Dear Saiyans 56話・ツフルの青年

ある日、クリスが部屋の掃除をしていると、一冊の古いノートを見つけた。
ノートの表紙には、『フリーザ軍用日誌』と書かれていた。
「なんでこんな所に、フリーザ軍の日誌があるの?あれ?これよく見たらバーダックって名前が書いてあるから、師匠のノートかな?」
クリスは気になってノートをめくってみた。

そこには、バーダックをはじめ、多くのサイヤ人達やフリーザ軍が制圧した星や戦いの状況が詳しく書かれていた。
「やっぱり、師匠もフリーザ軍だったんだ…」
クリスにとっては、胸が締め付けられる内容だった。

ページをめくっていると、サイヤ人がツフルという異星人と戦争を起こしたという記録を見つけた。
「ツフル…?え…?!うそでしょ!?そんなはずがない!サイヤ人はツフル人を絶滅するはずは…」
「クリス!?」
クリスが混乱していると、偶然廊下を歩いていたバーダックに見つかってしまった。
「…クリス、そのノートを見ちまったのか…」
「ご、ごめんなさい…師匠。でも、サイヤ人がツフル人を絶滅させるなんて、何かの間違いですよね…?」
クリスは震えながら言った。
バーダックはため息をついて言った。
「残念だが、これは本当なんだ。お前にとって、胸を掻きむしりたくなる話になるが、全て話すぞ」
「はい、覚悟しています…」
バーダックはゆっくりと、重い口を開いた。
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