フューは、戦っている悟空達とベジータをじっと見つめていた。
彼はつまらなさそうに首をかしげながらこう呟いていた。
「う～ん、ラディッツと地球人の戦闘力を入れ替えたのはいいけど…。肝心の地球人が来ないなんてもったいないなぁ。じゃあ、彼に来てもらおうかな？」
なんとフューは、農家のおじさんをベジータ達と戦わせようとしていた。
これを聞いたクリスは慌てた。
「そ、そんなことしたら、大変なことになっちゃうよ！」
「落ち着け、クリス。次の作戦に移るから」
ベルはクリスを落ち着かせると、無線でターレスに指示を出した。
「ターレス！君の出番だ！行け！」
ターレスは早速飛び出した。
「ふふふ、ずいぶん面白ぇことをやってるじゃねぇか…」
ターレスは不敵な笑みを浮かべながら言った。
「貴様、サイヤ人か？オレ達の他に生き残りがいたとはな」
ナッパが言った。
「ふん、見たところ下級戦士のようだな。オレ達に用でもあるというのか？」
ベジータが言った。
「まぁ、そんな怖ぇ顔するなよ。この星を征服したいんだろ？だったら良いものをやるぜ」
ターレスはそう言って地球の神聖樹の実を使って、ベジータとナッパを強化させた。
「うおぉぉ！すげぇぜ！力が込み上がってきた！」
「ははは！オレは無敵の力を手に入れた！覚悟しろ、カカロットぉ！！」
「た、ターレスって、意外と演技力高いんだね…」
ジングルは笑いながら言った。
フューの方はというと、ものすごく喜んでいた。
「すごい！別の時空のサイヤ人が乱入したら面白いことになった！でも、まだなんだか足りないなぁ」
と、その時だった。
「カカロットォォーーーー！！！！！」