残置物
名前を変える
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人間(この場合は超人)四十をとっくに過ぎていれば、過去につき合った相手が全くいないほうがおかしい。場合によってはいなかった例もあるだろうけど取りあえずそれは脇においておく。
世間から伝説超人(レジェンド)と称され、全盛期を過ぎてなお魅力に富んだバッファローマンなら云わずもがなだ。
だからコレは想定していて然るべきな出来事。
に、しても。
なんてステキなぱんつだろう。布地には濡れたような光沢があり、手触りはツルリと滑らか。心が穏やかになるミルキーなラベンダーの色。
いつも彼女が身につけている「ネットに入れて洗濯機にポン」で済ませられるような大雑把なものではなく、丁寧に手洗いしてタオルか何かで水けをきって、陰干しにしないといけない類。
とても高価な感じがする。下手をすると彼女が身にまとっている服を全部合わせたのと同じくらいの額かもしれない。
とりあえずどうしたものだろうか。自分のものではないのだから独断で廃棄するのはマズイ気がする。それに、ただ単に昔のオンナの持ち物、忌々しいシロモノとして捨ててしまうにはあまりにも勿体ない。
そう思うくらい手の込んだ品だ。むしろガラス蓋のついた箱に昆虫標本のようにそっと横たえてあげたい。
捨てないとすれば、あるいは隠す。
そうすると自分はブツの存在を知ったままだけれども、バッファローマンはその事実に気がつくことなく過ごすことになり、その上どこかの時点で隠したソレを見つけて
「彼女に気が付かれなくてよかった」
なんて一人安堵しながら処分してしまうことになるかもしれない。
決めた、持ち主に返そう。
正しくは持ち主と親しかった人物に。
世間から伝説超人(レジェンド)と称され、全盛期を過ぎてなお魅力に富んだバッファローマンなら云わずもがなだ。
だからコレは想定していて然るべきな出来事。
に、しても。
なんてステキなぱんつだろう。布地には濡れたような光沢があり、手触りはツルリと滑らか。心が穏やかになるミルキーなラベンダーの色。
いつも彼女が身につけている「ネットに入れて洗濯機にポン」で済ませられるような大雑把なものではなく、丁寧に手洗いしてタオルか何かで水けをきって、陰干しにしないといけない類。
とても高価な感じがする。下手をすると彼女が身にまとっている服を全部合わせたのと同じくらいの額かもしれない。
とりあえずどうしたものだろうか。自分のものではないのだから独断で廃棄するのはマズイ気がする。それに、ただ単に昔のオンナの持ち物、忌々しいシロモノとして捨ててしまうにはあまりにも勿体ない。
そう思うくらい手の込んだ品だ。むしろガラス蓋のついた箱に昆虫標本のようにそっと横たえてあげたい。
捨てないとすれば、あるいは隠す。
そうすると自分はブツの存在を知ったままだけれども、バッファローマンはその事実に気がつくことなく過ごすことになり、その上どこかの時点で隠したソレを見つけて
「彼女に気が付かれなくてよかった」
なんて一人安堵しながら処分してしまうことになるかもしれない。
決めた、持ち主に返そう。
正しくは持ち主と親しかった人物に。