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Dear Saiyans 6話・緊迫の出会い

「じゃあ、お前が地球に来たのはラディッツを助ける為だったんだ…」
「…はい」
「でも大丈夫なのか?こいつは、地球上の人間を殺そうとしたんだぞ?とてもじゃないけど、話を聞いてくれそうにないかもしれないよ」
クリリンは心配そうに言った。
「…いいえ、ラディーは本当は悪い人なんかじゃないんです。ただ、そうするしかない事情があっただけなんです…」
「そうするしかないって、何かあったの?」
ブルマはクリスに言った。
「…それは…、ぼくには……。…ラディーの代わりに謝ります。地球を危ない目に合わせて、カカロットさん…悟空さんと悟飯君に怖い思いをさせてしまって、本当にごめんなさい!」
クリスは目に涙を浮かべて、クリリンとブルマに謝った。
「クリス…」
クリリンがそう言いかけた時だった。
「ラディッツめ、生きていやがったとはな…」
恐ろしい声が外から聞こえた。
「ピ、ピッコロだ!!」
クリリンはギョッとした。
クリスは、外を見てハッとした。
「あ、あぁ…!」
なんと、外にいたのはラディッツと悟空を倒した、あのナメック星人だった。
ナメック星人・ピッコロは、優れた聴覚でクリリンとブルマ、クリスの会話を全て聞いていたのだ。
クリスはラディッツを抱きしめて、目に涙を浮かべて震えていた。
「ラ、ラディー…、大丈夫だよ…。ぼくが、ぼくが守るからね…」
クリリンはピッコロに向かって怒鳴った。
「お前、何しに来たんだよ!子供が怖がっているじゃないか!」
「貴様に用はない!死にたくなければ黙ってろ!」
ピッコロの威圧的な態度に圧倒されるクリリン達。
そして、宇宙船のドアが開いた。
クリスはラディッツを抱きしめて離れなかった。
「貴様がクリスってガキか…。どこの星の者か知らんが、まさかサイヤ人以外の仲間がいたとはな…。」
ピッコロは腕を組みながら、怖い声で言った。
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