Dear Saiyans 56話・ツフルの青年

バーダックは若者に近づくと、鋭い目で睨みながら若者に言った。
「てめぇは何者なんだ?何もしねぇから答えろ!」
若者は被っていたフードを脱いだ。
そしてバーダックは、若者の顔を見てびっくりした。
「お、お前…!ツフル人か!?」
なんと若者の正体は、絶滅したはずのツフル人だったのだ。
ツフル人の若者は冷静な態度で言った。
「オレはレゼン。ご存じの通り絶滅したツフル人です」
バーダックは冷静を取り戻すと、レゼンをソファーに座らせて話を聞くことにした。
「レゼン、お前何しここに来たんだ。武器を持ってる様子じゃ、何か良からぬことを考えてるようだな?」
「…本当に話してもよろしいのですか?最悪、戦闘になる可能性もあり得ますが」
レゼンの深い青色の目は、おとなしいツフル人とは思えないほど鋭く、不気味な雰囲気を漂わせていた。
「あぁ、望むところだ。命を取らねぇが、いつでも取り押さえてやる」
「命を取らない?取り押さえる?戦闘民族であるあなた達が、戦わないとでも言うのですか!?」
バーダックの言葉に、驚きを隠せないレゼンは、思わず身を乗り出した。
「まぁな。今はもう惑星侵略とかはしないんだ。今では地球や近くの星を守る仕事をしてるのさ」
「…信じられない。サイヤ人は野望の為なら平気で人を裏切り、滅ぼす連中だと聞いたのに…」
レゼンはサイヤ人の変わりように困惑していた。
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