すると、ラディッツはクリスに言った。
「そういえば、カカロットは元気にしてるのか？」
「カカロットさん？あ！この間買い物してた時に偶然会ったんだ。元気そうにしてたよ」
「そうか、そいつはよかった」
クリスの話を聞いたラディッツはホッとした。
すると、クリスは時計を見て慌てた。
「あ！いけない！学校に遅れちゃう！」
「ん？もうこんな時間か。気を付けて行くんだぞ」
「うん、ラディーもあんまり無理しないでね。行ってきます」
クリスはリュックを背負うと、部屋を後にした。
男の子とは思えないほどかわいらしい声と、あどけない表情の残るクリスだが、実はもう高校生だ。
「さて、何か食うかな？」
ラディッツはベッドから出ると、リビングに向かった。

ラディッツが冷蔵庫から取り出したのは、昨日の夜にコンビニで買ったクレープとチョコチップクッキーだ。
ラディッツはこう見えて甘いものが大好きだ。
特にクレープとプリン、チョコレートが大好物なのだ。
ラディッツはテレビを見ながらクレープとチョコチップクッキーを食べた。
ちなみに彼が見ているのは、バラエティークイズ番組である。
クレープとチョコチップクッキーをもくもくと食べるラディッツだが、時々出てくる珍回答に思わず吹き出しそうになったりもした。

そして、クレープとチョコチップクッキーを完食したラディッツは、軽くストレッチをして体を動かした。
クリスの癒しの力のおかげか、少し痛みが楽になったのだ。
すると、インターフォンが鳴った。
ラディッツは早速玄関に向かった。