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Dear Saiyans 50話・恐怖の世界

しばらく歩いて行くうちに、一行は森にさしかかった。
悟空達とラディッツ達は、暗黒魔界の住民達に気づかれないようにテントを草や木の枝でカモフラージュをして食事をしていた。
いつもなら、火を起こして肉や魚を食べているが、煙や匂いで気づかれる恐れがある為、火を使うことはできない。
その為、出発前に作ったお弁当と缶詰めで食事を取っていた。
「それにしても、この弁当うめぇな。おふくろとチチとブルマが作ってくれたんだよな」
ラディッツが言った。
「あぁ、ありがたいな」
ベジータが言った。
「無事に帰ったら、ありがとうと言っとかなきゃな」
悟空が言った。
「これからすごい戦いになりそうだ。やられないように対策を練って、みんな無事に帰れるようにしよう」
未来のトランクスが言った。
「ぼくも頑張るよ!そして、バーダック師匠とフューを助けよう」
クリスが言った。

食事を終えた一行は、軽くストレッチをして再び歩き出した。
暗い中で悟空と悟飯は懐中電灯で足元を照らし、ベジータとトランクスは長い木の枝で木の根や底なし沼に警戒しながら歩き、その後をラディッツ達が歩いて行く。
その時、ベジータが持っている木の枝が底なし沼に引っかかり抜けなくなった。
「ここに底なし沼がある。はまると抜けなくなるから、迂回するぞ」
多くの修羅場を経験したサイヤ人とはいえ、底なし沼にはまれば命が危ない。
しかし、ここで空を飛ぶとミラ達に気づかれるかもしれない。
悟空達は仕方なく、別の道を歩いて行くことにした。
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