第七章
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八番地区に到着。
「ふぅ…。着いちゃった」
伝令神機で尾田とのメッセージ画面を表示し、住所と地図を再度確認。
「ここだよな」
よいしょとしゃがむ、その場所は、目的地の屋根の上。不機嫌そうに頬杖をついていると、下の通りから話しかけられた。
「おーい。お前、だよな?」
彼を待っていたその人物は、彼が普通に歩いてくると思い、道に出ていたのだが、上から気配がしたため、疑いの表情を浮かべながら、屋根の上を見上げていた。
「尾田…」すっくと立ち上がる。仁王立ちだ。「おうよ❗️木之本様のお出ましだ❗️」ぴょんっと飛び降りて、尾田のもとへ。「ジャジャーンッ‼️😆」
手脚を大きく広げて、全身よく見えるようにジャジャーン♪を、引きつった顔で見下ろす尾田。
「低っ」
「あ‼️⁉️💢」
「いやッ、身長じゃねーよ。声だよ、声。背は前から」
ドゥクシッ💥
「痛ッ‼️」
つま先をドュクシッと踏んづけた。
「来てやったぞ😤」
「あぁ、そうだな」
踏まれたつま先を震える手でさするため、尾田は屈んでいた。目線の高さは逆転。
「で?遠かったろ」
「おぉ。これは通えねぇーな」
かわいそうなので、踏んづけてやったつま先に魔法をかけて、痛いの痛いの飛んでいけをしてやろうと、なつみはしゃがみこんだ。
「よっと。お前、良いとこ住んでんな」
「お前と違って出世してっからな。それより、普通、ここの通りを歩いて来るもんだろうが。上から来んなよ」
「ふ、ぼくが迷子になりがちなの知ってるだろ?上からまっすぐ来た方が、近道なの。それに、お前は頭が高いから、ああやって見下ろさないとな😁」
ニッと笑った顔は、確かに見覚えがある。
「あーそー。もう痛くねぇよ。サンキュ。てか、お前の仕業だけど」
2人は立ち上がった。
「部屋行こうぜ。話、じっくり聞かせろよ」
「うん」
玄関へ移動し始めようとした、その時。
「なつみちゃーーーーーーーーんッ💞💞💞」💨💨💨………
変わった音のする疾風が、通りを駆け抜けていった。なつみと尾田が、何事かと振り返り、様子を伺っていると……。ピンクの風が戻ってきた。
「尾田くん!なつみちゃん見なかったかい!この辺にいる気がしたんだけど」
「木之本なら」
「ちょっと‼️」
尾田の返事を遮って、風のように現れた八番隊隊長、京楽春水はなつみの顔面アロハ㎝ほどの距離で、まじまじと彼を見つめた。
「もしかしてこの子…、なつみちゃん?」
なつみは顎に力が入って、何も喋れないでいた。さすが京楽。なつみのことなら、瞬時に何でもお見通し。これが自称、恋仲。
「の弟くん‼️⁉️」
とまでは、いかなかった。
「は❓」(は❓)
尾田もなつみも、驚きすぎて、逆に瞼が半分降りてきた。
「絶対そうでしょ‼️霊圧がなつみちゃんのとそっくりだもん。キミがいたから、ボク間違っちゃったんだね。いやー、騙されたよ〜」
本当に勝手に騙されている。
「顔もそっくり。瞳の色が同じじゃない?ほっぺはぷにぷにが足りないけど、ホクロの位置が、ほら、何て言ったっけ、よくわかんない言い方して自慢してたんだけど」
「「宮本浩次とシンメトリー」」
「それ‼️」
口元と目元のホクロのこと。
「一緒だよ。なつみちゃんが男の子になったら、こんな感じだって」
それは正解。
「でも、兄弟がいるなんて、言ってたっけ?ま、いっか。おや、それ、斬魄刀じゃないか。ってことは、キミも死神かい?何番隊所属?ボクはね、キミのお姉さんともっともっとお近づきになりたいんだよ〜。だから、キミとも仲良くなりたいな。普段、男の子なんか興味無いけど、なつみちゃんの弟くんとなれば、話は別だよ。よろしくね〜。ボクのことは『お兄さん』と呼んでもらってもかまわないよ🥴」
なつみの肩に腕を回して、フランクな頭なでなで。
「お名前、何ていうの?」
しかし答えたのは尾田だった。
「そいつ、木之本の兄弟じゃないですよ」
「え⁉︎違うの?こんなに似てるのに。他人の空似かい?すごいね」
ちょっと離れて、なつみの全身をよーく見てみた。
見られてるなつみは困ったように尾田を見上げ、尾田もなつみを見、目配せ。
(お前が言うか?)
(お前が言ってよぉ💦)
(覚悟してたんじゃねぇのかよ💧)
(本人前にしたら、やっぱりムリぃ😫‼️)
ということで。
「隊長、そいつ、木之本本人です」
なつみは、どんな反応が返ってくるのか、不安そうに成り行きを見つめる。
「は…?」
尾田の発言に京楽は信じられないご様子。上唇の右側だけ上げての、「は?」。
「いやいやいや、冗談よしてよ。これ男の子じゃん。なつみちゃんは、かわいいかわいい女の子。似てても全然違うから。まったく、エイプリルフールには早すぎるよ?ボクをからかわないで」
やれやれと肩をすくめる。
「嘘じゃないですよ。な」
もう、逃げられないようだ。臆病をゴクッと飲み込んで、一歩前へ。
「ぼくっ、木之本なつみです。お、男になりました‼️」
パッと世界を明るく照らすような、スパークリングな大カミングアウトを、世界一大好きな人に伝え、聞いてもらった。なつみは、このたった一言でドキドキに襲われ、息が上がってしまう。
こんな潤んだ瞳に一生懸命見つめられたら、誰だってキュンとくるものだ。
だから京楽はなつみを引き寄せて、思い切り力強く抱きしめた。
(京楽隊長ッ…)
彼もこの性転換に喜んでくれていると思えたなつみ。嬉しくて抱きしめ返そうと、京楽の背に腕を回そうと伸ばした。その目には怯えからではなく、膨らんだ幸せに押し上げられて込み上げてきた涙が。
がしかし、それは単なる勘違いに過ぎなかった。
なつみの手が京楽の背に触る前に、京楽は素早く離れてしまった。
「あ…、あ…」
幅は狭いものの、一歩ずつ確実になつみから距離を置いていく。
「そんな…」
それはまるで、この世に存在してはならない物を見てしまったかのような目で。
「ば…」
なつみの涙は瞼から外気に触れた途端に乾き、流れることはなかった。
「バカなのか⁉︎キミ‼︎」
でも大丈夫。こちらこそ、期待した反応なのだから。
「うっうぅ」
想定内の反応。ここに来るまでに、いや、それよりもはるか前から、なつみはどう言って京楽を納得させ、黙らせるか、考えていた。紙にも書いて、自分の仕事部屋で誰も見てないところで、堂々と指をさして、「これが、ほんとの、ぼくなんです」の決め台詞の練習までしていた。
「うぅうぅう」
なのに。
「くうふぅう」
実際に、目の前で繰り広げられると、ひとつも台詞が口から出ない。喉までは登っていた。なのに、泣かないの約束のために、出そうなものは引っ込めないといけない。何も吐き出せない。何も。
「キミは、ボクのことが好きなんじゃないの。ボクの恋愛対象は女の子。男になったら、興味無くなるの。失せちゃうの!どうしてこんなことしたの」
「な、なりたかった、からです」
絞り出た。なんとか。
「すぐに元の姿に戻って。おっぱいが無くなってるけど、手術じゃないね、それ。薬?声も低くして。かわいいなつみちゃんが、台無しじゃないか!ご丁寧に、チンコまでぶら下げちゃって!そんなにボクに嫌われたい?ボク、キミの機嫌損ねるようなことした?ボクを怒らせたいなら大成功だよ。こんな気持ち悪い身体、ボクはいらない。ボクが欲しいのは、女の子のなつみちゃんなの!何の悪ふざけか知らないけど、すっごいムカつく」
京楽はなつみの手を掴んだ。
「涅隊長の仕業だよね。一緒に行くよ!女の子に戻してもらうから、ついてきて」
十二番隊舎方面へ、思い切り引っ張って歩き出そうとした。
だが、グッと握る手に力が入り、全力で振り払われた。
「なッ…⁉︎なつみちゃん、そんな態度して良いと思ってんの」
振った腕はまだ上がっていた。震える拳を握りながら。男前のメンチが京楽を捉える。悲しいを通り越して、もう悔しくなっていた。
「どうしてそんな酷い言い方できるんすかッ‼︎‼︎」
「何だって」
「あんたの理想なんか知るかよ‼︎‼︎京楽隊長だって知ってくださってると思ってましたよ。あの身体でいたくないこと。ぼくは夢を叶えて、ようやく男の身体になったんです。ぼくの夢を、気持ち悪いだなんて、言わないでください‼︎‼︎ぼくの夢をバカにしないでください‼︎‼︎」
堰を切った。もう止まらない。
「ぼくは、あんたの機嫌取るために女でいたわけじゃない。生まれてきたら女だったから、我慢してただけなんすよ。京楽隊長に好かれたいからじゃない!だいたい、ぼくは京楽隊長に死神として憧れてるだけだって、言ったじゃないですか。勘違い、やめてくださいよ。本当を見ずに、勝手に否定すんの、やめてください‼︎‼︎」
この文句を、京楽は聞き逃すまいと腕組みをして、しかと受けていた。
「市丸隊長は、ぼくの性転換を受け入れてくださいました。ぼくの隊長からお許しが出てるんです。ぼくは、このままでいますよ。京楽隊長は、他所の隊の方です。あなたに、ぼくのやり方をとやかく言われる筋合いは、無いんですよ。ぼくはこれから、男として生きていくんです‼︎よく覚えといてください‼︎‼︎」
決まった……。
ハタから見ている尾田は、なつみから京楽へ、京楽からなつみへと視線を往復させていた。
(どうすんだよ、これぇ…。どうなっちまうんだよ💦)
尾田としては、京楽の反応は予測済みだった。そして、違ったのはなつみの返しだった。てっきり、京楽の説教に打ちのめされて、大泣きすると思っていたのに。大泣きだったら、事は容易い。なつみを庇って、慰めて、とりあえず自分の部屋に逃げれば良い。なのになつみときたら、果敢にも、京楽と同等の精力で言い返してしまった。もう尾田では、どうすることもできない。
(ヤバい。女ならまだしも、木之本は男になっちまった。隊長を怒らせたんだ。殺されるかもしれねぇ。そんなことは、何としても食い止めねぇと)
念のために、尾田は斬魄刀に手をそっとかけた。相手は隊長だが、彼は仲間を見捨てたりしない。なつみの味方なのだ。
(事実確認だけで終わると思ったのによ)
そう、うまくいかないものだった。
だがそれは幸い、行き過ぎた心配だった。京楽は苛立ちを鼻息でフンッと押し出してから、なつみを自分の視界から外した。そして尾田に語りかける。
「あーあ、ボク、失恋しちゃったよー。好きな女の子がね、ある日突然男になっちゃったの。こんなフラれ方ある?あり得ないよねー。夢であって欲しいけど、現実らしいんだ」
すごく嫌味なトーン。
「新しい恋を探さなきゃな〜。次の春が楽しみだね、尾田くん!かわいい子が来ると良いな。そうだ!これからスカウト頑張ろ〜っと。ボクの期待を裏切らない、素直な子ね」
「隊長…」
「キミは良いよ。お友達枠なんだから、性別なんて関係無い。でもね、ボクは違うんだよ。男女の関係じゃなきゃイヤなの。ボクは男。彼女は女の子じゃなきゃヤダ。恋愛の基本だろ?そんなの。そんなこともわからない、自分勝手な子となんか、付き合えるわけないよ。あーあ、ガッカリ」
上げた腕を頭の後ろで組んで、ちょっと視線を持ち上げる。なつみの頭の先すら見えない高さだ。
「そんじゃ、尾田くん、邪魔したね。ボクは帰るよ。また明日ね」
腕の下ろす速さで、怒っているのがよく見える。隊舎方面へ身体を向けると、最後の捨て台詞を残した。肩越しに、ギッと睨む視線をなつみに刺して。
「さようなら、木之本くん。元気でね」
ザッと地面を蹴り、京楽は姿を消した。
その場に残されたなつみと尾田は、各々の思いに覆い尽くされ、しばらく動けないでいた。やっと開いたなつみの口から発せられたのは。
「く、くっそムカつくーーーーーーーーッ‼️‼️‼️何っだアレーーーーーーーーッ‼️‼️‼️💢」
だった。
「お、抑えろっ、木之本💦」
尾田は、近所迷惑と京楽に聞かれてしまうのではという心配から、暴れるなつみを四苦八苦して自分の部屋に連れ込んでいった。
「降ろせ、尾田‼️あんな好き勝手言われて、オレが黙って泣き寝入りかよ‼️そんなん許して、たまっかーッ‼️オレのターンが残ってただろーがァッ‼️言い逃げだ、あんなん‼️卑怯者ーッ‼️女好きーッ‼️バッキャローッ‼️」
本人を前にしてこれを言われたら、大変な事になっていただろうが、本人がいないからこそ、言えた文句なのだろう。
「あぁ…、俺も幻滅したかも。言い過ぎだ、ありゃ」
敬愛する者の知りたくなかった一面を見てしまった。
肩に担いだなつみの位置を、ポンッと上げ直して言った。
「今夜、作戦会議すっぞ」
「おう‼️」
部屋に入った2人は、ポチポチと招集メッセージ送信と飲み屋検索をした。その顔はさながら仁王像。
「フンヌーッ💢」
「フシャーッ💢」
その夜は、なつみと尾田から一大事だと騒がれたため、7人全員が揃うこととなった。
「マッジで、信じらんなかったぜ、あの隊長の態度‼︎」
「そうかそうか、まぁまぁ、とりあえず飲んで落ち着けって」
「吐きたいことあったら、この場で全部言っとけ。こんだけ遠い店だ、陰口したって大丈夫だろ」
「木之本が可哀想だ。自己中なのは、隊長の方だっつの😭」
「尾田が泣くなよ💧」
「なつみはよく泣かなかったね」
「ムカつきすぎて、それどころじゃなかった」
「正直、今の聞いてっと、京楽隊長が酷かったのはわかるけど、お前だってコソコソやってたのが悪かったんだぞ。相談してりゃーさぁ」
「やるなって止められただろ。そんなんご免だ。これはぼくの人生なんだぞ。ぼくの生き方に指図されてたまっか。周りが勝手にショック受けてるだけなんだよ。ぼくは前から宣言してたのに」
「そーだけど」
「今は、木之本も、美沙ちゃんも、京楽隊長も、ついでに何故か尾田も、頭に血が上ってんだ。時間が経って、冷静になりゃ、お互いが何でそんなに怒らなきゃならなかったのか、原因が見えてくんじゃねぇの?」
「「ムゥッ💢」」
「でもさ、『気持ち悪い』は酷いよな」
「そうだな」
「木之本が女だって知ってりゃ、今までと違うから、違和感が最初はあるけど、こうして普通に喋れば、全然変わってねぇーもんな。避けるほどじゃねぇって」
「クソチビはクソチビのままだ」
「あんだとコラァ💢」
「俺らの関係は何も変わんねぇー」
「李空…」
「若干腹立つが、京楽隊長の言う通り。俺らにとって性別はどうでもいいことだ。どうせ、女とも男とも思ってねぇんだからな。木之本は木之本。クソチビに変わりはねぇ」
「フォローしてんのか、バカにしてんのか、どっちだ、コノヤロォー」
「わかったわかった!李空が言いたいのは、お前に何があっても、お前の居場所は俺らのとこにあるってことな😄」
「言ってねぇけど」
「良いの良いの。そういうことにしとけって〜、この照れ屋さん」
「……」
「でもな〜、やっぱ、俺らとしても、木之本にムカついてるとこはあるんだぞ?」
「何だよ」
ビシッと顔面を指さされる。
「イケメンすぎ」
「顔整いすぎ」
「絶対ぇ、俺らよりモテる」
「その点について言えば、一緒にいてくれるな!って思う」
「酷ぇな、オイッ‼️」
「だって、よく見ろ、木之本」
ハルがなつみの視線を誘導するために、グイーッと彼の首を左から右へ回す。
「女の子たちがヒソヒソ話して、お前を見てんだよ!俺たちじゃねぇ。お前を見てだ!」
「性転換して、それで変な目で見られてるだけじゃねぇのか…?」
「なにお前、自分有名人宣言してんの。こんなとこに、お前の事情知ってる人がいるか!」
「う…、確かに」
昨日から気になっていた周りからの視線を、悲観的に捉えていたなつみは、自分の考えを改めた。そして、なんとなく女の子たちに手を振ってみる。
「キャーッ💓」
「エヘッ」
黄色い声が返ってきて、まんざらでもないなつみ。
「ぼく、モテんじゃん」
「「「「「「知ってる」」」」」」
「気分良いや〜。こんなの初めて。もう京楽隊長なんか知らない!ぼくはこの道で行くぞ。強い男になって、女の子を守るんだ!最高じゃ!」
ジョッキのお茶をグビッとひと口。プハッと掲げて声高らかに。
「絶好調じゃ、バッキャロー‼️‼️ビバ、男子ぃーッ‼️‼️」
そして小躍り。
「恥ずかしいから、やめろよ😅」
「変わんない。ほんと変わんない、こういうとこ」
「外見こんだけ変わってんだから、中身もちったぁ変わってろよ」
「うるせぃ❗️恥ずかしいついでに、恥ずかしい質問いっこさせろぅ」
「何だよ」
「オススメのパンツ教えてくれ。何が良いんだか、さっぱりわからんのじゃ。ボクサーだの、トランクスだの、ブリーフだの、フンドシだの」
お友だち、絶句。
「おちんちんは右にいるのが正解か、左にいるのが正解か、どっちなんだよ⁉️」
「知るか、ボケェ‼️‼️1個つって、2個目に入るな‼️‼️💢」
「オレに男の身体を教えてくれーッ‼️」
「変な言い方すんじゃねぇ💢」
「お前らしか、こんなこと相談できねぇーんだよ‼️」
なつみからやっと届いたSOSは、下ネタでした。
「後で教えてやっから、その下品な口閉じてろ‼️💢」
「なんだよ、その言い方❗️こっちは大真面目だぞ‼️」
「あそこのグループ、イケメン集団でいい感じなのに、何?下ネタ話してんの?」
「やだー。やっぱ男ね。アホだわ」
「場所考えなさいよってね」
悪意無くも、今回のTPOにおいては罪深いお問合せでした。
「ピッタリとプラプラ、どっちが良いんだ。それだけでも‼️」
「ふぅ…。着いちゃった」
伝令神機で尾田とのメッセージ画面を表示し、住所と地図を再度確認。
「ここだよな」
よいしょとしゃがむ、その場所は、目的地の屋根の上。不機嫌そうに頬杖をついていると、下の通りから話しかけられた。
「おーい。お前、だよな?」
彼を待っていたその人物は、彼が普通に歩いてくると思い、道に出ていたのだが、上から気配がしたため、疑いの表情を浮かべながら、屋根の上を見上げていた。
「尾田…」すっくと立ち上がる。仁王立ちだ。「おうよ❗️木之本様のお出ましだ❗️」ぴょんっと飛び降りて、尾田のもとへ。「ジャジャーンッ‼️😆」
手脚を大きく広げて、全身よく見えるようにジャジャーン♪を、引きつった顔で見下ろす尾田。
「低っ」
「あ‼️⁉️💢」
「いやッ、身長じゃねーよ。声だよ、声。背は前から」
ドゥクシッ💥
「痛ッ‼️」
つま先をドュクシッと踏んづけた。
「来てやったぞ😤」
「あぁ、そうだな」
踏まれたつま先を震える手でさするため、尾田は屈んでいた。目線の高さは逆転。
「で?遠かったろ」
「おぉ。これは通えねぇーな」
かわいそうなので、踏んづけてやったつま先に魔法をかけて、痛いの痛いの飛んでいけをしてやろうと、なつみはしゃがみこんだ。
「よっと。お前、良いとこ住んでんな」
「お前と違って出世してっからな。それより、普通、ここの通りを歩いて来るもんだろうが。上から来んなよ」
「ふ、ぼくが迷子になりがちなの知ってるだろ?上からまっすぐ来た方が、近道なの。それに、お前は頭が高いから、ああやって見下ろさないとな😁」
ニッと笑った顔は、確かに見覚えがある。
「あーそー。もう痛くねぇよ。サンキュ。てか、お前の仕業だけど」
2人は立ち上がった。
「部屋行こうぜ。話、じっくり聞かせろよ」
「うん」
玄関へ移動し始めようとした、その時。
「なつみちゃーーーーーーーーんッ💞💞💞」💨💨💨………
変わった音のする疾風が、通りを駆け抜けていった。なつみと尾田が、何事かと振り返り、様子を伺っていると……。ピンクの風が戻ってきた。
「尾田くん!なつみちゃん見なかったかい!この辺にいる気がしたんだけど」
「木之本なら」
「ちょっと‼️」
尾田の返事を遮って、風のように現れた八番隊隊長、京楽春水はなつみの顔面アロハ㎝ほどの距離で、まじまじと彼を見つめた。
「もしかしてこの子…、なつみちゃん?」
なつみは顎に力が入って、何も喋れないでいた。さすが京楽。なつみのことなら、瞬時に何でもお見通し。これが自称、恋仲。
「の弟くん‼️⁉️」
とまでは、いかなかった。
「は❓」(は❓)
尾田もなつみも、驚きすぎて、逆に瞼が半分降りてきた。
「絶対そうでしょ‼️霊圧がなつみちゃんのとそっくりだもん。キミがいたから、ボク間違っちゃったんだね。いやー、騙されたよ〜」
本当に勝手に騙されている。
「顔もそっくり。瞳の色が同じじゃない?ほっぺはぷにぷにが足りないけど、ホクロの位置が、ほら、何て言ったっけ、よくわかんない言い方して自慢してたんだけど」
「「宮本浩次とシンメトリー」」
「それ‼️」
口元と目元のホクロのこと。
「一緒だよ。なつみちゃんが男の子になったら、こんな感じだって」
それは正解。
「でも、兄弟がいるなんて、言ってたっけ?ま、いっか。おや、それ、斬魄刀じゃないか。ってことは、キミも死神かい?何番隊所属?ボクはね、キミのお姉さんともっともっとお近づきになりたいんだよ〜。だから、キミとも仲良くなりたいな。普段、男の子なんか興味無いけど、なつみちゃんの弟くんとなれば、話は別だよ。よろしくね〜。ボクのことは『お兄さん』と呼んでもらってもかまわないよ🥴」
なつみの肩に腕を回して、フランクな頭なでなで。
「お名前、何ていうの?」
しかし答えたのは尾田だった。
「そいつ、木之本の兄弟じゃないですよ」
「え⁉︎違うの?こんなに似てるのに。他人の空似かい?すごいね」
ちょっと離れて、なつみの全身をよーく見てみた。
見られてるなつみは困ったように尾田を見上げ、尾田もなつみを見、目配せ。
(お前が言うか?)
(お前が言ってよぉ💦)
(覚悟してたんじゃねぇのかよ💧)
(本人前にしたら、やっぱりムリぃ😫‼️)
ということで。
「隊長、そいつ、木之本本人です」
なつみは、どんな反応が返ってくるのか、不安そうに成り行きを見つめる。
「は…?」
尾田の発言に京楽は信じられないご様子。上唇の右側だけ上げての、「は?」。
「いやいやいや、冗談よしてよ。これ男の子じゃん。なつみちゃんは、かわいいかわいい女の子。似てても全然違うから。まったく、エイプリルフールには早すぎるよ?ボクをからかわないで」
やれやれと肩をすくめる。
「嘘じゃないですよ。な」
もう、逃げられないようだ。臆病をゴクッと飲み込んで、一歩前へ。
「ぼくっ、木之本なつみです。お、男になりました‼️」
パッと世界を明るく照らすような、スパークリングな大カミングアウトを、世界一大好きな人に伝え、聞いてもらった。なつみは、このたった一言でドキドキに襲われ、息が上がってしまう。
こんな潤んだ瞳に一生懸命見つめられたら、誰だってキュンとくるものだ。
だから京楽はなつみを引き寄せて、思い切り力強く抱きしめた。
(京楽隊長ッ…)
彼もこの性転換に喜んでくれていると思えたなつみ。嬉しくて抱きしめ返そうと、京楽の背に腕を回そうと伸ばした。その目には怯えからではなく、膨らんだ幸せに押し上げられて込み上げてきた涙が。
がしかし、それは単なる勘違いに過ぎなかった。
なつみの手が京楽の背に触る前に、京楽は素早く離れてしまった。
「あ…、あ…」
幅は狭いものの、一歩ずつ確実になつみから距離を置いていく。
「そんな…」
それはまるで、この世に存在してはならない物を見てしまったかのような目で。
「ば…」
なつみの涙は瞼から外気に触れた途端に乾き、流れることはなかった。
「バカなのか⁉︎キミ‼︎」
でも大丈夫。こちらこそ、期待した反応なのだから。
「うっうぅ」
想定内の反応。ここに来るまでに、いや、それよりもはるか前から、なつみはどう言って京楽を納得させ、黙らせるか、考えていた。紙にも書いて、自分の仕事部屋で誰も見てないところで、堂々と指をさして、「これが、ほんとの、ぼくなんです」の決め台詞の練習までしていた。
「うぅうぅう」
なのに。
「くうふぅう」
実際に、目の前で繰り広げられると、ひとつも台詞が口から出ない。喉までは登っていた。なのに、泣かないの約束のために、出そうなものは引っ込めないといけない。何も吐き出せない。何も。
「キミは、ボクのことが好きなんじゃないの。ボクの恋愛対象は女の子。男になったら、興味無くなるの。失せちゃうの!どうしてこんなことしたの」
「な、なりたかった、からです」
絞り出た。なんとか。
「すぐに元の姿に戻って。おっぱいが無くなってるけど、手術じゃないね、それ。薬?声も低くして。かわいいなつみちゃんが、台無しじゃないか!ご丁寧に、チンコまでぶら下げちゃって!そんなにボクに嫌われたい?ボク、キミの機嫌損ねるようなことした?ボクを怒らせたいなら大成功だよ。こんな気持ち悪い身体、ボクはいらない。ボクが欲しいのは、女の子のなつみちゃんなの!何の悪ふざけか知らないけど、すっごいムカつく」
京楽はなつみの手を掴んだ。
「涅隊長の仕業だよね。一緒に行くよ!女の子に戻してもらうから、ついてきて」
十二番隊舎方面へ、思い切り引っ張って歩き出そうとした。
だが、グッと握る手に力が入り、全力で振り払われた。
「なッ…⁉︎なつみちゃん、そんな態度して良いと思ってんの」
振った腕はまだ上がっていた。震える拳を握りながら。男前のメンチが京楽を捉える。悲しいを通り越して、もう悔しくなっていた。
「どうしてそんな酷い言い方できるんすかッ‼︎‼︎」
「何だって」
「あんたの理想なんか知るかよ‼︎‼︎京楽隊長だって知ってくださってると思ってましたよ。あの身体でいたくないこと。ぼくは夢を叶えて、ようやく男の身体になったんです。ぼくの夢を、気持ち悪いだなんて、言わないでください‼︎‼︎ぼくの夢をバカにしないでください‼︎‼︎」
堰を切った。もう止まらない。
「ぼくは、あんたの機嫌取るために女でいたわけじゃない。生まれてきたら女だったから、我慢してただけなんすよ。京楽隊長に好かれたいからじゃない!だいたい、ぼくは京楽隊長に死神として憧れてるだけだって、言ったじゃないですか。勘違い、やめてくださいよ。本当を見ずに、勝手に否定すんの、やめてください‼︎‼︎」
この文句を、京楽は聞き逃すまいと腕組みをして、しかと受けていた。
「市丸隊長は、ぼくの性転換を受け入れてくださいました。ぼくの隊長からお許しが出てるんです。ぼくは、このままでいますよ。京楽隊長は、他所の隊の方です。あなたに、ぼくのやり方をとやかく言われる筋合いは、無いんですよ。ぼくはこれから、男として生きていくんです‼︎よく覚えといてください‼︎‼︎」
決まった……。
ハタから見ている尾田は、なつみから京楽へ、京楽からなつみへと視線を往復させていた。
(どうすんだよ、これぇ…。どうなっちまうんだよ💦)
尾田としては、京楽の反応は予測済みだった。そして、違ったのはなつみの返しだった。てっきり、京楽の説教に打ちのめされて、大泣きすると思っていたのに。大泣きだったら、事は容易い。なつみを庇って、慰めて、とりあえず自分の部屋に逃げれば良い。なのになつみときたら、果敢にも、京楽と同等の精力で言い返してしまった。もう尾田では、どうすることもできない。
(ヤバい。女ならまだしも、木之本は男になっちまった。隊長を怒らせたんだ。殺されるかもしれねぇ。そんなことは、何としても食い止めねぇと)
念のために、尾田は斬魄刀に手をそっとかけた。相手は隊長だが、彼は仲間を見捨てたりしない。なつみの味方なのだ。
(事実確認だけで終わると思ったのによ)
そう、うまくいかないものだった。
だがそれは幸い、行き過ぎた心配だった。京楽は苛立ちを鼻息でフンッと押し出してから、なつみを自分の視界から外した。そして尾田に語りかける。
「あーあ、ボク、失恋しちゃったよー。好きな女の子がね、ある日突然男になっちゃったの。こんなフラれ方ある?あり得ないよねー。夢であって欲しいけど、現実らしいんだ」
すごく嫌味なトーン。
「新しい恋を探さなきゃな〜。次の春が楽しみだね、尾田くん!かわいい子が来ると良いな。そうだ!これからスカウト頑張ろ〜っと。ボクの期待を裏切らない、素直な子ね」
「隊長…」
「キミは良いよ。お友達枠なんだから、性別なんて関係無い。でもね、ボクは違うんだよ。男女の関係じゃなきゃイヤなの。ボクは男。彼女は女の子じゃなきゃヤダ。恋愛の基本だろ?そんなの。そんなこともわからない、自分勝手な子となんか、付き合えるわけないよ。あーあ、ガッカリ」
上げた腕を頭の後ろで組んで、ちょっと視線を持ち上げる。なつみの頭の先すら見えない高さだ。
「そんじゃ、尾田くん、邪魔したね。ボクは帰るよ。また明日ね」
腕の下ろす速さで、怒っているのがよく見える。隊舎方面へ身体を向けると、最後の捨て台詞を残した。肩越しに、ギッと睨む視線をなつみに刺して。
「さようなら、木之本くん。元気でね」
ザッと地面を蹴り、京楽は姿を消した。
その場に残されたなつみと尾田は、各々の思いに覆い尽くされ、しばらく動けないでいた。やっと開いたなつみの口から発せられたのは。
「く、くっそムカつくーーーーーーーーッ‼️‼️‼️何っだアレーーーーーーーーッ‼️‼️‼️💢」
だった。
「お、抑えろっ、木之本💦」
尾田は、近所迷惑と京楽に聞かれてしまうのではという心配から、暴れるなつみを四苦八苦して自分の部屋に連れ込んでいった。
「降ろせ、尾田‼️あんな好き勝手言われて、オレが黙って泣き寝入りかよ‼️そんなん許して、たまっかーッ‼️オレのターンが残ってただろーがァッ‼️言い逃げだ、あんなん‼️卑怯者ーッ‼️女好きーッ‼️バッキャローッ‼️」
本人を前にしてこれを言われたら、大変な事になっていただろうが、本人がいないからこそ、言えた文句なのだろう。
「あぁ…、俺も幻滅したかも。言い過ぎだ、ありゃ」
敬愛する者の知りたくなかった一面を見てしまった。
肩に担いだなつみの位置を、ポンッと上げ直して言った。
「今夜、作戦会議すっぞ」
「おう‼️」
部屋に入った2人は、ポチポチと招集メッセージ送信と飲み屋検索をした。その顔はさながら仁王像。
「フンヌーッ💢」
「フシャーッ💢」
その夜は、なつみと尾田から一大事だと騒がれたため、7人全員が揃うこととなった。
「マッジで、信じらんなかったぜ、あの隊長の態度‼︎」
「そうかそうか、まぁまぁ、とりあえず飲んで落ち着けって」
「吐きたいことあったら、この場で全部言っとけ。こんだけ遠い店だ、陰口したって大丈夫だろ」
「木之本が可哀想だ。自己中なのは、隊長の方だっつの😭」
「尾田が泣くなよ💧」
「なつみはよく泣かなかったね」
「ムカつきすぎて、それどころじゃなかった」
「正直、今の聞いてっと、京楽隊長が酷かったのはわかるけど、お前だってコソコソやってたのが悪かったんだぞ。相談してりゃーさぁ」
「やるなって止められただろ。そんなんご免だ。これはぼくの人生なんだぞ。ぼくの生き方に指図されてたまっか。周りが勝手にショック受けてるだけなんだよ。ぼくは前から宣言してたのに」
「そーだけど」
「今は、木之本も、美沙ちゃんも、京楽隊長も、ついでに何故か尾田も、頭に血が上ってんだ。時間が経って、冷静になりゃ、お互いが何でそんなに怒らなきゃならなかったのか、原因が見えてくんじゃねぇの?」
「「ムゥッ💢」」
「でもさ、『気持ち悪い』は酷いよな」
「そうだな」
「木之本が女だって知ってりゃ、今までと違うから、違和感が最初はあるけど、こうして普通に喋れば、全然変わってねぇーもんな。避けるほどじゃねぇって」
「クソチビはクソチビのままだ」
「あんだとコラァ💢」
「俺らの関係は何も変わんねぇー」
「李空…」
「若干腹立つが、京楽隊長の言う通り。俺らにとって性別はどうでもいいことだ。どうせ、女とも男とも思ってねぇんだからな。木之本は木之本。クソチビに変わりはねぇ」
「フォローしてんのか、バカにしてんのか、どっちだ、コノヤロォー」
「わかったわかった!李空が言いたいのは、お前に何があっても、お前の居場所は俺らのとこにあるってことな😄」
「言ってねぇけど」
「良いの良いの。そういうことにしとけって〜、この照れ屋さん」
「……」
「でもな〜、やっぱ、俺らとしても、木之本にムカついてるとこはあるんだぞ?」
「何だよ」
ビシッと顔面を指さされる。
「イケメンすぎ」
「顔整いすぎ」
「絶対ぇ、俺らよりモテる」
「その点について言えば、一緒にいてくれるな!って思う」
「酷ぇな、オイッ‼️」
「だって、よく見ろ、木之本」
ハルがなつみの視線を誘導するために、グイーッと彼の首を左から右へ回す。
「女の子たちがヒソヒソ話して、お前を見てんだよ!俺たちじゃねぇ。お前を見てだ!」
「性転換して、それで変な目で見られてるだけじゃねぇのか…?」
「なにお前、自分有名人宣言してんの。こんなとこに、お前の事情知ってる人がいるか!」
「う…、確かに」
昨日から気になっていた周りからの視線を、悲観的に捉えていたなつみは、自分の考えを改めた。そして、なんとなく女の子たちに手を振ってみる。
「キャーッ💓」
「エヘッ」
黄色い声が返ってきて、まんざらでもないなつみ。
「ぼく、モテんじゃん」
「「「「「「知ってる」」」」」」
「気分良いや〜。こんなの初めて。もう京楽隊長なんか知らない!ぼくはこの道で行くぞ。強い男になって、女の子を守るんだ!最高じゃ!」
ジョッキのお茶をグビッとひと口。プハッと掲げて声高らかに。
「絶好調じゃ、バッキャロー‼️‼️ビバ、男子ぃーッ‼️‼️」
そして小躍り。
「恥ずかしいから、やめろよ😅」
「変わんない。ほんと変わんない、こういうとこ」
「外見こんだけ変わってんだから、中身もちったぁ変わってろよ」
「うるせぃ❗️恥ずかしいついでに、恥ずかしい質問いっこさせろぅ」
「何だよ」
「オススメのパンツ教えてくれ。何が良いんだか、さっぱりわからんのじゃ。ボクサーだの、トランクスだの、ブリーフだの、フンドシだの」
お友だち、絶句。
「おちんちんは右にいるのが正解か、左にいるのが正解か、どっちなんだよ⁉️」
「知るか、ボケェ‼️‼️1個つって、2個目に入るな‼️‼️💢」
「オレに男の身体を教えてくれーッ‼️」
「変な言い方すんじゃねぇ💢」
「お前らしか、こんなこと相談できねぇーんだよ‼️」
なつみからやっと届いたSOSは、下ネタでした。
「後で教えてやっから、その下品な口閉じてろ‼️💢」
「なんだよ、その言い方❗️こっちは大真面目だぞ‼️」
「あそこのグループ、イケメン集団でいい感じなのに、何?下ネタ話してんの?」
「やだー。やっぱ男ね。アホだわ」
「場所考えなさいよってね」
悪意無くも、今回のTPOにおいては罪深いお問合せでした。
「ピッタリとプラプラ、どっちが良いんだ。それだけでも‼️」