi……
朝……6時……
ベットの傍でなるアラーム。
「……ん……」
すっと目が覚める家の主……
カチッ……
アラームを止める音がする。
モゾっと1人の男性がベットの上……布団の中で起き上がる。
部屋のカーテンを開けると日が入る。
「んん〜!!」
男は背伸びをする。
「6時か……起きるか……」
男……そう……ブレイドはベットから降りると顔を洗い、いつも通り歯を磨き、朝食をとった。
そんな準備をしてたら6時半……
ブレイド「次の依頼は9時からか……まだ時間があるな。と、その前に……」
ブレイドはこの世界の電子機器であるエレスマを持ち、手帳を開いた。
ブレイド「えっと……あ、この人前も利用してくれた人だ……○月✕日に畑の仕事を手伝ってくださいか……この日は空いてるな。」
ブレイドは手帳を使いながら日付を確認し、依頼者との予定を合わせる。
ブレイドは素早く文字をうつ。
ブレイド「いいですよっと……結構埋まってるな……」
ブレイドは自分のホームページにその依頼を打ち込む。
ブレイド「……この日は……遺跡の調査員の見張りか……スフィア持っていかないとな……」
ブレイドは手帳を見ながらいつ何があるか確認する……
ブレイド「確か今日は……9時から2時まで喫茶店の手伝いか……ここからは1時間半かかるな……もうそろそろ行くか。」
時刻は7時……早めの行動は大切だ。
ブレイドは仕事の資料、筆記用具等々をカバンにつめ、家を出た。
1時間半後……
ブレイド「ここか……」
ブレイドは喫茶店のドアを開ける。
喫茶店はまだやっていない。
カランカランと音がする。
ブレイド「こんにちは。こちらウッドウィンドウの経営者ブレイドです。」
すると若い男性がこちらへ来た。
男性「は、初めまして……今日はよろしくお願いします……」
ブレイド「よろしくお願い致します。」
男性は一礼するとブレイドも一礼をする。
ブレイド「今回は喫茶店の手伝いという形ですね。」
男性「は、はい。ではこちらにお着替えください。」
男性はブレイドに喫茶店の制服を渡す。
ブレイド「これに着替えればいいですね。分かりました。」
早速ブレイドは着替えた。
ブレイドは着替えると仕事の内容を確認した。
今日やるのは接客らしい。
ブレイド「なるほど……よし……」
カランカランと音がなる。
ブレイド「いらっしゃいま……」
ムサシ「ブレイドか。何やってるんだ?」
ムサシ……彼はブレイドの師でありブレイドの武器を託した戦士だった。
ブレイド「仕事です。あ、席案内しますね。」
ブレイドは手際よく席へ案内する。
ムサシ「随分としっかりしたな。ブレイド……最初会った時とは見間違えるほどにな。」
ブレイド「そうですか?」
ムサシ「あぁ……あの頃が懐かしいな……」
ブレイド「そうですよね……こちらがメニューとなります。ご注文が決まりましたら呼んでください。」
ブレイドはササッとメニュー表を渡した。
カランカランとまたなる。
ブレイドは音のした方へ急いで行った。
ムサシ「本当に成長したな……」
しみじみと思うムサシであった。
そんな慌ただしい中……
終了の2時を迎えた。
喫茶店も2時間閉まるということでこの時間に設定してもらったのだ。
店の片付けも終わり、この仕事が終わったブレイド。
男性はブレイドに声をかける。
男性「今日はありがとうございます。おかげで助かりました。」
ブレイド「いえ、これも仕事なので……」
男性「でも助かりました……あの……また利用してもいいですか?」
ブレイド「はい。こちらでスケジュールを合わせるのであなたが手伝ってほしい時に使ってください。」
男性「ありがとうございます!!あ、あの。代金の方は……」
ブレイド「そうですね……代金は……」
ブレイドと男性は今回の報酬の話をした。
これは仕事なので男性はブレイドにお金を渡した。
ブレイド「今日はお疲れ様です。またのご利用待ってます。」
男性「ありがとうございました。また利用します!」
そう……ブレイドの仕事はしっかりとしているので評判がよく、リピーターが増える一方だ。そのためスケジュールを考えるのが大変らしい。
ブレイドは店を出た。
昼はすぎていた……なので……
ブレイド「お腹空いたな……」
ブレイドは時間をみると……2時をすぎていた。お昼にしては遅すぎる。そう思ったが……
ブレイド「次はスカアハか……」
実はスカアハも利用者の1人。
元々はブレイドの何でも屋で知り合いブレイドのエレメントの事情を知っている人だ。
ブレイド「4時から8時までスカアハの助手か……って言ってもだいたい片付けとかだが……まだ2時間くらいある。何か食べるか……」
ブレイドは辺りを探してみると……
「ブレイド!!」
ある女性が声をかけてきた。
ブレイド「ミリアム!!どうしたんだ?」
ミリアム「ちょうどここのモンスターの討伐が済んだところよ。それよりお腹空いてない?」
ブレイド「空いたよ。朝から何も食べてない。」
ミリアム「ちょっとなんで?!」
ブレイド「喫茶店の手伝い。仕事だから仕方ないだろ?」
ミリアム「そしてこのあとも仕事がある。でしょ?」
ミリアムはそうでしょ。と言わんばかりにウインクをする。
ブレイド「大正解。スカアハの助手だ。」
ミリアム「へぇ〜。」
ブレイドはミリアムが持っているカバンに目がいく。
その中から何かいい匂いがする。
ミリアム「?どうしたの?」
ブレイド「いや。いい匂いがするなって思っただけ。」
ミリアム「……ブレイドって食い時張ってるよね。まぁ、朝から食べてないっぽいし……こっちよ。」
ブレイドとミリアムはどこかへ向かった。
向かった先は公園だった。
公園のベンチに座るとミリアムがカバンから……箱を出す。
ミリアム「どう?弁当ほしい?」
ブレイド「おぉ?!ミリアムの弁当!!ほしい!!」
中を開けるとサンドイッチや、唐揚げなど色とりどりのおかずがあった。
ブレイド「美味そ!!」
ミリアム「本当は暗黒騎士達のみんなと食べたかったんだけどみんな用事があるって……ブレイド食べれる?」
ミリアムが話している途中でブレイドはミリアムのおかずを食べていた。
ブレイド「あぁ。食べれるよ。」
ミリアム「ブレイド……せめて話している時は待ってほしかった。」
ブレイド「あ、ごめん。」
ミリアム「いいわよ。食べましょ。」
ミリアムも自分で作ったおかずを食べ始める。
ブレイド「この玉子焼きも美味いな……あ、この鯖の塩焼きも……」
ブレイドはミリアムの絶品おかずを頬張っていた。
ミリアム「やっぱり褒めてもらうと作りがいがあるよね。」
ブレイド「美味しいのは事実だろ?」
ミリアム「ブレイドもある程度料理は出来るんじゃない?」
ブレイド「ミリアムには絶対勝てない。」
ミリアム「さ、さすがに褒めすぎじゃない……ほら、早くしないと時間来ちゃうよ。」
ミリアムは照れていた。
ブレイド「そうだな……ってあと1時間半したらスカアハの仕事だな。よし、あと30分で食べるか。」
ブレイドは急いで食べたが……
ブレイド「?!」
ブレイドは何か詰まったようだ。
必死に胸の辺りを叩く。
ミリアム「もう〜急いで食べるからそうなるでしょ!!はい。お茶!」
ブレイドはすぐさまお茶を受け取り流し込む。
ブレイド「はぁ〜ありがとな。」
ミリアム「驚かさないでよ。もっとゆっくり食べなさい。」
ブレイド「はい。」
ブレイドとミリアムはお弁当を食べ進めたのであった。
ブレイド「ご馳走様でした……美味しかった〜」
ミリアム「喜んでもらえてよかった。」
ブレイド「ミリアムが良ければまたミリアムの料理が食べたいが……」
ブレイドは控え気味に言った。
ミリアム「作るわよ。ブレイドの反応見るの楽しいし。」
ブレイド「そうか!!ほんとにありがとな!!」
ミリアム「それぐらいどうってことはないわ。それより時間は大丈夫なの?」
ブレイド「時間?あ……」
時刻は3時15分……
ブレイド「やべぇ!!行ってくる!!」
ミリアム「気をつけてね!!」
ブレイドは猛ダッシュでスカアハの家へ行った。
ミリアム「もう……いつまで経っても抜けてるところがあるんだから……でも昔より明るくなったからいいか。」
3時58分
ブレイドは勢いよくスカアハのドアを開けた。
ブレイド「だぁ!!ゼェゼェ……」
スカアハ「ブレイド。珍しいなこんなにギリギリなのは初めてだ。」
ブレイド「ミリアムの絶品料理で時間忘れてたよ。」
スカアハ「夫婦か。」
ブレイド「ち、違うって!!俺とミリアムは幼馴染だ!!」
スカアハ「そうか。なら手伝ってほしい……」
ブレイド「何をですか?」
スカアハ「なぜ敬語なんだ?」
ブレイド「仕事なので……」
スカアハ「君と私の仲だ。敬語は使わなくていいだろ?君も敬語よりさっきの話し方の方があう。」
ブレイド「そこを否定されるとはな……」
スカアハ「いいだろ?」
ブレイド「いいがな。」
スカアハ「さて話を戻すぞ。ここの整理をして欲しい。」
スカアハが指を指した場所は……
本などでぐちゃぐちゃで机の原型が取れてない場所だった。
スカアハ「もちろん私も手伝う。」
ブレイド「一応聞こう。なぜこうなった?」
スカアハ「エレメントの資料が重なって重なって……あとは察してくれ。」
ブレイド「あそこにエレメントはないよな?」
スカアハ「……分からない……」
ブレイド「あったら途中で中断するかもしれない。」
スカアハ「そこはいいよ。」
ブレイド達はそこを片付けをした。
スカアハ「ホコリがすごいな。」
スカアハは自分の散らかした場所に驚愕していた。ブレイド「普段から片付けてるのか?」
スカアハ「いや全く。」
ブレイド「少しは片付けてくれ。」
スカアハ「片付けるがだんだん物が増えていくんだ。不思議なことにな。」
ブレイド「また資料じゃないか?」
スカアハ「そうだが?」
ブレイド「まじか……」
ブレイドがその資料を手際よく片付けていく。
ブレイド「これはいるやつか?」
スカアハ「これは……いるな。」
ブレイド「じゃあこれは?」
スカアハ「いるな。」
ブレイド「……これも……」
スカアハ「いるな。」
ブレイドはスカアハが片付けれない原因がわかった。
彼女は捨てれない性格だということを……
ブレイド「いらないものは捨てた方がいいぞ。そっちの方がスッキリする。あと、物は元あった場所に戻す。これが基本だ。」
スカアハ「詳しいんだな。」
ブレイド「ミリアムに教えてもらったからな……これは……」
ブレイドはある謎の結晶を触る。
ブレイド「これもどこかに……う……」
スカアハ「これは……ずっと探していたエレメントの結晶!!すごいな!!ブレイド!!……ブレイド?」
ブレイドは口を抑えていた。
スカアハ「トイレ行けるか?!」
ブレイド「行けるから……ちょっと……行ってくる……」
ブレイドはすぐさまトイレに向かった。
スカアハはこれを気にしっかりと片付けと誓った。
数分後……
ブレイド「はぁ……」
スカアハ「すまんな。仕事とはいえ、エレメントを押し付けることになるとは……そうだ。ちょっと待ってろ。」
スカアハは魔法陣を展開。ブレイドを包むように風が纏う。
ブレイド「……体が軽いな。」
スカアハ「これは体内にあるエレメントを除去する魔法だ。」
ブレイド「すごく便利だな。」
スカアハ「気分はどうだ?」
ブレイド「すごく良くなったよ。ありがとう……」
スカアハ「良かった。ブレイドは紙類や本類を片付けくれ。」
ブレイド「わかった。」
ブレイド達はせっせと片付け……
時刻は8時……
スカアハ「終わったな……」
ブレイド「……疲れた〜」
すっかり綺麗になった部屋。
見ていると気持ちよかった。
スカアハ「お疲れ様。」
ブレイド「スカアハこそおつかれ。」
スカアハ「……これが今日の報酬だな。」
多分忘れていたと思うので説明しよう……
これはブレイドの仕事だ。
ブレイド「あぁ……ありがとう……こんなに貰っていいのか?」
スカアハ「いいに決まっている。良く働いてくれたからな。」
ブレイド「そうか。じゃあ俺は帰るからな。また利用してくれよ?」
ブレイドはそういうとスカアハの家を出た。
スカアハ「お前らしいな……ブレイド……」
午後9時……
ブレイドは自分の家に帰宅した。
ブレイド「疲れた……」
ブレイドは自分の椅子に座り込んだ。
ギュルルル……
ブレイド「まずはご飯が先か……」
ブレイドはキッチンに立ち、簡単な料理を作る。
数十分後……
ブレイド「野菜炒めができたな。いただきます。」
ブレイドは野菜炒めを口にする。
味は悪くないがミリアムの料理のほうがどんなに美味しいかと実感する。
ブレイド「ご馳走様でした。」
ブレイドは直ぐに食べた食器類を洗う。
洗ったあと、ブレイドは机に向かい今回の報酬を確認していた。
ブレイド「……結構貰ったな……」
次は予定……
ブレイド「明日は……モンスターの討伐か……大変だな……スフィアを確かめるか……それと……子供預かり所の手伝いか……ミリアムとか好きそうだな……」
ブレイドはそんなことを確認していた……
確認し終わったあとお風呂に入り、寝る準備をした。
いや、寝る前に日記を書いた。
これはミリアムに教えてもらったことでまた記憶を無くすことも有り得るので日記に書いておくといいので日記を書いている。
ブレイド「えっと……今日は6時に起きて、喫茶店の手伝いした。喫茶店の手伝いしている途中にムサシに会った。手伝いが終わったあとミリアムに会い、一緒に弁当を食べた。その後ギリギリでスカアハの部屋の片付けをした。エレメントに触れてしまったがスカアハの魔法てエレメントを除去できた。凄かった……それぐらいだな。」
簡単にまとめたあとブレイドは外をみた。
空にはたくさんの星が輝いていた。
その星は世界を優しく包むように輝いていた。
ブレイドはその星をずっと見ていた。
このあと何かあるかを知らずに……
❦ℯꫛᎴ❧
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