Dear Saiyans 57話・揺らぐ心
「そこのツフル人よ。そんな長い時間立っていると疲れるぞ。少しはソファーに座って、リラックスしたらどうだ?」
突然声をかけられたレゼンは、ビクッと肩を震わせた。
振り向くと、そこにはザマスが立っていた。
「び、びっくりした…。ん?あなたは、界王神…なのか?」
レゼンはおそるおそる言った。
「ああ、見習いのな。だが、それは遠い昔の話だ」
ザマスは照れくさそうな表情を浮かべた。
そして、軽く咳払いをすると、少し暗そうな顔で言った。
「君がサイヤ人を恐れている気持ちは分かる。私も前はそうだったんだ」
「本当ですか?」
レゼンは驚いた表情で返した。
「そうだ。それに自慢するべきではないが、サイヤ人どころか、全世界の人間達を滅ぼそうとしたこともあったんだ」
「全世界の人間を滅ぼそうとしたって、何かあったんですか!?」
レゼンはあまりにびっくりして、思わず大きな声を出してしまった。
「あ、失礼しました…。あまりにスケールが大きすぎて…」
「ハハハ、それは驚くのも無理はない。私が見習い界王神だった頃に、人間から酷い仕打ちを受けて、その上我々神が造った世界を荒らしている人間に腹が立っていたんだ。しかしな…」
悲しそうな表情だったザマスだったが、今度は明るい顔になって言った。
「トランクスや孫悟空、そしてクリス達のおかげで気づいたんだ。正義とは力で悪をねじ伏せる、悪の根源となるものを滅ぼすのではなく、弱き者や愛する者、守るべき者の為にあるのだと。それを、私達やサイヤ人達は忘れていたんだ」
レゼンは黙ってザマスの話を聞いていた。
ーそうか…。この人もサイヤ人だけでなく、人間から何か酷いことをされて頭に来たことがあったんだ。
それも、全宇宙の人間を滅ぼそうとしたぐらいだ。
だけど、それでは無関係な人も巻き込まれて、誰もいない世界になってしまう。
もし、彼が本当に人間を滅ぼして、ひとりぼっちになってたら…。
…やはり、憎しみは悲しみや絶望、そして新たな憎しみを生む。
サイヤ人は油断できない連中だけど、やはり滅ぼすべきではない。そんな気がする。
「…父さん。あなたに反抗するつもりはありませんが、オレはサイヤ人を暗殺できません。サイヤ人は確かに、オレ達ツフル人を滅ぼしたことは分かってます。でも、サイヤ人は決して悪い人ではないと分かりました」
レゼンはそう呟くと、庭に飛び出し銃を踏みつけた。
ザマスは黙って、銃を壊すレゼンを見つめていた。
突然声をかけられたレゼンは、ビクッと肩を震わせた。
振り向くと、そこにはザマスが立っていた。
「び、びっくりした…。ん?あなたは、界王神…なのか?」
レゼンはおそるおそる言った。
「ああ、見習いのな。だが、それは遠い昔の話だ」
ザマスは照れくさそうな表情を浮かべた。
そして、軽く咳払いをすると、少し暗そうな顔で言った。
「君がサイヤ人を恐れている気持ちは分かる。私も前はそうだったんだ」
「本当ですか?」
レゼンは驚いた表情で返した。
「そうだ。それに自慢するべきではないが、サイヤ人どころか、全世界の人間達を滅ぼそうとしたこともあったんだ」
「全世界の人間を滅ぼそうとしたって、何かあったんですか!?」
レゼンはあまりにびっくりして、思わず大きな声を出してしまった。
「あ、失礼しました…。あまりにスケールが大きすぎて…」
「ハハハ、それは驚くのも無理はない。私が見習い界王神だった頃に、人間から酷い仕打ちを受けて、その上我々神が造った世界を荒らしている人間に腹が立っていたんだ。しかしな…」
悲しそうな表情だったザマスだったが、今度は明るい顔になって言った。
「トランクスや孫悟空、そしてクリス達のおかげで気づいたんだ。正義とは力で悪をねじ伏せる、悪の根源となるものを滅ぼすのではなく、弱き者や愛する者、守るべき者の為にあるのだと。それを、私達やサイヤ人達は忘れていたんだ」
レゼンは黙ってザマスの話を聞いていた。
ーそうか…。この人もサイヤ人だけでなく、人間から何か酷いことをされて頭に来たことがあったんだ。
それも、全宇宙の人間を滅ぼそうとしたぐらいだ。
だけど、それでは無関係な人も巻き込まれて、誰もいない世界になってしまう。
もし、彼が本当に人間を滅ぼして、ひとりぼっちになってたら…。
…やはり、憎しみは悲しみや絶望、そして新たな憎しみを生む。
サイヤ人は油断できない連中だけど、やはり滅ぼすべきではない。そんな気がする。
「…父さん。あなたに反抗するつもりはありませんが、オレはサイヤ人を暗殺できません。サイヤ人は確かに、オレ達ツフル人を滅ぼしたことは分かってます。でも、サイヤ人は決して悪い人ではないと分かりました」
レゼンはそう呟くと、庭に飛び出し銃を踏みつけた。
ザマスは黙って、銃を壊すレゼンを見つめていた。