第三章
夢小説設定
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両手を頭の上に乗せて、足早に四番隊舎に向かっているなつみを見つけた市丸はさっと駆けつけて、彼女の背中に優しく手を添えた。
「なつみちゃん、大丈夫?……わっ!?」
市丸はギョッとした。覗き込んだ顔には大粒の涙が溢れている。
「市丸たいちょーッ‼︎‼頭が割れてまったー‼︎‼︎︎😭」
ガバッとなつみは市丸に抱きついて、そう叫んだ。
「そないに痛いん、なつみちゃん?うー、よしよし。大丈夫や。割れてへんよ。でも、早よ手当てしてもらおな」
「うぅぅぅぅ(泣)」
とそこに、なつみの泣き声に駆けつけるようにしてやってきた、絶賛遅刻中の京楽が現れた。
「どっ、どうしたんだい⁉︎ なつみちゃん、泣きべそかいちゃって」
「あぁ!京楽さん。なつみちゃん、たんこぶつくってしもたんよ」
「どういうことだい、それ⁉︎何があったの⁉︎可哀相に、痛いんだね?なつみちゃん」
京楽がなつみの背中をさすって話しかけると、なつみは市丸の背中に回した両の手にぎゅっと力を入れて、もっと市丸の胸に自分の顔を押し当てた。
「うぅぅぅぅッ(泣)(ダメだ!京楽隊長にこんな酷い顔見せらんない!)」
こんなときにまでそんなことを考えてしまうなつみの気持ちを全く知らず、とりあえず四番隊に連れて行くぞと慌てる保護者2人だったが、3人の居る道の前方からイヅルが、後方から七緒が、各々の上司を仕事に連れ戻すために駆け寄ってきた。実は、市丸もイヅルに無断で遅刻していたのだ。
「市丸隊長!やっと見つけましたよ!」
「京楽隊長!ここにいらしたんですか!」
それに気づいて隊長2人は副隊長に向かって言い訳を並べる。
「どないなタイミングで来るんや、イヅル!なつみちゃんが大変やねん!仕事なんかしてられんわ!」
「ボクのなつみちゃんが泣いてるんだよ!今は手が放せないんだ、七緒ちゃん!」
しかし問答無用で連行人たちはパワハラ上司たちをなつみから引き離す。
「木之本くんは子どもではありません!」
「一人で何とかするでしょう!」
力いっぱい引きずられていく市丸と京楽。
「「うわーっ、なつみちゃーん‼︎‼︎💦」」
そしてその場で顔を隠すようにうずくまっていたなつみは体を起こし、死覇装の袖で顔をごしごし拭いた。涙でぐしゃぐしゃになった顔を京楽に見られずに済んでホッとしたような、まだ頭が痛んで辛いような感じで、なつみの顔はまたふにっと歪み、涙が目に溜まった。
「なつみちゃん、大丈夫?……わっ!?」
市丸はギョッとした。覗き込んだ顔には大粒の涙が溢れている。
「市丸たいちょーッ‼︎‼頭が割れてまったー‼︎‼︎︎😭」
ガバッとなつみは市丸に抱きついて、そう叫んだ。
「そないに痛いん、なつみちゃん?うー、よしよし。大丈夫や。割れてへんよ。でも、早よ手当てしてもらおな」
「うぅぅぅぅ(泣)」
とそこに、なつみの泣き声に駆けつけるようにしてやってきた、絶賛遅刻中の京楽が現れた。
「どっ、どうしたんだい⁉︎ なつみちゃん、泣きべそかいちゃって」
「あぁ!京楽さん。なつみちゃん、たんこぶつくってしもたんよ」
「どういうことだい、それ⁉︎何があったの⁉︎可哀相に、痛いんだね?なつみちゃん」
京楽がなつみの背中をさすって話しかけると、なつみは市丸の背中に回した両の手にぎゅっと力を入れて、もっと市丸の胸に自分の顔を押し当てた。
「うぅぅぅぅッ(泣)(ダメだ!京楽隊長にこんな酷い顔見せらんない!)」
こんなときにまでそんなことを考えてしまうなつみの気持ちを全く知らず、とりあえず四番隊に連れて行くぞと慌てる保護者2人だったが、3人の居る道の前方からイヅルが、後方から七緒が、各々の上司を仕事に連れ戻すために駆け寄ってきた。実は、市丸もイヅルに無断で遅刻していたのだ。
「市丸隊長!やっと見つけましたよ!」
「京楽隊長!ここにいらしたんですか!」
それに気づいて隊長2人は副隊長に向かって言い訳を並べる。
「どないなタイミングで来るんや、イヅル!なつみちゃんが大変やねん!仕事なんかしてられんわ!」
「ボクのなつみちゃんが泣いてるんだよ!今は手が放せないんだ、七緒ちゃん!」
しかし問答無用で連行人たちはパワハラ上司たちをなつみから引き離す。
「木之本くんは子どもではありません!」
「一人で何とかするでしょう!」
力いっぱい引きずられていく市丸と京楽。
「「うわーっ、なつみちゃーん‼︎‼︎💦」」
そしてその場で顔を隠すようにうずくまっていたなつみは体を起こし、死覇装の袖で顔をごしごし拭いた。涙でぐしゃぐしゃになった顔を京楽に見られずに済んでホッとしたような、まだ頭が痛んで辛いような感じで、なつみの顔はまたふにっと歪み、涙が目に溜まった。