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Dear Saiyans 50話・恐怖の世界

そして、城の前に立つとラディッツとナッパ、ターレスが思いっきり大きな門を蹴破った。
「オラ達は地球からやってきたサイヤ人だ!おめぇ達にさらわれた父ちゃん・バーダックとフューを取り返し、おめぇ達の悪だくみを阻止する為にきた!」
悟空が大きな声で叫ぶと、暗黒魔界の兵士達が一斉に襲いかかってきた。
「行くぞ!みんな!!」
悟空の合図で、みんなは突撃した。
この日の為に鍛え抜かれた悟空達とベジータ達、ラディッツ達の戦闘力は凄まじかった。
数千人の兵士をあっという間に蹴散らすと、奥へと進んだ。

一方、突然の侵入者襲来に驚いたミラとトワは、上級兵に命令した。
「まさか、あいつらに入られるとはね。あれを出動させなさい!」
その時、辺りが大きく揺れた。
そして、現れたのはなんと自分達のニセモノだった。
「お、オラ達が現れたぞ!」
悟空はびっくりした。
「えぇ!?ぼく達とラディー達がいる!!」
クリスはびっくりした。
「惑わされるな!気を確かめれば大丈夫だ!」
ベジータが言うと、みんなは一斉に飛びかかった。
そしてあっという間に倒してしまった。
「よし、これでもう大丈夫だ。あとは一気に…」
悟空が言った瞬間、ターレスが苦しみ出した。
「ぐぅ…!あ、ああ!!」
「ターレス!?どうした?!」
ラディッツ達はターレスに駆け寄った。
ターレスは眉間にしわを寄せながら目をぎゅっと瞑り、汗を流していた。
「おい!しっかりしろ!ターレス!」
ナッパが言った、その時だった。
「グワアアアアアッ!!!!!」
突然、ターレスが暴れ出した。
その目は、まるで獣のような恐ろしい眼差しだった。
その時、クリスが叫んだ。
「見て!ターレスさんのお腹に何かあるよ!!」
「あ!!あれは、赤いドラゴンボール!?」
なんと、ターレスに赤いドラゴンボールが取り憑いていたのだ。






続く
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