第一章
夢小説設定
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なつみには知りたいことが2つある。それを確かめるには、協力者が必要だった。
「李空、そんなにぼくの始解がどんなものか見たいなら、試させて欲しいんだ。付き合ってもらうよ」
「良いだろう。相手してやる」
李空は斬魄刀に手をかけたが、それをなつみが手を添えて止める。
「李空は抜かなくていいよ。そのまま立ってて。ぼくの斬魄刀は相手に術をかけられるんだ。ぼくが能力を解放したって認知しないと、その術が効かないのかどうか試してみたいの」
「…変なことするなよ」眉間に皺を寄せて警戒する李空。
「大丈夫!ぼくと李空の仲じゃん♪」と言うなつみの笑顔はいたずらっ子のそれだった。「ぼくが良いよって言うまで、目を閉じて、耳塞いで、がんばって息止めて」
「わかった」
指示通りに、目を閉じ、両手で耳を塞ぎ、大きく息を吸った李空。顎でクイッと、準備完了の合図を出す。
「いくよ。従え、夢現天子」
解号を唱えたなつみは、静かに斬魄刀の切先を李空に向けて構える。何が起こるのかと固唾を飲んで見守る仲間たち。だがその面々には困惑の表情が徐々に浮かんでくる。何も変化がない。本当に能力の解放をしているのか。ただ、濃度の濃い霊力がなつみから斬魄刀に流れているのは察知できた。すると突然。
「ハァ‼︎ハァ、ハァ」
李空が大きく口を開け、呼吸を再開させた。
「何だよ李空、もうちょっと止めてらんねーの?」ニヤリと笑うなつみは、さらに力を集中する。
「嘘やろ、なつみちゃん。何も言わんとできるんか」市丸にとっても新たな発見である。
李空の手は耳から離れ、どんどん腕は下ろされていく。
「木之本、お前何してんだ。勝手に腕が動いたぞ。息だって勝手に」
「これがぼくの能力だよ。さて、目は閉じたまま、次にいくよ」
そう言って、なつみはくるっと李空に背を向け、斬魄刀を地面に軽く突き刺し、支えにして立った。
「李空、ぼくの肩揉んで」
「はぁ?やるわけねーだろ。お前の肩なんか誰が揉むか。だいたい、見えてねーんだから、揉めるわけって、揉んでるんですけどー⁉︎何だ、これ!揉んじまってるー!」
李空は文句を言いながらも、無意識に両手を伸ばし、的確になつみの肩を揉み始めていたのだ。
「目開けて良いよ。ふへ〜、気持ちぃ〜」
にゃふにゃふとリラックスしたなつみの後ろで、それはもう嫌そうに肩を揉む李空を見て、仲間たちはいぶかしがる。
「李空、お前ワザとやってるだろ」
「ちげーって!勝手に手が動いちまうんだ」
「隊長、木之本くんの能力って」
「うーん、ボクが思うに、これは絶対服従やね」
「絶対服従?」
「そ。なつみちゃんに命令されたら、何でも言うことに従わなかんくなる。自分の意志とは関係無しに、体が勝手になつみちゃんのために動いてまうんよ」
((((((うわー、こいつのわがままに拍車がかかったってことか))))))
満足したなつみは「もう良いよ。ありがとう。李空、肩揉みうまいじゃーん」と言って、術を解いた。
「そんなに気に入ったなら、もっとしてやる」ギューッと力を込めて、李空はなつみの肩を強めに握った。
「痛ーいッ‼︎やめろー!」
「やだ」ムギューッ。
「はいはい、仲良しさんたち、もう離れなって」間に入った尾田。
「いてて…そうだ、尾田、次はお前が手伝ってくれ」
「へ?」
「従え、夢現天子。尾田、なるべく遠くに行って。あっちの方」
なつみが指さす方にグルッと向きを変え、尾田は歩き始めた。
「うわっ、マジで勝手に足が動いてく!」
まじまじと驚く尾田に追加注文が入る。
「尾田ダッシュ!」
「グェーッ💨」
漫画のように砂煙を上げて、高速で走り出した尾田は、およそ50m先でピタッと足が止まり、勢いでズザーッと前に倒れて滑っていった。
「痛いわ、コラーッ‼︎‼︎」
「みなさんご覧ください。あれが慣性の法則です」
「おー👏」
「『おー』じゃねー‼︎‼︎」と怒りながらこちらに戻ってこようとする尾田だったが、先ほど足が止まったところでぐるんと180°方向転換させられる。「どうなってんだよ。こっから戻れねぇぞ」
「あそこが力の届く限界ってことやな」
「つまり、夢現天子を中心として、半径50mくらいの範囲内で能力が使えるってわけですね」
そう言ったなつみはフッと姿を消した。夢現天子を地面に刺したままで。瞬きの間に、なつみは尾田の目の前にパッと現れていた。
「すごい、できた」
「急に瞬歩してくんなよ。ぶつかったら、危ねーだろ」
「瞬歩じゃないよ。ただ、尾田のとこ来たいって思っただけ」
にっこり笑うなつみを間近で見て、「そんなかわいいこと言うなよ///」とごにょごにょつぶやいて照れている尾田なんぞ気にもせず、なつみはみんながいる方を向き、右腕を伸ばして念じた。
「来い」
それはまるで魔法のように、夢現天子は消えて、なつみの手に握られた。
「瞬間移動か」
「尾田、今ならぼく、何だってできる気がするよ!」
嬉しそうに宣言すると、なつみは尾田の手をパシッとつかみ、軽く膝を曲げて勢いをつけた。
「おま、何する気だ⁉︎」
「そぉーれっ!」
ふわり2人の体が浮かぶ。風をまとうように宙を進んでいく。ビビる尾田の手を引くなつみは無敵スマイルでキラキラ輝いているようだった。だが、そんな2人を見上げる隊長と副隊長の表情は少し曇っている。
「隊長、これはもう人や物を従えるという次元ではありませんよ…」
「世界そのものを従えてるんかな」
「そんなでたらめな力があり得るんですか」
「疑ったってしゃあないで。実際に起きてんねんから、受け入れるしかないわ。なつみちゃんは、夢現天子の力が及ぶ直径100mの世界のあり方を支配してるんかもしれん」
「それって」
「神に近い存在になってるいうことや」
上司たちが何を話しているのかもつゆ知らず、なつみはケタケタ笑いながら他の5人も浮かせて遊んでいた。
降りてきたなつみに、市丸は珍しく真面目な顔つきで話した。
「なつみちゃん、昨日の夜ボクが言うたこと覚えてる?心にいつでも留めておいてほしいこと。力は自分のために使うだけやなく、みんなの」
「みんなの幸せのために使います!」
「そうや。忘れたらあかんで」
「はい!」
「それから…、やっぱりその力は使わんようにして欲しいな。ほんまに身の危険を感じた時だけに使って欲しい」
隣に立つイヅルも同じ考えで。
「同感です。木之本くん、少し大袈裟かもしれないが、君の能力は使い方を誤れば、世界を崩壊へ導いてしまうかもしれない。隊長のおっしゃる通り、力の悪用を防ぐためにも、能力の使用を控えるべきだね」
「…、せっかく始解できるようになったのに、とっても残念です…」
どんな言葉なら、彼女を慰めてあげられるのだろう。何年もかけて鍛錬を積んできた。彼女の実力と夢現天子の能力の複雑さを考慮すれば、納得のいく期間であり、ようやくその努力が報われたのだ。それなのに、能力の解放を止められてしまう。何かしてあげられることは無いのだろうか。
「せや!なつみちゃん!💡」
名案をひらめいた市丸がポンッと手を叩いた。
「なつみちゃんが始解できるようになったんは、紛れもない事実や。それを無視するわけにいかん。褒めたらなあかんねん!そこでや。なつみちゃんに昇進をプレゼントしてあげよう思うねんけど、どうや?イヅル」
落ち込んでいたなつみは、突然の嬉しいサプライズに思わず両手を口元に当て、市丸とイヅルの顔を交互に見た。
「そうですね!ちょうど異動の話も来ていますし、席官の枠がひとつ空くので、大賛成です」
イヅルはなつみに微笑みながら、よかったねと頷いてあげた。
「ってことでや、なつみちゃんにはこれから、三番隊第二十席を担ってもらいます。おめでとう。それからキミらみんなも、ひとつずつ昇格や」
隊長の言葉が歓喜の熱を沸き立たせ、7人の隊士たちの間を駆け巡った。
「「「「「「「ぃやったー‼︎‼︎」」」」」」」
嬉しすぎて嬉しすぎて顔をくしゃくしゃにして泣きじゃくるなつみを中心に、仲間たちは全員で抱き合いながら喜びを分かち合った。
「やったよ、よかったよ、俺、こんな日がくるのほんっとに待ってたんだよぉぉ(涙)」
「尾田ー、泣くなよー!(泣)」
「木之本だって泣いてんじゃんよー!(号泣)」
「お前ら鼻水汚ぇよ」
「「李空だって泣いてんじゃんよー‼︎」」
「なつみすごいね!めっちゃうれしーね‼︎」
「これでやっと全員席官だな」
「長かった。マジで長かった。木之本なら大丈夫って、信じて良かったよ!」
「こんな嬉しいの生まれて初めてだ!俺たちマジ最強ー‼︎」
「サイコーッ‼︎‼︎」
「「「「「「サイコーッ‼︎‼︎」」」」」」
部下たちのはしゃぎ様に微笑ましくなってしまう2人。
「ほんま、あの子ら仲ええね」
「ええ。彼らのチームワークが今の三番隊を支えていると言っても過言ではありません。彼らがいれば、木之本くんの力が暴走することはないと思えてきますよ」
「やとええんやけどね」
「李空、そんなにぼくの始解がどんなものか見たいなら、試させて欲しいんだ。付き合ってもらうよ」
「良いだろう。相手してやる」
李空は斬魄刀に手をかけたが、それをなつみが手を添えて止める。
「李空は抜かなくていいよ。そのまま立ってて。ぼくの斬魄刀は相手に術をかけられるんだ。ぼくが能力を解放したって認知しないと、その術が効かないのかどうか試してみたいの」
「…変なことするなよ」眉間に皺を寄せて警戒する李空。
「大丈夫!ぼくと李空の仲じゃん♪」と言うなつみの笑顔はいたずらっ子のそれだった。「ぼくが良いよって言うまで、目を閉じて、耳塞いで、がんばって息止めて」
「わかった」
指示通りに、目を閉じ、両手で耳を塞ぎ、大きく息を吸った李空。顎でクイッと、準備完了の合図を出す。
「いくよ。従え、夢現天子」
解号を唱えたなつみは、静かに斬魄刀の切先を李空に向けて構える。何が起こるのかと固唾を飲んで見守る仲間たち。だがその面々には困惑の表情が徐々に浮かんでくる。何も変化がない。本当に能力の解放をしているのか。ただ、濃度の濃い霊力がなつみから斬魄刀に流れているのは察知できた。すると突然。
「ハァ‼︎ハァ、ハァ」
李空が大きく口を開け、呼吸を再開させた。
「何だよ李空、もうちょっと止めてらんねーの?」ニヤリと笑うなつみは、さらに力を集中する。
「嘘やろ、なつみちゃん。何も言わんとできるんか」市丸にとっても新たな発見である。
李空の手は耳から離れ、どんどん腕は下ろされていく。
「木之本、お前何してんだ。勝手に腕が動いたぞ。息だって勝手に」
「これがぼくの能力だよ。さて、目は閉じたまま、次にいくよ」
そう言って、なつみはくるっと李空に背を向け、斬魄刀を地面に軽く突き刺し、支えにして立った。
「李空、ぼくの肩揉んで」
「はぁ?やるわけねーだろ。お前の肩なんか誰が揉むか。だいたい、見えてねーんだから、揉めるわけって、揉んでるんですけどー⁉︎何だ、これ!揉んじまってるー!」
李空は文句を言いながらも、無意識に両手を伸ばし、的確になつみの肩を揉み始めていたのだ。
「目開けて良いよ。ふへ〜、気持ちぃ〜」
にゃふにゃふとリラックスしたなつみの後ろで、それはもう嫌そうに肩を揉む李空を見て、仲間たちはいぶかしがる。
「李空、お前ワザとやってるだろ」
「ちげーって!勝手に手が動いちまうんだ」
「隊長、木之本くんの能力って」
「うーん、ボクが思うに、これは絶対服従やね」
「絶対服従?」
「そ。なつみちゃんに命令されたら、何でも言うことに従わなかんくなる。自分の意志とは関係無しに、体が勝手になつみちゃんのために動いてまうんよ」
((((((うわー、こいつのわがままに拍車がかかったってことか))))))
満足したなつみは「もう良いよ。ありがとう。李空、肩揉みうまいじゃーん」と言って、術を解いた。
「そんなに気に入ったなら、もっとしてやる」ギューッと力を込めて、李空はなつみの肩を強めに握った。
「痛ーいッ‼︎やめろー!」
「やだ」ムギューッ。
「はいはい、仲良しさんたち、もう離れなって」間に入った尾田。
「いてて…そうだ、尾田、次はお前が手伝ってくれ」
「へ?」
「従え、夢現天子。尾田、なるべく遠くに行って。あっちの方」
なつみが指さす方にグルッと向きを変え、尾田は歩き始めた。
「うわっ、マジで勝手に足が動いてく!」
まじまじと驚く尾田に追加注文が入る。
「尾田ダッシュ!」
「グェーッ💨」
漫画のように砂煙を上げて、高速で走り出した尾田は、およそ50m先でピタッと足が止まり、勢いでズザーッと前に倒れて滑っていった。
「痛いわ、コラーッ‼︎‼︎」
「みなさんご覧ください。あれが慣性の法則です」
「おー👏」
「『おー』じゃねー‼︎‼︎」と怒りながらこちらに戻ってこようとする尾田だったが、先ほど足が止まったところでぐるんと180°方向転換させられる。「どうなってんだよ。こっから戻れねぇぞ」
「あそこが力の届く限界ってことやな」
「つまり、夢現天子を中心として、半径50mくらいの範囲内で能力が使えるってわけですね」
そう言ったなつみはフッと姿を消した。夢現天子を地面に刺したままで。瞬きの間に、なつみは尾田の目の前にパッと現れていた。
「すごい、できた」
「急に瞬歩してくんなよ。ぶつかったら、危ねーだろ」
「瞬歩じゃないよ。ただ、尾田のとこ来たいって思っただけ」
にっこり笑うなつみを間近で見て、「そんなかわいいこと言うなよ///」とごにょごにょつぶやいて照れている尾田なんぞ気にもせず、なつみはみんながいる方を向き、右腕を伸ばして念じた。
「来い」
それはまるで魔法のように、夢現天子は消えて、なつみの手に握られた。
「瞬間移動か」
「尾田、今ならぼく、何だってできる気がするよ!」
嬉しそうに宣言すると、なつみは尾田の手をパシッとつかみ、軽く膝を曲げて勢いをつけた。
「おま、何する気だ⁉︎」
「そぉーれっ!」
ふわり2人の体が浮かぶ。風をまとうように宙を進んでいく。ビビる尾田の手を引くなつみは無敵スマイルでキラキラ輝いているようだった。だが、そんな2人を見上げる隊長と副隊長の表情は少し曇っている。
「隊長、これはもう人や物を従えるという次元ではありませんよ…」
「世界そのものを従えてるんかな」
「そんなでたらめな力があり得るんですか」
「疑ったってしゃあないで。実際に起きてんねんから、受け入れるしかないわ。なつみちゃんは、夢現天子の力が及ぶ直径100mの世界のあり方を支配してるんかもしれん」
「それって」
「神に近い存在になってるいうことや」
上司たちが何を話しているのかもつゆ知らず、なつみはケタケタ笑いながら他の5人も浮かせて遊んでいた。
降りてきたなつみに、市丸は珍しく真面目な顔つきで話した。
「なつみちゃん、昨日の夜ボクが言うたこと覚えてる?心にいつでも留めておいてほしいこと。力は自分のために使うだけやなく、みんなの」
「みんなの幸せのために使います!」
「そうや。忘れたらあかんで」
「はい!」
「それから…、やっぱりその力は使わんようにして欲しいな。ほんまに身の危険を感じた時だけに使って欲しい」
隣に立つイヅルも同じ考えで。
「同感です。木之本くん、少し大袈裟かもしれないが、君の能力は使い方を誤れば、世界を崩壊へ導いてしまうかもしれない。隊長のおっしゃる通り、力の悪用を防ぐためにも、能力の使用を控えるべきだね」
「…、せっかく始解できるようになったのに、とっても残念です…」
どんな言葉なら、彼女を慰めてあげられるのだろう。何年もかけて鍛錬を積んできた。彼女の実力と夢現天子の能力の複雑さを考慮すれば、納得のいく期間であり、ようやくその努力が報われたのだ。それなのに、能力の解放を止められてしまう。何かしてあげられることは無いのだろうか。
「せや!なつみちゃん!💡」
名案をひらめいた市丸がポンッと手を叩いた。
「なつみちゃんが始解できるようになったんは、紛れもない事実や。それを無視するわけにいかん。褒めたらなあかんねん!そこでや。なつみちゃんに昇進をプレゼントしてあげよう思うねんけど、どうや?イヅル」
落ち込んでいたなつみは、突然の嬉しいサプライズに思わず両手を口元に当て、市丸とイヅルの顔を交互に見た。
「そうですね!ちょうど異動の話も来ていますし、席官の枠がひとつ空くので、大賛成です」
イヅルはなつみに微笑みながら、よかったねと頷いてあげた。
「ってことでや、なつみちゃんにはこれから、三番隊第二十席を担ってもらいます。おめでとう。それからキミらみんなも、ひとつずつ昇格や」
隊長の言葉が歓喜の熱を沸き立たせ、7人の隊士たちの間を駆け巡った。
「「「「「「「ぃやったー‼︎‼︎」」」」」」」
嬉しすぎて嬉しすぎて顔をくしゃくしゃにして泣きじゃくるなつみを中心に、仲間たちは全員で抱き合いながら喜びを分かち合った。
「やったよ、よかったよ、俺、こんな日がくるのほんっとに待ってたんだよぉぉ(涙)」
「尾田ー、泣くなよー!(泣)」
「木之本だって泣いてんじゃんよー!(号泣)」
「お前ら鼻水汚ぇよ」
「「李空だって泣いてんじゃんよー‼︎」」
「なつみすごいね!めっちゃうれしーね‼︎」
「これでやっと全員席官だな」
「長かった。マジで長かった。木之本なら大丈夫って、信じて良かったよ!」
「こんな嬉しいの生まれて初めてだ!俺たちマジ最強ー‼︎」
「サイコーッ‼︎‼︎」
「「「「「「サイコーッ‼︎‼︎」」」」」」
部下たちのはしゃぎ様に微笑ましくなってしまう2人。
「ほんま、あの子ら仲ええね」
「ええ。彼らのチームワークが今の三番隊を支えていると言っても過言ではありません。彼らがいれば、木之本くんの力が暴走することはないと思えてきますよ」
「やとええんやけどね」