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Dear Saiyans 3話・悲しき運命

ラディッツはかろうじてエネルギー波を受け止めた。
「今度は、オレがプレゼントしてやる!!」
彼は悟空めがけてエネルギー波を放った。悟空は撃ち落とされ、地面に落ちた。
怒ったラディッツは悟空に飛びかかった。すると、さらに強い反応が。
そこにはエネルギーを溜めたナメック星人が、不敵な笑みを浮かべて構えていた。
この時の戦闘力は1330。とても大きな数値だ。
「受けてみろ!!」
ー魔貫光殺砲!!!
そのエネルギー波は、先ほど悟空が放ったものとは違い、巨大で鋭い槍のような光だ。
しかも光より速い。
「危ない!!!ラディー!!!避けて!!!」
クリスは思わず叫んだ。

しかし、ギリギリのところでラディッツは攻撃をかわした。
「はぁ…、危なかったぁ、ラディー…」
クリスは一気に力が抜けた。
その時、宇宙船が起動した。今なら間に合うかもしれない。クリスは急いでラディッツの着陸地点へ向かった。
だが、ラディッツが突然地面に倒れた。
悟空に尻尾を掴まれたのだ。
「大変!このままじゃラディーが!」
するとラディッツが、悟空に許しを乞いた。
「カカロット、オレが悪かった…この星から引き上げてやる…。お願いだ、カカロット。信じてくれ…!頼む…!」
悟空はラディッツの尻尾を離した。
「このまま仲直りしてくれたら…」
しかし、その期待は裏切られた。
ラディッツは悟空を吹き飛ばすと、おもいっきり踏みつけた。
「何やってるのラディー!もうやめて!」
クリスは必死にラディッツに呼びかけたが、やはりラディッツに聞こえるはずがない。
「どれ、そろそろ楽にしてやろうか?終わりだ!カカロット!!」
ラディッツは恐ろしい声で笑うと、悟空にとどめを刺そうと飛びかかった。
「師匠、ギネさん、ごめんなさい!約束を守れなかった!」
クリスはとうとう泣き出してしまった。
その時、スカウターが反応した。
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