IKON
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作業は終わった。少し疲れたので熱いコーヒーでも飲んで一休みしたい。あれからバッファローマンはどうしているのか、それもちょっと見てみたい。
リビングに行くと、彼は何事もなかったような顔をしてソファにデンと腰かけて、新聞を広げていた。
「コーヒー飲もっかなー」
彼女が独り言めかして呟くと
「オレのも頼む」
と鷹揚にたのまれた。
キッチンで真っ赤なケトルに水をいれてコンロにかける。いつものマグを2つ。ドリッパーとペーパーフィルターを出して、次いでコーヒーキャニスターを手にすると予想外に軽く、蓋を開けると空だった。
「コーヒー豆なくなっちゃったから、ちょっと買ってくる」
駅近くのコーヒーショップのブレンドが定番だ。
「散歩がてら、一緒に行くわ」
バッファローマンは立ち上がると、羽織るものを取りに自室へと姿を消した。
――二人で買い物なんて珍しいな。
意外に思いながら彼女が何の気なしにリビングのダストボックスに目を落とすと『あのぱんつ』が哀しげに身を横たえていた。
それこそが今の彼の所信表明なのだ。
正直安堵した。
リビングに行くと、彼は何事もなかったような顔をしてソファにデンと腰かけて、新聞を広げていた。
「コーヒー飲もっかなー」
彼女が独り言めかして呟くと
「オレのも頼む」
と鷹揚にたのまれた。
キッチンで真っ赤なケトルに水をいれてコンロにかける。いつものマグを2つ。ドリッパーとペーパーフィルターを出して、次いでコーヒーキャニスターを手にすると予想外に軽く、蓋を開けると空だった。
「コーヒー豆なくなっちゃったから、ちょっと買ってくる」
駅近くのコーヒーショップのブレンドが定番だ。
「散歩がてら、一緒に行くわ」
バッファローマンは立ち上がると、羽織るものを取りに自室へと姿を消した。
――二人で買い物なんて珍しいな。
意外に思いながら彼女が何の気なしにリビングのダストボックスに目を落とすと『あのぱんつ』が哀しげに身を横たえていた。
それこそが今の彼の所信表明なのだ。
正直安堵した。