第五章
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ビビるなつみはほっといて、尾田が答えた。
「どうぞぉ」
七緒が入室。
「失礼します」ビビるなつみの前で停止。「木之本さん」
「はいっ💦」
「ついてきていただけますか。隊長にお茶をお出しして欲しいんです」
(なぁんだ。怒られるんじゃないのか)
「あなたに会いたいと、うるさくて。よろしいですか?」
「はいっ、行きます!よろこんで!」
「ありがとうございます。では、尾田くん、木之本さんをお借りしますね」
「はい。煮るなり焼くなり👋😀」
「すぐ帰ってくるよ!邪魔しちゃ悪いからね」
「俺の邪魔は良いのかよ」
「いいよ〜😙」
なつみは七緒の後について給湯室に寄り、お茶を持って隊首室の扉の前に立った。ノックは3回。
「はーい」
「木之本です。お茶をお持ちしました」
パンッと扉は開かれ、嬉しそうな京楽が現れた。
「ありがと〜💖入って入って😊」
「はい🙂」
「机に置いてくれる?」
「わかりました」
とことこと部屋の奥へ進んでいった。その後ろ。
「隊長、進行状況はいかが」
すっ…
カチャ
「💢」
様子を伺う七緒の目の前で扉は閉まり、鍵までかかった。
「開けなさい!隊長!」
ドンドンドンッと叩いても、当然開かないわけで。
「なつみちゃんは渡さないよぉ❗️」外に向かって宣告してから、くるっと方向転換。「やっと2人きりになれたね、なつみちゃん」
ターゲットなつみちゃんは、お盆を胸のところでぎゅっと抱え、ふるふるしていた。
(た、食べられちゃう💦)
「邪魔する人は入ってこられないから。ね、良いことしようよ」
(食べられちゃうーっ💦)
と思ったが、京楽は普通に席に着いた。
(あれ?)
「なんてね。さ、続きがんばるよ!早く終わらせて、なつみちゃんとデートしたいから😉」
てっきりサボるものと思っていたから、なつみはパチパチと瞬きをした。
「お願いだから、変に誘ったりしないでね」
「えー…」
「でもこの部屋にいて。帰ってほしくないんだ。必ず終わらせるから、待っていてほしい。嫌なら、無理に引き止めはしないけどね。こんなことになって、呆れちゃってるだろから」
京楽は、そう話しながら、手元では仕事をちゃんと進めているようだった。
なつみは、いてほしいと言われたのでいることにするが、することは無いため、くるーっと好きな人の部屋を眺めることにした。
(ここが京楽隊長のお部屋。京楽隊長の…///)
市丸の部屋には、正直言ってずけずけ入って行くことはできるが、京楽の部屋となると、なんだかドキドキ。
(全部京楽隊長の物)
筆の1本でも触ってみたかったが、その前に気づいてしまった。
(京楽隊長のお仕事してる姿、しゅてき😍)
いつもの笠は棚に置かれているが、出勤したということもあり、服装は死覇装に隊長羽織、羽織っている着物である。椅子に座る京楽のやや俯いた顔を、やや上から見ていた。それは見慣れないアングルでもあり、見慣れない真剣な表情がそこにあった。
そんな風に、机の端に掴まって、「はわわわ〜💖」とときめくなつみの視線に気づき、京楽はくっと目だけ動かして見上げてきた。その表情にもときめくなつみ。
「💖⁉️」
「なつみちゃん、どうしたの?」
恥ずかしくてなつみは、「むきゅ〜💖」とほっぺに手を当てて、彼に背中を向けた。向けたのだが、すぐに何かを閃いて、くるんと戻ってきた。
「京楽隊長!」
「なに?」
「これ、この辺の書類って、報告書ですよね」
「うん」
「ぼくが目を通すのダメですか」
「どうするの?」
「ぼくも読んで、要点をまとめて、京楽隊長にお伝えします。2人で進めた方が、早く進めますよ!だって、2人分ですもん!ぼくもデートに行きたいんです!」
「んーふふ」
京楽はその申し出に、頬杖ついて考えた。
「バレたら七緒ちゃんに怒られそうだけど、そうだな…、ここで一番偉いのはボクだから、ボクが良いって言えば良いのか」
ちょっと前に身を乗り出す。
「なつみちゃん、読んだこと、黙ってられる?内緒にしてくれるなら、お願いしちゃうよ」
なつみもちょっと前のめり。
「もちろんです!嘘は苦手ですが、内緒はできます!ナイショナイショです!」
強めの語気のコソコソ話。
「じゃあ、頼むよ。まずはこれから、お願い」
「はい!」
内緒のミッションは進行し、図らずも初めての共同作業はスムーズであった。なつみがよく京楽の動きを見ているからだろうか、タイミングよく次の作業へと進めていけるのだ。
「結構できてきましたね。一旦伊勢副隊長をお呼びして、確認していただきましょう。ぼく、声かけてきますね。ついでにお手洗いにも行きたいので」
「うん。いっておいで🙂」
それから昼食を挟み、午後の業務を再開、お昼寝したくなっても2人は励まし合って仕事を片付けていった。
「やればできるじゃないですか」
「そうだよ。やればできる子なんだよ、ボク」
さすがにぐったりしてきた京楽。
「では、初めからちゃんとやれば良かったでしょうに」
「次からはそうするさ!今日のでさすがに反省したって😞」
書類に不備がないか目を通している七緒の横で、なつみは処理済みのものを提出先やファイル先別に分類して並べていた。
「木之本さん、お手伝いありがとうございます。お客様なのに、申し訳ありませんね」
「いえ、今日は京楽隊長とご一緒すると決めていたので、全然良いんですよ。京楽隊長がお仕事されてるとこを見られて、すごく嬉しいですし。こんなデートも良いですね😊」
なつみの働きぶりを目の当たりにして、京楽も同じように嬉しく思っていた。
「なつみちゃ〜ん、このままボクの秘書さんになってくれないかな〜」
「ひしょ⁉︎」
「うん。秘書。なつみちゃんがサポートしてくれたら、毎日お仕事がんばれちゃうな、ボク」
「秘書……」
ほわわわわ〜ん…
(ぼくが秘書で、京楽隊長のサポート。毎日このお部屋で京楽隊長とお仕事。
「本日の業務もお疲れ様です😊」
「うん。なつみちゃんも、お疲れ様」
仕事が終わり、おうちに帰ろうとするぼくを後ろから抱きしめる隊長。
「今日も頑張ったから、ご褒美くれないかい?」
「そんなっ。今日もですか…?というか、毎日じゃないですか…///」
「そうだね」
ぼくの脚に隊長が触れる。
「しょうがないですね。ちょっとだけですよ///」
隊長の方に身体を向けるぼく。
「わかってるよ」
2人きりの部屋で、ぼくらの身体は重なっていく……)
ぉおオフィスラブ‼️⁉️
「💓」
ひゃ〜💓と妄想世界に飛んでいるなつみ。
「絶対エッチなこと考えてるでしょ」
「⁉️///」ハッとして、妄想世界を急いでパタパタと払った。「ちがいますッ💦」
「ほらぁ、あーんなことや、こーんなことして楽しそうでしょ?」そう言って、京楽は一枚の紙を取り出した。「さぁ、この異動願いにサインして、ウチにおいでよ、なつみちゃん‼️」
「にゅ⁉️」その手には乗らないぞということで。「ヤです‼️」七緒の後ろに隠れた。
「ちぇっ、騙されなかったか」
大人しく用紙を引き出しにしまった。
「遊びはそのくらいにしてください」
七緒は呆れていた。それから1束の資料を京楽に渡す。
「あとこれだけ片付けていただければ、終わってもらって構いませんから、さっさとやってしまってください」
「え、ホントに⁉️🥺」
「やりましたね、京楽隊長‼️」
「やったよ、なつみちゃぁん‼️」
両手を取り合って、なつみと京楽はワイワイ喜んだ。その様子に。
「早くしなさい❗️」
七緒は鞭打った。
「「はぁい💦」」
七緒なりの愛の鞭である。
「木之本さん、報告書の内容は他言無用ですよ。良いですね。あなたは何も見ていません!」
「はいっ。ぼくは何も見ていません😣💦」
嘘も内緒もバレバレであった。
「どうぞぉ」
七緒が入室。
「失礼します」ビビるなつみの前で停止。「木之本さん」
「はいっ💦」
「ついてきていただけますか。隊長にお茶をお出しして欲しいんです」
(なぁんだ。怒られるんじゃないのか)
「あなたに会いたいと、うるさくて。よろしいですか?」
「はいっ、行きます!よろこんで!」
「ありがとうございます。では、尾田くん、木之本さんをお借りしますね」
「はい。煮るなり焼くなり👋😀」
「すぐ帰ってくるよ!邪魔しちゃ悪いからね」
「俺の邪魔は良いのかよ」
「いいよ〜😙」
なつみは七緒の後について給湯室に寄り、お茶を持って隊首室の扉の前に立った。ノックは3回。
「はーい」
「木之本です。お茶をお持ちしました」
パンッと扉は開かれ、嬉しそうな京楽が現れた。
「ありがと〜💖入って入って😊」
「はい🙂」
「机に置いてくれる?」
「わかりました」
とことこと部屋の奥へ進んでいった。その後ろ。
「隊長、進行状況はいかが」
すっ…
カチャ
「💢」
様子を伺う七緒の目の前で扉は閉まり、鍵までかかった。
「開けなさい!隊長!」
ドンドンドンッと叩いても、当然開かないわけで。
「なつみちゃんは渡さないよぉ❗️」外に向かって宣告してから、くるっと方向転換。「やっと2人きりになれたね、なつみちゃん」
ターゲットなつみちゃんは、お盆を胸のところでぎゅっと抱え、ふるふるしていた。
(た、食べられちゃう💦)
「邪魔する人は入ってこられないから。ね、良いことしようよ」
(食べられちゃうーっ💦)
と思ったが、京楽は普通に席に着いた。
(あれ?)
「なんてね。さ、続きがんばるよ!早く終わらせて、なつみちゃんとデートしたいから😉」
てっきりサボるものと思っていたから、なつみはパチパチと瞬きをした。
「お願いだから、変に誘ったりしないでね」
「えー…」
「でもこの部屋にいて。帰ってほしくないんだ。必ず終わらせるから、待っていてほしい。嫌なら、無理に引き止めはしないけどね。こんなことになって、呆れちゃってるだろから」
京楽は、そう話しながら、手元では仕事をちゃんと進めているようだった。
なつみは、いてほしいと言われたのでいることにするが、することは無いため、くるーっと好きな人の部屋を眺めることにした。
(ここが京楽隊長のお部屋。京楽隊長の…///)
市丸の部屋には、正直言ってずけずけ入って行くことはできるが、京楽の部屋となると、なんだかドキドキ。
(全部京楽隊長の物)
筆の1本でも触ってみたかったが、その前に気づいてしまった。
(京楽隊長のお仕事してる姿、しゅてき😍)
いつもの笠は棚に置かれているが、出勤したということもあり、服装は死覇装に隊長羽織、羽織っている着物である。椅子に座る京楽のやや俯いた顔を、やや上から見ていた。それは見慣れないアングルでもあり、見慣れない真剣な表情がそこにあった。
そんな風に、机の端に掴まって、「はわわわ〜💖」とときめくなつみの視線に気づき、京楽はくっと目だけ動かして見上げてきた。その表情にもときめくなつみ。
「💖⁉️」
「なつみちゃん、どうしたの?」
恥ずかしくてなつみは、「むきゅ〜💖」とほっぺに手を当てて、彼に背中を向けた。向けたのだが、すぐに何かを閃いて、くるんと戻ってきた。
「京楽隊長!」
「なに?」
「これ、この辺の書類って、報告書ですよね」
「うん」
「ぼくが目を通すのダメですか」
「どうするの?」
「ぼくも読んで、要点をまとめて、京楽隊長にお伝えします。2人で進めた方が、早く進めますよ!だって、2人分ですもん!ぼくもデートに行きたいんです!」
「んーふふ」
京楽はその申し出に、頬杖ついて考えた。
「バレたら七緒ちゃんに怒られそうだけど、そうだな…、ここで一番偉いのはボクだから、ボクが良いって言えば良いのか」
ちょっと前に身を乗り出す。
「なつみちゃん、読んだこと、黙ってられる?内緒にしてくれるなら、お願いしちゃうよ」
なつみもちょっと前のめり。
「もちろんです!嘘は苦手ですが、内緒はできます!ナイショナイショです!」
強めの語気のコソコソ話。
「じゃあ、頼むよ。まずはこれから、お願い」
「はい!」
内緒のミッションは進行し、図らずも初めての共同作業はスムーズであった。なつみがよく京楽の動きを見ているからだろうか、タイミングよく次の作業へと進めていけるのだ。
「結構できてきましたね。一旦伊勢副隊長をお呼びして、確認していただきましょう。ぼく、声かけてきますね。ついでにお手洗いにも行きたいので」
「うん。いっておいで🙂」
それから昼食を挟み、午後の業務を再開、お昼寝したくなっても2人は励まし合って仕事を片付けていった。
「やればできるじゃないですか」
「そうだよ。やればできる子なんだよ、ボク」
さすがにぐったりしてきた京楽。
「では、初めからちゃんとやれば良かったでしょうに」
「次からはそうするさ!今日のでさすがに反省したって😞」
書類に不備がないか目を通している七緒の横で、なつみは処理済みのものを提出先やファイル先別に分類して並べていた。
「木之本さん、お手伝いありがとうございます。お客様なのに、申し訳ありませんね」
「いえ、今日は京楽隊長とご一緒すると決めていたので、全然良いんですよ。京楽隊長がお仕事されてるとこを見られて、すごく嬉しいですし。こんなデートも良いですね😊」
なつみの働きぶりを目の当たりにして、京楽も同じように嬉しく思っていた。
「なつみちゃ〜ん、このままボクの秘書さんになってくれないかな〜」
「ひしょ⁉︎」
「うん。秘書。なつみちゃんがサポートしてくれたら、毎日お仕事がんばれちゃうな、ボク」
「秘書……」
ほわわわわ〜ん…
(ぼくが秘書で、京楽隊長のサポート。毎日このお部屋で京楽隊長とお仕事。
「本日の業務もお疲れ様です😊」
「うん。なつみちゃんも、お疲れ様」
仕事が終わり、おうちに帰ろうとするぼくを後ろから抱きしめる隊長。
「今日も頑張ったから、ご褒美くれないかい?」
「そんなっ。今日もですか…?というか、毎日じゃないですか…///」
「そうだね」
ぼくの脚に隊長が触れる。
「しょうがないですね。ちょっとだけですよ///」
隊長の方に身体を向けるぼく。
「わかってるよ」
2人きりの部屋で、ぼくらの身体は重なっていく……)
ぉおオフィスラブ‼️⁉️
「💓」
ひゃ〜💓と妄想世界に飛んでいるなつみ。
「絶対エッチなこと考えてるでしょ」
「⁉️///」ハッとして、妄想世界を急いでパタパタと払った。「ちがいますッ💦」
「ほらぁ、あーんなことや、こーんなことして楽しそうでしょ?」そう言って、京楽は一枚の紙を取り出した。「さぁ、この異動願いにサインして、ウチにおいでよ、なつみちゃん‼️」
「にゅ⁉️」その手には乗らないぞということで。「ヤです‼️」七緒の後ろに隠れた。
「ちぇっ、騙されなかったか」
大人しく用紙を引き出しにしまった。
「遊びはそのくらいにしてください」
七緒は呆れていた。それから1束の資料を京楽に渡す。
「あとこれだけ片付けていただければ、終わってもらって構いませんから、さっさとやってしまってください」
「え、ホントに⁉️🥺」
「やりましたね、京楽隊長‼️」
「やったよ、なつみちゃぁん‼️」
両手を取り合って、なつみと京楽はワイワイ喜んだ。その様子に。
「早くしなさい❗️」
七緒は鞭打った。
「「はぁい💦」」
七緒なりの愛の鞭である。
「木之本さん、報告書の内容は他言無用ですよ。良いですね。あなたは何も見ていません!」
「はいっ。ぼくは何も見ていません😣💦」
嘘も内緒もバレバレであった。