第八章
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※ここだけR18につき、読むべからず
京楽としては、あの病室でして以来の、待望のディープなキスであるため、長く長く味わっていたかった。なのに、息継ぎに少し離れただけで、なつみは終わったと思ったのか、するりと京楽の腕の中から抜け出して、シャワーの栓を閉めてしまった。
「もうちょっとしてたかったのにな〜」
「え?でもお湯が勿体ないですよ」
そう言われてしまうと、これ以上はこちらが悪くなる。
「なつみちゃんは良い子だね」
すっかり低くなったなつみのおでこにキスをした。やはり腰がキツくなる身長差だ。
「お風呂入ろっか」
「はい」
京楽から浴槽に入り、なつみはその反対側から入った。
「なつみちゃん。後ろ向いて、ボクの前に座って。くっつきたいんだ」
パチ、パチ、と瞬きして、どうしようかと思ったが、なつみは京楽のお願いを聞くことにする。
「おいで〜」
腕を広げて待ち構える、その間に大人しく身体を持っていった。後ろから、ぎゅ。
「あちこちぷにぷにだね〜」
「…///」
なつみには、ちょっと気になることがある。
「当たってます」
「何が?」
「…、エリンギ///」
「(笑)」
お尻にクンクンと当たる1本のエリンギ。
「今が旬だよ(笑)」
右後ろへ、すごぉく細い視線を刺してやるなつみ。
(くだらねぇッ)
「キミのおっぱいもボクの腕に当たってるなぁ」
継続して冷たい視線ビームを送る。
「それは当たってるじゃなくて、触ってるんです」
それはもう鷲掴みでモミモミと。
「あれ!気付かなかったな〜。無意識って怖いね〜😙」
(エロおやじ😑)
とは言え、このエリンギの硬さは何とも…。
「でも、なんか、こんなこと思うとぼくも変なヤツになっちゃうかもですけど」
「ん?🙂」
「ぼくの身体なんかで喜んでもらえてるの、嬉しいです///」
何とまぁ…。
「顔を見なきゃ、素直になってくれるんだから、なつみちゃん。『自分なんか』は言っちゃダメって言わなかったっけ。キミは充分すぎるほど魅力的だよ。外見も中身も。全部、愛おしくて仕方ない。キミはボクの身体をよく見てたけど、ボクはキミの素肌、こっちの性での裸んぼはやっと見れたんだよ。ずっと想像してるだけだった。待ち侘びたよ。本物を見れて、触れて、すっごい興奮してるんだ。ん〜っ、なつみちゃ〜ん、だぁいすきぃ〜。食べちゃう〜。ガブッ」
「ひゃうッ❤️///」
小さなお耳をガブリと噛むと、なつみの鳴き声が響いた。
「ほら、かわいい声。もっと聴きたくなっちゃうな」
首筋に、ちゅっ。
「んんっ😣///」
「こんな反応されたら、みんなイチコロだよ?こう…、男心を煽られる感じ?ホント、無意識って怖いね」
最後の一言には、何故か重みがあり、なつみは意味を教えてもらいたくて、京楽に顔を向けた。
「なつみちゃんは気付いてないかもしれないけど、キミを一目見て、キミを抱きたいと思わなかった男は、今の瀞霊廷に1人もいないよ」
「え、あり得ないですよ。適当言わないでください」
「信じられないだろうけど、一応、心に留めといて。キミには、無条件で異性を惹きつける力があるみたいなんだ。なつみちゃんに笑いかけてもらったら、誰だってときめいちゃうんだよ。あの山じいでさえ、なつみちゃんにメロメロなんだからね。悪い狼に捕まらないように、気をつけて」
そう言われても、ピンと来ないようだ。なつみは首を傾げて、「よくわかんない」と心の中で呟いた。思い当たる節が見つからないのだ。とりあえずの結論として、意見を述べてみる。
「ぼくが浮気するんじゃないかって、心配して、そんなこと言うんですよね。だったら大丈夫ですよ。恋人になって欲しいって誰かに迫られても、もうぼくの心は春水さんに決めてますから。ちゃんとお断りできます!やきもち妬かないでください」
実を言うと、尾田にやきもちを妬いて怒ってきた京楽のことを、『かわいい』と思って見ていたなつみ。
「…、そうかい?」
「はい」
(気を付けても、襲われる時は一瞬なんだろうな…)
京楽が頭を撫でてあげると、なつみはちょっと上半身だけそちらに向け、京楽の胸をちょんちょんと人差し指でつつきながら言った。
「ちなみに、この狼さんは、良い狼さんですか?😊」
イタズラな上目遣いに、京楽はフッと笑った。
「さぁ、どうかな?なつみちゃんはどっちが良い?」
「そりゃ、良い方が良いです。けどぉ、ちょい悪に見えますかね」
「ちょいね」
「ちょいです」
「ちょいかぁ…」
「ちょいです」
前回のお泊まりでは良い狼さんでいてくれたので、前評判の悪い狼から昇格して、ちょい悪と認定したようだ。
「ねぇ、一ヶ所洗い忘れてるところがあるんだ。キレイにして良い?」
「🙂?どうぞ」
「前向いて」
なんだかよくわからないまま、なつみは身体の向きを直した。
(どこだろう。1回上がるかな)
洗うと言うので、洗い場の方へ戻るのだろうと考えたなつみは、京楽が立ち上がれるように少し前に移動しようとした、ら…。
スルッ、クニクニクニクニ……
「ギャウッ‼️⁉️」
京楽の右手がなつみの股に触れ、いやらしい手つきで揉み始めてしまった。驚いたなつみはビクンッと跳ねたが、彼の左腕がグッとお腹のところに巻き付いており、大きくは動けなかった。
「あぅぅぅぅ😣///」
「ここも、ちゃ〜んとキレイにしておかないとね♪」
まさか自分の身体の一部のことを言ってたなんて思いもしなかったなつみは、頭の中が目の前のことに追いつけないでいた。フルフルと強張って、脚を閉じようとする。
「ダメだよ。念入りに洗わなきゃいけないんだから。ぱか〜っと開いてて。ぱか〜っと😄」
優しいお願いな言葉で語りながらも、京楽は両脚をなつみの脚と絡めて、どんどん自分のペースでことを進めていく。
「んんんーっ、わ、るい、おおかみ、ですよ///」
「そんなことないよぉ。まだ紳士的だと思うけどな〜」
「にゃぁあっ///」
「そんなに喜んでくれるの?嬉しいねぇ😙」
ふざける京楽をムッと睨むも、なつみの潤んだ瞳では痛くも痒くもない。萌えるだけだ。
「ひだのところをなぞらないと。この辺かな〜?ゴシゴシ♪あれ?このぷくってなってるの、何だろう。何かな〜?」
一体、何人のそれを弄ってきたのか知らないが、とぼけたフリをしてクリクリ触ってくる。
「ーーーッ‼︎///」
なつみは恥ずかしい声が漏れないように、左手を猫の手にして口を押さえた。
「いやぁっ…///」
首を横に振って、やめてほしいと訴えるも、秘部を擦る手は止まらない。更に京楽は彼女の耳元で囁いた。
「キミは良い狼を望むけど、惚れちゃったのはちょい悪狼なんだろ?
キミの『やめて』はもう、『もっとして』にしか聞こえないよ。
なつみちゃん…」
「💘⁉️」
愛するこの子の横顔にキスを。
お得意の「そんなことないもん!」も出せない。彼にはなつみのことがお見通しだった。夢見た人に触れてもらえる、この儚い快楽に、ひととき思い切り溺れていたい。
幸せな刺激に従うように、なつみの右手が京楽の左手を探り、絡んで繋いだ。好きの気持ちが、また伝えられる。
「想像してたより、ずっと良いよ」
うん、と頷きが返ってきた。
「フフッ、それ、頷いてくれたのか、気持ち良くてピクンってしたのか、どっちだい?」
そのセリフに怒ったのか、どうしても力が入ってしまっただけか、なつみは京楽の手をきゅーっと握った。
「両方かな」
ここで頑張りすぎて、のぼせてしまってはかわいそうなので、そろそろ出ようと思う京楽。胸にもたれながら、ドキドキに満たされ、ぼうっとしているなつみに話しかける。
「なつみちゃん、身体、あったまったから出ようか。立てる?」
寝ぼけた時に出るような唸り声を発しながら、なつみはゆっくり腰を上げた。その場で方向転換し、洗い場へ向かう、かと思わせて、何故か行き過ぎて京楽の方を向いた。そして、その首の角度、見覚えがある。
「ん?どうしたの」
尋ねられたが無言であるものの、何かに不満であることは確かだ。
「なつみちゃん?」
クンッ
ぷちゅ
「‼️⁉️」
それはほぼ頭突きの、あのファーストキスの時のスピードと同じだった。唇同士がくっついた後も、同じく。
かぷかぷ、ちゅるちゅる
(おいおいおいおい⁉︎これが酔っ払いキス魔か‼︎‼︎)
キスをしながら膝を曲げていき、しゃがんでしまうなつみ。左手を京楽の肩に置いた。右手は?
「ん〜、んん、ん」
初めは驚いたが、迫られるのも悪くないと、京楽は余裕を取り戻し、そこそこ楽しんでいた。官能的で誘うような甘いハミングに聞こえるなつみの声に合わせて、京楽もその低音心地よい声で、合間合間にリップ音の彩りを加えつつ、よく響く浴室を満たしていった。
(かわいいな〜、なつみちゃん。エッチな気分になって、ちゅうしたくなっちゃったんだな)
と、視界の外で事態が動いた。
(‼️⁉️)
ゴシゴシゴシゴシ
なつみの右手が、かのエリンギをお湯洗いし始めたのだ。その手つき、良いところを突いてくる。
「(ちょっと待てちょっと待てちょっと待てちょっと)待てーーーッ‼️‼️💦」
「むぅーッ」
余裕なんてものが吹っ飛んだ京楽は、焦ってなつみをつっぱねた。
「むぅじゃない‼️そんなにしたら、大事な1発目がこんなとこで出ちゃうじゃないか‼️落ち着けよ‼️っていうか、どこでそんなの覚えたんだい‼️キミ、エッチするの初めてだよね⁉️」
落ち着くのはあなたの方だと言いたい。
「…、自分ので…」
1秒置いてからの納得。
「…あぁ、そう」
その1秒先で、もうひとつ理解。
(市丸だな…、あの野郎)
なつみは浴槽の遠いところから白状した。
「ぼくのだけ洗うのズルいです。春水さんのもキレイにしてあげたかったんです。怒らないでください」
隅で膝を抱えてしまう。その姿を見て、京楽は改めた。
「ごめんよ、なつみちゃん。…キミの言う通りだ。悪かった、大きな声を出して」
柔らかいほっぺに手を伸ばして、大事なことを確認する。
「もう、ふたりでいられるんだから、どっちかばっかりじゃダメだよね。ごめん、ごめん。さぁ、上がって早くお布団に行こうか」
「はい…///」
湯けむりで幻想的な特別な時間。しっとりと濡れ、光はあちこちで煌めく。辺り全部あたたかく、恥ずかしそうにはにかむ裸のなつみを見て、京楽は心まで洗えたようだ。
(この子はボクのもの。ボクを想ってくれる、ボクだけのもの)
それはなつみの瞳にも映っていた。
(しゅきぃ〜ッ‼️‼️髪濡れてる‼️したたってるし、したたってる(笑)‼️エロいーーーッ‼️鼻血出そう。こんなステキな人がぼくの恋人だなんて。あぁ直視できない。けどする‼️ガン見だ、こりゃッ👀‼️ぼ、ぼくだけの、エッチな京楽隊長。なんとぜーたくッ‼️So sweet. AaaooooO〜ッ💗)
もう出てください、小さな狼さん。
身体を拭きながら。
「春水さん」
「なぁに?」
「さっき、どうでしたか?痛くありませんでした?」
「さっきって?」
「…っ、き、気持ち良かったなら、いいですけど…///」
バスローブに袖を通す。
「フフッ、なに、言わせたいの?(笑)」
裾が床に付きそうだ。下を確認するなつみの腕に、横からコツンと身体を当てる。
「最高だったよ😉」
「‼️///」
まぁこれは、幼い子に肩たたきしてもらった時の感想と似ているものである。
「ボクの触り方はどうだった?嫌じゃなかった?」
言わせたいらしい。
こんな恥ずかしい質問には、大概何も思い付かず、何も言えなくなるのだが、お手本を先に聞かされてるので、今回はそれをマネするだけで良い。
「さいこぉでした///」
言ったそばから、顔を覆い隠した。思い出すと、その部分がキュンとなり、脚を閉じる。もじもじと。
すると、なつみの身体がふわりと浮いた。
「❗️」
京楽に抱きかかえられていた。
「もう行こうね」
「髪、まだ濡れてますよ💦」
「いーの」
「ぱ、パンツ履いてません💦」
「いらない!行く!」
「😣💦」
「今の最高を、更新してあ、げ、る。😘」
耳元でチュッとされて、ビックリして息を鼻から吸ったその広がりをキープしたまま、目を見開きつつ、口を横にビィッと引っ張った顔を進行方向と逆に残す感じで、連行されていった。心の中では。
(キャーーーッ😍)
踊っていた。
寝室の戸を閉めるや否や、熱烈なキスが始まった。唇同士から頬、首、すぐに届くところに無我夢中でくっついたり、離れたりを繰り返す。熱のこもった吐息、リップ音、足音。トサリ、ベッドに寝かされてシーツの音。スプリングの軋み。なつみのバスローブの紐が解かれる。京楽の下で、胸をあらわにされた。両手で揉まれ、寄せられ、彼はその谷間に顔を埋めた。
「んー…、久しぶり、キミのおっぱいにこうしたの」
でれぇ〜っと笑っているのが、見えずとも見える。首をふりふり振って、その柔らかい感触を大いに楽しむ。
「みんなが見てる前でさ〜」
なつみは、いつか夢で見たように、京楽の髪に触れる。指を通して濡れてしまうのが気になって仕方ない。こっそり乾かしてあげることにする。
「あんなの、次の日には忘れちゃっててくださいよ。覚えてないでください」
「嫌だよ」
胸にキスをする合間に、話を続ける。
「あれはボクにとって、唯一のオカズ、なんだからさ」
ピンピンッ
「やんッ///」
文章の終わりに、すっかり硬くなった乳首を両方とも指で弾いてやった。
「今なら忘れても良いけど」
ベッドの端から中央へと移動する京楽。なつみも起き上がって、その後を追った。
「あの時と違って、ふたりっきりだね、なつみちゃん。今夜はどこまでしちゃおっか?」
バスローブの縦の隙間から鎖骨、谷間、おへそ、股が覗くように、ぺたんと座るなつみ。下唇を吸って、その質問が難しいものであるとアピールした。
(どこまでって、…、そりゃ、最後まで?///)
「最後まで」
(⁉️///)
「だよね😌」
軽く伸ばして広げた脚の間になつみを収めて、京楽は彼女を左腕で抱き寄せ、右手で頬を包んだ。
「愚問だよね」
そう呟いくと、なつみの耳に舌を入れて舐め回した。
「はあぁあッ❤️」
そこが弱いなつみはもう、身体を起こしていられない。音と質感に悶えてしまう。
「かわいい。好きだ、なつみちゃん」
今度はその下にある首筋をキスで辿る。
「あぁぁ…❤️」
快感で震える手は、京楽の浴衣を掴む。もっとして欲しいのか、無意識で反対側に首を倒してみせる。
「お髭が当たって…」
「くすぐったい?いや?(笑)」
「わかんないです…」
するりと肩のところに手を入れて、京楽はなつみのバスローブを脱がせた。姿勢を正面に戻して、彼女の表情を見る。
「エッチな顔。堪んないね」
また口にキスをして、手は胸の膨らみを揉みしだく。突起にも指で触れ、なつみが跳ねるのを喜んだ。
京楽の手は背中に沿って降りていき、お尻をすくうように撫でてきた。片方の指が割れ目に入ってくる。
「なつみちゃん、さっきちゃんとここ拭いてきたかい?」
膝立ちになり、背筋を反らして胸を張る。威厳を取り戻したいのか、顔をしかめて答えた。
「はいっ😤」
「ククッ、そう?でもね」浮いて、触りやすくなった股の下へ、より深く手を進め、軽く撫でてやると。「びしょびしょだよ。聞こえる?くちゅくちゅしてるの」
「😖💓」
威厳喪失。なつみは京楽の肩に額を置いた。
その反応もまた京楽を煽る。彼はなつみを引き寄せて後ろへ倒れると、くるりと横に回って、寝そべるなつみを上から眺める体勢になった。
「どれだけ濡れてるか、見たいなぁ」
ビクッと、なつみに緊張が走った。
「見せて。キミの恥ずかしいところ」
なつみの太腿を撫で、そんなことを呟く京楽。
(声、ずるい…///)
「反論無いみたいだから、見ちゃお」
なつみの脚の方へ移動。嫌がる素振りも無く、そこは開かれた。
「ねぇ、灯り点けたい。ダメ?」
「それはダメです」
「ケチだなぁ。これじゃあ薄暗くて、色までよく見えないんだよ」
「ダメですっ❗️エッチ❗️」
「エッチだよ〜。ボクのそこが好きなくせに」
枕を手に取り、自分の顔に当てるようにそれを抱いた。
「あ、隠れた。良いけどね、別に。こっちはくぱぁ〜っと開いてるから(笑)」
なつみが枕に顔をやるなら、京楽はなつみの秘部へ顔をやる。蜜が滴るその割れ目に舌を伸ばし入れて、舐め、止めると今度は吸う。両脇で落ち着きなく、なつみのあんよがもがいているのを聞きながら。
(何これ、気持ちい。指より、ずっと好きかも。ヤバい///)
もっとしたいし、もっとされたいが、一旦離れる。
「なつみちゃん、顔見せて」
おずおずと枕を離すなつみ。
「教えて欲しいんだけど、誰かとこういうことするの、初めてなんだよね」
変な質問に、正直に頷いてみせる。
「そう」
厳密に言えば、市丸としてしまっているのだが、男時代ということで、回数に含んでいない。
「どうかしました?」
「いや…、初めてなのに、処女膜が無いし、ちょっと周りが黒ずんでるように見えるし…」
「…?」
「ちょっとなつみちゃん、普段からひとりでやり過ぎてるんじゃないかい?(笑)」
(ギクゥッ‼️⁉️)
「図星だな(笑)」
枕を顔に戻す。強めに。
「コラ!隠れないの!(笑)」
京楽は枕を引っ張ってやった。でも放さない。
「ヤです❗️放してください❗️」
「じゃぁ、吐け!何をオカズにしてきたか、言ってみろ!(笑)」
「ーーーッ❗️う。腕まくらッ‼️///」
「それは、誰のッ‼︎(笑)」
グイグイ引っ張り合いながらの、この攻防戦。
「京楽隊長の‼️///」
「呼び方違うでしょ‼︎」
「ーーー‼️春水さんのッ‼️💢」
ズルッ
「あぁんッ❤️あっ⁉️にゃぁぁ…///」
「キミも、ほとほとエッチじゃないか」
他の男にそこまで先を越されていたのかもしれないと不安になっていたが、謎が解けて安心した京楽は、自身の名を呼んでもらえたところで、なつみの陰部に指を挿入した。感覚に驚いた隙を突いて、枕もどかす。入れた中指を動かしてやった。
「他人にやってもらうのどう?痒いところに手が届く感じで、良いでしょ」
深く深くクニクニ動かすと、刺激にやられるなつみの口はだらしなく開かれ、小さな舌が突き出てきて、何かを求めているよう。陰部のうねりが強まってきた。
「こんな姿、誰にも見せちゃダメだよ。みんな、狼さんになっちゃうからね」
ガブリと口に吸い付き、快感にヒクつくなつみの舌を、自身の舌で優しく撫でるように舐めた。
「どんな顔してイクのかな」
素朴な疑問を呟いて、京楽は中指はそのままで、親指でなつみのクリトリスにクリクリと素速く触れた。
そうすると、高まり過ぎて声にならなかった喜びの叫びが、ピンと仰反る身体から発せられた。
「ーーーッ‼︎……」
静かに指を抜く。
「どうしよう、なつみちゃん。キミ、ずっとかわいいんだけど」
ベタつく中指を大事そうに舐める。
残念なことに、枕は手の届くところにあった。
すーっ……
「また隠れた(笑)」
少し無理をさせてしまったかと後悔する京楽。息が上がって、上下に大きめに動く小さな背中を撫でてあげた。
「大丈夫かい?ちょっと休憩しようね」
そうしていると、籠った声が返ってきた。
「春水さんのも、ぺろぺろしたいです……」
「えっ…?(笑)」
枕を避けたなつみはもそもそと動き出し、京楽の股に手と顔を近づけた。
「ちょっと💦」
本当にそんなことをされるのかと疑うも、やりやすいように起き上がって座ってみる。
ぺたんと座るなつみは前に倒れて、京楽のペニスを持つと、ペロペロと舐め始めた。
「ッ…。ったく、どこまで教えちゃったんだよ、アイツ」
何の手解きも受けず、なつみは自ら手を進めていく。先程、最高とのお褒めを頂いた加減で扱きつつ、大切そうに舌を這わせる。
「上手だね、なつみちゃん」
彼の心は複雑だった。
「ありがとうございます😊」
一瞬顔を上げてニッコリすると、その下げた動きの流れでしゃぶり始めた。ちゅーちゅー。合間に手でシコシコもする。
「おいしい?ボクのエリンギ」
このくだらない問いに答えるため、ちゅぽっと口を離す。
「味しないです。硬くて大っきいです」
「っはははは‼︎真面目っ(笑)」
もう辞めてくれと、京楽はなつみの肩を持って起こさせる。
「キミのおかげで充分ガチガチになったよ。ありがとう」
チュッとほっぺにお礼のキス。
「さて、いよいよ本番と行きますかぁ」
そう言って、サイドテーブルの上に置かれた小さな籠から、小袋を取った。
「これ、なぁんだ」
「ゴムですね」
「そうです。ゴムです」
「きゃ〜、わかんな〜い。それでどうするんですか〜?」なんて返しでも期待したか。残念だったな。
「ぼく、着け方わかります!男の嗜みっスよね!」
「ドヤ顔で言わないでくれる😅」
という京楽の機嫌も何のその。なつみはゴムを横取りしてしまった。
「あ、ちょっと」
「ぼくが着けてあげますよ」
「なつみちゃぁん」
袋を開けて、中身を取り出し、縁の巻きから表を確認。中央を摘んで、スタンバイOK。
「春水さんだから、してあげたいんです。好きだから。いっぱい、いろいろ、してあげたいんです」
その返事も聞かずに、なつみはゴムを適切に装着させた。
「できました」
満足気に笑うなつみを、京楽は押し倒して襲い掛かった。
「あぅッ」
ベッドが軋む。
「ご奉仕したいのは、ボクも同じさ。愛してるよ、なつみちゃん」
こちらも返事を待たず、口づけた。片手は胸を、もう片方は陰部を。全身を同時に攻められるなつみは、されるがままだ。京楽の広い背中に、懸命に腕を伸ばそうとする。彼女のイイところは、大方調査済みの京楽。次々に手を繰り出した。
股の湿りを観て、そろそろかと、ゴムを着けてもらった男根を入り口に擦りつけた。
「入るかな…。痛かったら、すぐに言うんだよ」
「…はい///」
愛おしく、なつみのおでこにキスをする。
ググッ、先端から徐々に挿入。
「大丈夫?」
下唇を噛んでいるが、うんうんとなつみは頷いた。
(京楽隊長と繋がっちゃう。うゆ〜ッ💕)
少し痛むも、これは幸せな痛みだ。なつみの頭にはハートがぽんぽん飛んでいた。
しかし京楽の方はというと、表情が曇ったような。
「クッ……(やっぱりキツいか)」
進行が止まり、異変に気付いた。
「春水さん…?」
「んー…、全部は、入らないかな」
「そんなこと」つまらないことを言わないでと、なつみは腰を動かそうとした。すると。「痛っ」
「ほら。無理しないの。エッチは、気持ち良いものじゃなきゃ、ダメだから」
抜き始めたら、なつみは口を尖らせた。
「ぷぅー」
「拗ねないでよ。ボクだって痛いんだから」
「最後までするって、言ったじゃないですか」
「言ったけど、無理。今日は諦めよ。逆にボクは今安心してるけどね」
「どしてですか」
「これだけ狭いから、ボクがここに入った1人目の男だって、わかったからさ」ぽんぽんとお腹を叩いてやった。「また今度、挑戦しよう」
「じゃあ、もう寝ちゃうってことですか」
「えー?」
浴衣を脱いで、その辺に軽くまとめて置き、京楽は髪を結び上げた。酷くセクシーで不敵な笑み。
「そんなわけないだろ。挿れられないとわかったら、別のことをするまでだよ。こんなに勃ってるのに出さないなんて、かわいそうだと思わない?ボクの好きに動かせてもらうよ。キミはそのままの体勢で良いからね」
ニコッと笑ってみせたが、ちょっと脅しが入っていなかっただろうか。
「どうするんですか…」
京楽はなつみの頭の両脇に手をついた。
「上で擦るの。いつか、このくらいの強さで、キミと繋がれたらな〜って思いながらするよ。なつみちゃんも、そんなふうに想像してて」
(素股だぁー…💖)
そう。どっちのお尻にも挿れてはいないの答えが、これであった。
(エッチごっこ💕)
「いくよ」
なつみはきゅっと胸の上で両手を握った。京楽は股間をなつみのに押し当て、2回擦るも、もう少し足りないか、肘をつくことにした。
「うん。こっちが良いな」
顔が近ぁいと思ったなつみは、口元に手を持っていった。
「動くよぉ〜」
「はい///」
スリ、スリ、スリ……
トントントントントン……
(わぁ〜。京楽隊長の気持ちよさそうな、エッチな顔。はわわわわぁ✨)
目を閉じて、音を立てて息を吸って、吐いて、自分の気持ちの良いところを探るように、ピストンを続ける。そんな京楽の表情を、感激しながら下から鑑賞するなつみ。ここは特等席だ。
その視線に気付いたのか、京楽は目を開いた。
「余裕そうだね、なつみちゃん。ちょっとイジワルしても良いかい?」
「えっ、え?え?」
何事ぞとソワソワしていると、京楽の男根が、敏感ななつみの突起に当てられた。それまでは、わざとずらしていたのだろう。
「ひゃぁ💦」
「ンフフ、嫌よ、嫌よも、好きのうちってね」
タンタンタンタンタンッ……‼︎
「いやぁぁぁ…❤️」
「気持ちいね、なつみちゃん」
「きも、ち、い…く、ん///」
激しく突かれて、なつみの身体も同じく動く。
「おっぱい取れちゃいそう」
(誰のせいだッ)
「ああぁ、良い。もうちょっと。ハァ、最高だよ。なつみちゃん」
「(そんな声で呼ばないで❤️💦)しゅん、すい、さぁ、ん…。あん」
「そんな声で呼ばないでよ。どこまでかわいいんだ、キミって子はッ」
ギシギシギシ……
「大好きで、堪んないよ‼︎」
「ぼくも、すきぃ、…すきぃ」
汗ばむ背中を引き寄せて、きつくきつく抱き合うふたり。腰の振りも最高潮。
「あぁッ‼︎」「はあぁッ」
力強く抱きしめて、動きを止めると、熱いものが流れ出した。荒い息をしながら射精をし終え、京楽は少し身体を起こす。
「なつみちゃん」
彼女の前髪を撫でて流してやる。
「どうだった」
顕になったおでこに、ちゅ。
「むりぃ…」
「え?」
何でかもう泣きそうになっていた。
「ムぅリーーーッ❗️」
「ご、ごめん!痛かった?やり過ぎちゃったかな」
京楽はあたふたと、とりあえずなつみに被さって頭を撫でてあげた。
「ごめんよ、なつみちゃん」
謝る京楽にしがみついて、なつみは答えた。
「あんなに速いの、ぼくにはムリですよぉ。挿れるときは、ゆっくりでお願いしますぅ😭」
言われた通り、想像してみたら、すっかりビビってしまった模様。
「あんなのじゃ、気持ちくないですよ❗️ケガしちゃいますよ❗️」
言葉をそのまま受け取るなら。
「怖がらせちゃったんだね。ごめん。ちょっと暴れちゃったよ。挿れるときは、様子を見て、ちゃんとゆっくりするから、許して、なつみちゃん」
「絶対ですよ」
「うん。絶対だよ」
小指が差し出される。
「あぁ。約束だ」
絡めて、くっくっと指切りを。
お許しを頂いた京楽は、起きてゴムを処理する。その間になつみは布団に潜り込むだろう。京楽はそう思っていたのだが。
きゅぅ…
胡座をかいて、ティッシュで精液を拭き取っていると、後ろから抱きつかれた。
「エッチって、大変ですね」
「初めてだから、しょうがないよ」
「ぼく…、こんなんで春水さんのお相手、務まるんでしょうか」
「キミじゃなきゃ嫌だよ。大丈夫。ちょっとずつ慣らしていけば良いから」
ティッシュを丸めてポイッとゴミ箱に捨て、なつみの方へ身体を向ける。
「なつみちゃん、よく言ってるだろ?『できないは、できるようにすれば良いだけだ』って。これから、たくさんの夜を一緒に過ごそう。いっぱい、楽しいことを教えてあげるからね」
なつみの手を取って、髪の毛の上からキスをする。そして囁いた。
「だからお願い。ボクを嫌いにならないで」
手は繋いだまま。なつみも京楽にキスをした。彼の頬に。
「ぼくも、春水さんに嫌われないように、何か決めなきゃですね」
片想いはひとりで。恋愛はふたりで。
「ご指導ご鞭撻、よろしくお願いします、先生」
一瞬何のことだかわからなかったが。
「フフフ、そっか、あの日にそんなこと言ったっけ」
落ち着くと肌寒くなるもので、くっつかないとやってられない。
「ここを『育てるのはボクだ』って」
「忘れてくれても良かったのに」
「嘘でも嬉しかったんです」
「嘘なんかじゃないよ」
「ウソ」
「…、ごめん。半分冗談だった。でも半分は本気だったさ」
「はいはい」
「あー、信じてない」
布団に潜っていくふたり。
「ぼくは、暴走されても、許してあげなきゃいけないんですよね」
「どうして?」
「自分が暴走するのも、許してもらわなきゃいけないですから」
「ははっ、そっかそっか。そりゃ、納得だ」
寝転んでも、くっつくふたり。
「そういえば、こんなに暗いのに、どうしてさっき、ぼくのお股の色とか、わかったんですか?」
「それは…」
ポフッと、布団の中で灯りが点いて、すぐに消えた。京楽の指先が光源だったような。
「鬼道の応用😉」
「えっち」
「知ってる😌」
暗いし、あったかいし、疲れてしまったしということで、なつみの瞼はだいぶ重くなっていた。
「おやすみ、なつみちゃん」
「おやすみなさい、春水さん」
「大好きだよ」
「はい。大好きです」
今夜何度目かのキスをして、眠りにつくふたりであった。
京楽としては、あの病室でして以来の、待望のディープなキスであるため、長く長く味わっていたかった。なのに、息継ぎに少し離れただけで、なつみは終わったと思ったのか、するりと京楽の腕の中から抜け出して、シャワーの栓を閉めてしまった。
「もうちょっとしてたかったのにな〜」
「え?でもお湯が勿体ないですよ」
そう言われてしまうと、これ以上はこちらが悪くなる。
「なつみちゃんは良い子だね」
すっかり低くなったなつみのおでこにキスをした。やはり腰がキツくなる身長差だ。
「お風呂入ろっか」
「はい」
京楽から浴槽に入り、なつみはその反対側から入った。
「なつみちゃん。後ろ向いて、ボクの前に座って。くっつきたいんだ」
パチ、パチ、と瞬きして、どうしようかと思ったが、なつみは京楽のお願いを聞くことにする。
「おいで〜」
腕を広げて待ち構える、その間に大人しく身体を持っていった。後ろから、ぎゅ。
「あちこちぷにぷにだね〜」
「…///」
なつみには、ちょっと気になることがある。
「当たってます」
「何が?」
「…、エリンギ///」
「(笑)」
お尻にクンクンと当たる1本のエリンギ。
「今が旬だよ(笑)」
右後ろへ、すごぉく細い視線を刺してやるなつみ。
(くだらねぇッ)
「キミのおっぱいもボクの腕に当たってるなぁ」
継続して冷たい視線ビームを送る。
「それは当たってるじゃなくて、触ってるんです」
それはもう鷲掴みでモミモミと。
「あれ!気付かなかったな〜。無意識って怖いね〜😙」
(エロおやじ😑)
とは言え、このエリンギの硬さは何とも…。
「でも、なんか、こんなこと思うとぼくも変なヤツになっちゃうかもですけど」
「ん?🙂」
「ぼくの身体なんかで喜んでもらえてるの、嬉しいです///」
何とまぁ…。
「顔を見なきゃ、素直になってくれるんだから、なつみちゃん。『自分なんか』は言っちゃダメって言わなかったっけ。キミは充分すぎるほど魅力的だよ。外見も中身も。全部、愛おしくて仕方ない。キミはボクの身体をよく見てたけど、ボクはキミの素肌、こっちの性での裸んぼはやっと見れたんだよ。ずっと想像してるだけだった。待ち侘びたよ。本物を見れて、触れて、すっごい興奮してるんだ。ん〜っ、なつみちゃ〜ん、だぁいすきぃ〜。食べちゃう〜。ガブッ」
「ひゃうッ❤️///」
小さなお耳をガブリと噛むと、なつみの鳴き声が響いた。
「ほら、かわいい声。もっと聴きたくなっちゃうな」
首筋に、ちゅっ。
「んんっ😣///」
「こんな反応されたら、みんなイチコロだよ?こう…、男心を煽られる感じ?ホント、無意識って怖いね」
最後の一言には、何故か重みがあり、なつみは意味を教えてもらいたくて、京楽に顔を向けた。
「なつみちゃんは気付いてないかもしれないけど、キミを一目見て、キミを抱きたいと思わなかった男は、今の瀞霊廷に1人もいないよ」
「え、あり得ないですよ。適当言わないでください」
「信じられないだろうけど、一応、心に留めといて。キミには、無条件で異性を惹きつける力があるみたいなんだ。なつみちゃんに笑いかけてもらったら、誰だってときめいちゃうんだよ。あの山じいでさえ、なつみちゃんにメロメロなんだからね。悪い狼に捕まらないように、気をつけて」
そう言われても、ピンと来ないようだ。なつみは首を傾げて、「よくわかんない」と心の中で呟いた。思い当たる節が見つからないのだ。とりあえずの結論として、意見を述べてみる。
「ぼくが浮気するんじゃないかって、心配して、そんなこと言うんですよね。だったら大丈夫ですよ。恋人になって欲しいって誰かに迫られても、もうぼくの心は春水さんに決めてますから。ちゃんとお断りできます!やきもち妬かないでください」
実を言うと、尾田にやきもちを妬いて怒ってきた京楽のことを、『かわいい』と思って見ていたなつみ。
「…、そうかい?」
「はい」
(気を付けても、襲われる時は一瞬なんだろうな…)
京楽が頭を撫でてあげると、なつみはちょっと上半身だけそちらに向け、京楽の胸をちょんちょんと人差し指でつつきながら言った。
「ちなみに、この狼さんは、良い狼さんですか?😊」
イタズラな上目遣いに、京楽はフッと笑った。
「さぁ、どうかな?なつみちゃんはどっちが良い?」
「そりゃ、良い方が良いです。けどぉ、ちょい悪に見えますかね」
「ちょいね」
「ちょいです」
「ちょいかぁ…」
「ちょいです」
前回のお泊まりでは良い狼さんでいてくれたので、前評判の悪い狼から昇格して、ちょい悪と認定したようだ。
「ねぇ、一ヶ所洗い忘れてるところがあるんだ。キレイにして良い?」
「🙂?どうぞ」
「前向いて」
なんだかよくわからないまま、なつみは身体の向きを直した。
(どこだろう。1回上がるかな)
洗うと言うので、洗い場の方へ戻るのだろうと考えたなつみは、京楽が立ち上がれるように少し前に移動しようとした、ら…。
スルッ、クニクニクニクニ……
「ギャウッ‼️⁉️」
京楽の右手がなつみの股に触れ、いやらしい手つきで揉み始めてしまった。驚いたなつみはビクンッと跳ねたが、彼の左腕がグッとお腹のところに巻き付いており、大きくは動けなかった。
「あぅぅぅぅ😣///」
「ここも、ちゃ〜んとキレイにしておかないとね♪」
まさか自分の身体の一部のことを言ってたなんて思いもしなかったなつみは、頭の中が目の前のことに追いつけないでいた。フルフルと強張って、脚を閉じようとする。
「ダメだよ。念入りに洗わなきゃいけないんだから。ぱか〜っと開いてて。ぱか〜っと😄」
優しいお願いな言葉で語りながらも、京楽は両脚をなつみの脚と絡めて、どんどん自分のペースでことを進めていく。
「んんんーっ、わ、るい、おおかみ、ですよ///」
「そんなことないよぉ。まだ紳士的だと思うけどな〜」
「にゃぁあっ///」
「そんなに喜んでくれるの?嬉しいねぇ😙」
ふざける京楽をムッと睨むも、なつみの潤んだ瞳では痛くも痒くもない。萌えるだけだ。
「ひだのところをなぞらないと。この辺かな〜?ゴシゴシ♪あれ?このぷくってなってるの、何だろう。何かな〜?」
一体、何人のそれを弄ってきたのか知らないが、とぼけたフリをしてクリクリ触ってくる。
「ーーーッ‼︎///」
なつみは恥ずかしい声が漏れないように、左手を猫の手にして口を押さえた。
「いやぁっ…///」
首を横に振って、やめてほしいと訴えるも、秘部を擦る手は止まらない。更に京楽は彼女の耳元で囁いた。
「キミは良い狼を望むけど、惚れちゃったのはちょい悪狼なんだろ?
キミの『やめて』はもう、『もっとして』にしか聞こえないよ。
なつみちゃん…」
「💘⁉️」
愛するこの子の横顔にキスを。
お得意の「そんなことないもん!」も出せない。彼にはなつみのことがお見通しだった。夢見た人に触れてもらえる、この儚い快楽に、ひととき思い切り溺れていたい。
幸せな刺激に従うように、なつみの右手が京楽の左手を探り、絡んで繋いだ。好きの気持ちが、また伝えられる。
「想像してたより、ずっと良いよ」
うん、と頷きが返ってきた。
「フフッ、それ、頷いてくれたのか、気持ち良くてピクンってしたのか、どっちだい?」
そのセリフに怒ったのか、どうしても力が入ってしまっただけか、なつみは京楽の手をきゅーっと握った。
「両方かな」
ここで頑張りすぎて、のぼせてしまってはかわいそうなので、そろそろ出ようと思う京楽。胸にもたれながら、ドキドキに満たされ、ぼうっとしているなつみに話しかける。
「なつみちゃん、身体、あったまったから出ようか。立てる?」
寝ぼけた時に出るような唸り声を発しながら、なつみはゆっくり腰を上げた。その場で方向転換し、洗い場へ向かう、かと思わせて、何故か行き過ぎて京楽の方を向いた。そして、その首の角度、見覚えがある。
「ん?どうしたの」
尋ねられたが無言であるものの、何かに不満であることは確かだ。
「なつみちゃん?」
クンッ
ぷちゅ
「‼️⁉️」
それはほぼ頭突きの、あのファーストキスの時のスピードと同じだった。唇同士がくっついた後も、同じく。
かぷかぷ、ちゅるちゅる
(おいおいおいおい⁉︎これが酔っ払いキス魔か‼︎‼︎)
キスをしながら膝を曲げていき、しゃがんでしまうなつみ。左手を京楽の肩に置いた。右手は?
「ん〜、んん、ん」
初めは驚いたが、迫られるのも悪くないと、京楽は余裕を取り戻し、そこそこ楽しんでいた。官能的で誘うような甘いハミングに聞こえるなつみの声に合わせて、京楽もその低音心地よい声で、合間合間にリップ音の彩りを加えつつ、よく響く浴室を満たしていった。
(かわいいな〜、なつみちゃん。エッチな気分になって、ちゅうしたくなっちゃったんだな)
と、視界の外で事態が動いた。
(‼️⁉️)
ゴシゴシゴシゴシ
なつみの右手が、かのエリンギをお湯洗いし始めたのだ。その手つき、良いところを突いてくる。
「(ちょっと待てちょっと待てちょっと待てちょっと)待てーーーッ‼️‼️💦」
「むぅーッ」
余裕なんてものが吹っ飛んだ京楽は、焦ってなつみをつっぱねた。
「むぅじゃない‼️そんなにしたら、大事な1発目がこんなとこで出ちゃうじゃないか‼️落ち着けよ‼️っていうか、どこでそんなの覚えたんだい‼️キミ、エッチするの初めてだよね⁉️」
落ち着くのはあなたの方だと言いたい。
「…、自分ので…」
1秒置いてからの納得。
「…あぁ、そう」
その1秒先で、もうひとつ理解。
(市丸だな…、あの野郎)
なつみは浴槽の遠いところから白状した。
「ぼくのだけ洗うのズルいです。春水さんのもキレイにしてあげたかったんです。怒らないでください」
隅で膝を抱えてしまう。その姿を見て、京楽は改めた。
「ごめんよ、なつみちゃん。…キミの言う通りだ。悪かった、大きな声を出して」
柔らかいほっぺに手を伸ばして、大事なことを確認する。
「もう、ふたりでいられるんだから、どっちかばっかりじゃダメだよね。ごめん、ごめん。さぁ、上がって早くお布団に行こうか」
「はい…///」
湯けむりで幻想的な特別な時間。しっとりと濡れ、光はあちこちで煌めく。辺り全部あたたかく、恥ずかしそうにはにかむ裸のなつみを見て、京楽は心まで洗えたようだ。
(この子はボクのもの。ボクを想ってくれる、ボクだけのもの)
それはなつみの瞳にも映っていた。
(しゅきぃ〜ッ‼️‼️髪濡れてる‼️したたってるし、したたってる(笑)‼️エロいーーーッ‼️鼻血出そう。こんなステキな人がぼくの恋人だなんて。あぁ直視できない。けどする‼️ガン見だ、こりゃッ👀‼️ぼ、ぼくだけの、エッチな京楽隊長。なんとぜーたくッ‼️So sweet. AaaooooO〜ッ💗)
もう出てください、小さな狼さん。
身体を拭きながら。
「春水さん」
「なぁに?」
「さっき、どうでしたか?痛くありませんでした?」
「さっきって?」
「…っ、き、気持ち良かったなら、いいですけど…///」
バスローブに袖を通す。
「フフッ、なに、言わせたいの?(笑)」
裾が床に付きそうだ。下を確認するなつみの腕に、横からコツンと身体を当てる。
「最高だったよ😉」
「‼️///」
まぁこれは、幼い子に肩たたきしてもらった時の感想と似ているものである。
「ボクの触り方はどうだった?嫌じゃなかった?」
言わせたいらしい。
こんな恥ずかしい質問には、大概何も思い付かず、何も言えなくなるのだが、お手本を先に聞かされてるので、今回はそれをマネするだけで良い。
「さいこぉでした///」
言ったそばから、顔を覆い隠した。思い出すと、その部分がキュンとなり、脚を閉じる。もじもじと。
すると、なつみの身体がふわりと浮いた。
「❗️」
京楽に抱きかかえられていた。
「もう行こうね」
「髪、まだ濡れてますよ💦」
「いーの」
「ぱ、パンツ履いてません💦」
「いらない!行く!」
「😣💦」
「今の最高を、更新してあ、げ、る。😘」
耳元でチュッとされて、ビックリして息を鼻から吸ったその広がりをキープしたまま、目を見開きつつ、口を横にビィッと引っ張った顔を進行方向と逆に残す感じで、連行されていった。心の中では。
(キャーーーッ😍)
踊っていた。
寝室の戸を閉めるや否や、熱烈なキスが始まった。唇同士から頬、首、すぐに届くところに無我夢中でくっついたり、離れたりを繰り返す。熱のこもった吐息、リップ音、足音。トサリ、ベッドに寝かされてシーツの音。スプリングの軋み。なつみのバスローブの紐が解かれる。京楽の下で、胸をあらわにされた。両手で揉まれ、寄せられ、彼はその谷間に顔を埋めた。
「んー…、久しぶり、キミのおっぱいにこうしたの」
でれぇ〜っと笑っているのが、見えずとも見える。首をふりふり振って、その柔らかい感触を大いに楽しむ。
「みんなが見てる前でさ〜」
なつみは、いつか夢で見たように、京楽の髪に触れる。指を通して濡れてしまうのが気になって仕方ない。こっそり乾かしてあげることにする。
「あんなの、次の日には忘れちゃっててくださいよ。覚えてないでください」
「嫌だよ」
胸にキスをする合間に、話を続ける。
「あれはボクにとって、唯一のオカズ、なんだからさ」
ピンピンッ
「やんッ///」
文章の終わりに、すっかり硬くなった乳首を両方とも指で弾いてやった。
「今なら忘れても良いけど」
ベッドの端から中央へと移動する京楽。なつみも起き上がって、その後を追った。
「あの時と違って、ふたりっきりだね、なつみちゃん。今夜はどこまでしちゃおっか?」
バスローブの縦の隙間から鎖骨、谷間、おへそ、股が覗くように、ぺたんと座るなつみ。下唇を吸って、その質問が難しいものであるとアピールした。
(どこまでって、…、そりゃ、最後まで?///)
「最後まで」
(⁉️///)
「だよね😌」
軽く伸ばして広げた脚の間になつみを収めて、京楽は彼女を左腕で抱き寄せ、右手で頬を包んだ。
「愚問だよね」
そう呟いくと、なつみの耳に舌を入れて舐め回した。
「はあぁあッ❤️」
そこが弱いなつみはもう、身体を起こしていられない。音と質感に悶えてしまう。
「かわいい。好きだ、なつみちゃん」
今度はその下にある首筋をキスで辿る。
「あぁぁ…❤️」
快感で震える手は、京楽の浴衣を掴む。もっとして欲しいのか、無意識で反対側に首を倒してみせる。
「お髭が当たって…」
「くすぐったい?いや?(笑)」
「わかんないです…」
するりと肩のところに手を入れて、京楽はなつみのバスローブを脱がせた。姿勢を正面に戻して、彼女の表情を見る。
「エッチな顔。堪んないね」
また口にキスをして、手は胸の膨らみを揉みしだく。突起にも指で触れ、なつみが跳ねるのを喜んだ。
京楽の手は背中に沿って降りていき、お尻をすくうように撫でてきた。片方の指が割れ目に入ってくる。
「なつみちゃん、さっきちゃんとここ拭いてきたかい?」
膝立ちになり、背筋を反らして胸を張る。威厳を取り戻したいのか、顔をしかめて答えた。
「はいっ😤」
「ククッ、そう?でもね」浮いて、触りやすくなった股の下へ、より深く手を進め、軽く撫でてやると。「びしょびしょだよ。聞こえる?くちゅくちゅしてるの」
「😖💓」
威厳喪失。なつみは京楽の肩に額を置いた。
その反応もまた京楽を煽る。彼はなつみを引き寄せて後ろへ倒れると、くるりと横に回って、寝そべるなつみを上から眺める体勢になった。
「どれだけ濡れてるか、見たいなぁ」
ビクッと、なつみに緊張が走った。
「見せて。キミの恥ずかしいところ」
なつみの太腿を撫で、そんなことを呟く京楽。
(声、ずるい…///)
「反論無いみたいだから、見ちゃお」
なつみの脚の方へ移動。嫌がる素振りも無く、そこは開かれた。
「ねぇ、灯り点けたい。ダメ?」
「それはダメです」
「ケチだなぁ。これじゃあ薄暗くて、色までよく見えないんだよ」
「ダメですっ❗️エッチ❗️」
「エッチだよ〜。ボクのそこが好きなくせに」
枕を手に取り、自分の顔に当てるようにそれを抱いた。
「あ、隠れた。良いけどね、別に。こっちはくぱぁ〜っと開いてるから(笑)」
なつみが枕に顔をやるなら、京楽はなつみの秘部へ顔をやる。蜜が滴るその割れ目に舌を伸ばし入れて、舐め、止めると今度は吸う。両脇で落ち着きなく、なつみのあんよがもがいているのを聞きながら。
(何これ、気持ちい。指より、ずっと好きかも。ヤバい///)
もっとしたいし、もっとされたいが、一旦離れる。
「なつみちゃん、顔見せて」
おずおずと枕を離すなつみ。
「教えて欲しいんだけど、誰かとこういうことするの、初めてなんだよね」
変な質問に、正直に頷いてみせる。
「そう」
厳密に言えば、市丸としてしまっているのだが、男時代ということで、回数に含んでいない。
「どうかしました?」
「いや…、初めてなのに、処女膜が無いし、ちょっと周りが黒ずんでるように見えるし…」
「…?」
「ちょっとなつみちゃん、普段からひとりでやり過ぎてるんじゃないかい?(笑)」
(ギクゥッ‼️⁉️)
「図星だな(笑)」
枕を顔に戻す。強めに。
「コラ!隠れないの!(笑)」
京楽は枕を引っ張ってやった。でも放さない。
「ヤです❗️放してください❗️」
「じゃぁ、吐け!何をオカズにしてきたか、言ってみろ!(笑)」
「ーーーッ❗️う。腕まくらッ‼️///」
「それは、誰のッ‼︎(笑)」
グイグイ引っ張り合いながらの、この攻防戦。
「京楽隊長の‼️///」
「呼び方違うでしょ‼︎」
「ーーー‼️春水さんのッ‼️💢」
ズルッ
「あぁんッ❤️あっ⁉️にゃぁぁ…///」
「キミも、ほとほとエッチじゃないか」
他の男にそこまで先を越されていたのかもしれないと不安になっていたが、謎が解けて安心した京楽は、自身の名を呼んでもらえたところで、なつみの陰部に指を挿入した。感覚に驚いた隙を突いて、枕もどかす。入れた中指を動かしてやった。
「他人にやってもらうのどう?痒いところに手が届く感じで、良いでしょ」
深く深くクニクニ動かすと、刺激にやられるなつみの口はだらしなく開かれ、小さな舌が突き出てきて、何かを求めているよう。陰部のうねりが強まってきた。
「こんな姿、誰にも見せちゃダメだよ。みんな、狼さんになっちゃうからね」
ガブリと口に吸い付き、快感にヒクつくなつみの舌を、自身の舌で優しく撫でるように舐めた。
「どんな顔してイクのかな」
素朴な疑問を呟いて、京楽は中指はそのままで、親指でなつみのクリトリスにクリクリと素速く触れた。
そうすると、高まり過ぎて声にならなかった喜びの叫びが、ピンと仰反る身体から発せられた。
「ーーーッ‼︎……」
静かに指を抜く。
「どうしよう、なつみちゃん。キミ、ずっとかわいいんだけど」
ベタつく中指を大事そうに舐める。
残念なことに、枕は手の届くところにあった。
すーっ……
「また隠れた(笑)」
少し無理をさせてしまったかと後悔する京楽。息が上がって、上下に大きめに動く小さな背中を撫でてあげた。
「大丈夫かい?ちょっと休憩しようね」
そうしていると、籠った声が返ってきた。
「春水さんのも、ぺろぺろしたいです……」
「えっ…?(笑)」
枕を避けたなつみはもそもそと動き出し、京楽の股に手と顔を近づけた。
「ちょっと💦」
本当にそんなことをされるのかと疑うも、やりやすいように起き上がって座ってみる。
ぺたんと座るなつみは前に倒れて、京楽のペニスを持つと、ペロペロと舐め始めた。
「ッ…。ったく、どこまで教えちゃったんだよ、アイツ」
何の手解きも受けず、なつみは自ら手を進めていく。先程、最高とのお褒めを頂いた加減で扱きつつ、大切そうに舌を這わせる。
「上手だね、なつみちゃん」
彼の心は複雑だった。
「ありがとうございます😊」
一瞬顔を上げてニッコリすると、その下げた動きの流れでしゃぶり始めた。ちゅーちゅー。合間に手でシコシコもする。
「おいしい?ボクのエリンギ」
このくだらない問いに答えるため、ちゅぽっと口を離す。
「味しないです。硬くて大っきいです」
「っはははは‼︎真面目っ(笑)」
もう辞めてくれと、京楽はなつみの肩を持って起こさせる。
「キミのおかげで充分ガチガチになったよ。ありがとう」
チュッとほっぺにお礼のキス。
「さて、いよいよ本番と行きますかぁ」
そう言って、サイドテーブルの上に置かれた小さな籠から、小袋を取った。
「これ、なぁんだ」
「ゴムですね」
「そうです。ゴムです」
「きゃ〜、わかんな〜い。それでどうするんですか〜?」なんて返しでも期待したか。残念だったな。
「ぼく、着け方わかります!男の嗜みっスよね!」
「ドヤ顔で言わないでくれる😅」
という京楽の機嫌も何のその。なつみはゴムを横取りしてしまった。
「あ、ちょっと」
「ぼくが着けてあげますよ」
「なつみちゃぁん」
袋を開けて、中身を取り出し、縁の巻きから表を確認。中央を摘んで、スタンバイOK。
「春水さんだから、してあげたいんです。好きだから。いっぱい、いろいろ、してあげたいんです」
その返事も聞かずに、なつみはゴムを適切に装着させた。
「できました」
満足気に笑うなつみを、京楽は押し倒して襲い掛かった。
「あぅッ」
ベッドが軋む。
「ご奉仕したいのは、ボクも同じさ。愛してるよ、なつみちゃん」
こちらも返事を待たず、口づけた。片手は胸を、もう片方は陰部を。全身を同時に攻められるなつみは、されるがままだ。京楽の広い背中に、懸命に腕を伸ばそうとする。彼女のイイところは、大方調査済みの京楽。次々に手を繰り出した。
股の湿りを観て、そろそろかと、ゴムを着けてもらった男根を入り口に擦りつけた。
「入るかな…。痛かったら、すぐに言うんだよ」
「…はい///」
愛おしく、なつみのおでこにキスをする。
ググッ、先端から徐々に挿入。
「大丈夫?」
下唇を噛んでいるが、うんうんとなつみは頷いた。
(京楽隊長と繋がっちゃう。うゆ〜ッ💕)
少し痛むも、これは幸せな痛みだ。なつみの頭にはハートがぽんぽん飛んでいた。
しかし京楽の方はというと、表情が曇ったような。
「クッ……(やっぱりキツいか)」
進行が止まり、異変に気付いた。
「春水さん…?」
「んー…、全部は、入らないかな」
「そんなこと」つまらないことを言わないでと、なつみは腰を動かそうとした。すると。「痛っ」
「ほら。無理しないの。エッチは、気持ち良いものじゃなきゃ、ダメだから」
抜き始めたら、なつみは口を尖らせた。
「ぷぅー」
「拗ねないでよ。ボクだって痛いんだから」
「最後までするって、言ったじゃないですか」
「言ったけど、無理。今日は諦めよ。逆にボクは今安心してるけどね」
「どしてですか」
「これだけ狭いから、ボクがここに入った1人目の男だって、わかったからさ」ぽんぽんとお腹を叩いてやった。「また今度、挑戦しよう」
「じゃあ、もう寝ちゃうってことですか」
「えー?」
浴衣を脱いで、その辺に軽くまとめて置き、京楽は髪を結び上げた。酷くセクシーで不敵な笑み。
「そんなわけないだろ。挿れられないとわかったら、別のことをするまでだよ。こんなに勃ってるのに出さないなんて、かわいそうだと思わない?ボクの好きに動かせてもらうよ。キミはそのままの体勢で良いからね」
ニコッと笑ってみせたが、ちょっと脅しが入っていなかっただろうか。
「どうするんですか…」
京楽はなつみの頭の両脇に手をついた。
「上で擦るの。いつか、このくらいの強さで、キミと繋がれたらな〜って思いながらするよ。なつみちゃんも、そんなふうに想像してて」
(素股だぁー…💖)
そう。どっちのお尻にも挿れてはいないの答えが、これであった。
(エッチごっこ💕)
「いくよ」
なつみはきゅっと胸の上で両手を握った。京楽は股間をなつみのに押し当て、2回擦るも、もう少し足りないか、肘をつくことにした。
「うん。こっちが良いな」
顔が近ぁいと思ったなつみは、口元に手を持っていった。
「動くよぉ〜」
「はい///」
スリ、スリ、スリ……
トントントントントン……
(わぁ〜。京楽隊長の気持ちよさそうな、エッチな顔。はわわわわぁ✨)
目を閉じて、音を立てて息を吸って、吐いて、自分の気持ちの良いところを探るように、ピストンを続ける。そんな京楽の表情を、感激しながら下から鑑賞するなつみ。ここは特等席だ。
その視線に気付いたのか、京楽は目を開いた。
「余裕そうだね、なつみちゃん。ちょっとイジワルしても良いかい?」
「えっ、え?え?」
何事ぞとソワソワしていると、京楽の男根が、敏感ななつみの突起に当てられた。それまでは、わざとずらしていたのだろう。
「ひゃぁ💦」
「ンフフ、嫌よ、嫌よも、好きのうちってね」
タンタンタンタンタンッ……‼︎
「いやぁぁぁ…❤️」
「気持ちいね、なつみちゃん」
「きも、ち、い…く、ん///」
激しく突かれて、なつみの身体も同じく動く。
「おっぱい取れちゃいそう」
(誰のせいだッ)
「ああぁ、良い。もうちょっと。ハァ、最高だよ。なつみちゃん」
「(そんな声で呼ばないで❤️💦)しゅん、すい、さぁ、ん…。あん」
「そんな声で呼ばないでよ。どこまでかわいいんだ、キミって子はッ」
ギシギシギシ……
「大好きで、堪んないよ‼︎」
「ぼくも、すきぃ、…すきぃ」
汗ばむ背中を引き寄せて、きつくきつく抱き合うふたり。腰の振りも最高潮。
「あぁッ‼︎」「はあぁッ」
力強く抱きしめて、動きを止めると、熱いものが流れ出した。荒い息をしながら射精をし終え、京楽は少し身体を起こす。
「なつみちゃん」
彼女の前髪を撫でて流してやる。
「どうだった」
顕になったおでこに、ちゅ。
「むりぃ…」
「え?」
何でかもう泣きそうになっていた。
「ムぅリーーーッ❗️」
「ご、ごめん!痛かった?やり過ぎちゃったかな」
京楽はあたふたと、とりあえずなつみに被さって頭を撫でてあげた。
「ごめんよ、なつみちゃん」
謝る京楽にしがみついて、なつみは答えた。
「あんなに速いの、ぼくにはムリですよぉ。挿れるときは、ゆっくりでお願いしますぅ😭」
言われた通り、想像してみたら、すっかりビビってしまった模様。
「あんなのじゃ、気持ちくないですよ❗️ケガしちゃいますよ❗️」
言葉をそのまま受け取るなら。
「怖がらせちゃったんだね。ごめん。ちょっと暴れちゃったよ。挿れるときは、様子を見て、ちゃんとゆっくりするから、許して、なつみちゃん」
「絶対ですよ」
「うん。絶対だよ」
小指が差し出される。
「あぁ。約束だ」
絡めて、くっくっと指切りを。
お許しを頂いた京楽は、起きてゴムを処理する。その間になつみは布団に潜り込むだろう。京楽はそう思っていたのだが。
きゅぅ…
胡座をかいて、ティッシュで精液を拭き取っていると、後ろから抱きつかれた。
「エッチって、大変ですね」
「初めてだから、しょうがないよ」
「ぼく…、こんなんで春水さんのお相手、務まるんでしょうか」
「キミじゃなきゃ嫌だよ。大丈夫。ちょっとずつ慣らしていけば良いから」
ティッシュを丸めてポイッとゴミ箱に捨て、なつみの方へ身体を向ける。
「なつみちゃん、よく言ってるだろ?『できないは、できるようにすれば良いだけだ』って。これから、たくさんの夜を一緒に過ごそう。いっぱい、楽しいことを教えてあげるからね」
なつみの手を取って、髪の毛の上からキスをする。そして囁いた。
「だからお願い。ボクを嫌いにならないで」
手は繋いだまま。なつみも京楽にキスをした。彼の頬に。
「ぼくも、春水さんに嫌われないように、何か決めなきゃですね」
片想いはひとりで。恋愛はふたりで。
「ご指導ご鞭撻、よろしくお願いします、先生」
一瞬何のことだかわからなかったが。
「フフフ、そっか、あの日にそんなこと言ったっけ」
落ち着くと肌寒くなるもので、くっつかないとやってられない。
「ここを『育てるのはボクだ』って」
「忘れてくれても良かったのに」
「嘘でも嬉しかったんです」
「嘘なんかじゃないよ」
「ウソ」
「…、ごめん。半分冗談だった。でも半分は本気だったさ」
「はいはい」
「あー、信じてない」
布団に潜っていくふたり。
「ぼくは、暴走されても、許してあげなきゃいけないんですよね」
「どうして?」
「自分が暴走するのも、許してもらわなきゃいけないですから」
「ははっ、そっかそっか。そりゃ、納得だ」
寝転んでも、くっつくふたり。
「そういえば、こんなに暗いのに、どうしてさっき、ぼくのお股の色とか、わかったんですか?」
「それは…」
ポフッと、布団の中で灯りが点いて、すぐに消えた。京楽の指先が光源だったような。
「鬼道の応用😉」
「えっち」
「知ってる😌」
暗いし、あったかいし、疲れてしまったしということで、なつみの瞼はだいぶ重くなっていた。
「おやすみ、なつみちゃん」
「おやすみなさい、春水さん」
「大好きだよ」
「はい。大好きです」
今夜何度目かのキスをして、眠りにつくふたりであった。