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Dear Saiyans 47話・暴走!孫悟空

ラディッツとクリスは、それが暗黒魔界の結晶だと分かると、びっくりして思わずたじろいでしまった。
「ベ、ベジータ!そ、そんなもん早く捨てろ!」
「そ、そうだよ!あ、操られちゃうよ!」
「まぁまぁ、二人とも落ち着いてください。今はもうパワーを使い果たしているから、大丈夫ですよ」
ゴクウブラックはラディッツとクリスを落ち着かせた。
確かに今ベジータが持っている暗黒魔界の結晶は、パワーを使い切ってしまった為黒く枯れてしまっていた。
「びっくりした…。でもあんた、どこから来たサイヤ人なんだ?見かけねぇ顔だな」
ターレスが言うと、サイヤ人は言った。
「信じられんかもしれないが、聞いてくれ。オレはカンバー。フューの野郎に別の世界から連れて来られたサイヤ人だ」
なんと彼は、悟空達やベジータ達のいる世界とは全く違う世界から連れ去られたサイヤ人だったのだ。
「おめぇ、別の世界から来たんか!すげぇな!」
悟空はたいそう驚いた。
「なるほどな。で、惑星ベジータはまだあるのか?フリーザやコルドに支配されていないよな?」
ラディッツはカンバーに言うと、カンバーは悲しそうに言った。
「そのことだが、惑星ベジータはブラックホールに飲み込まれてバラバラになっちまってな。みんな死んじまったんだ…。ベジータから聞いたが、あんたのところも色々と大変だったようだな」
「ブラックホールに飲み込まれたって、それはおっかねえな!」
ナッパは真っ青になって言った。
「まぁな。だが、あの野郎のおかげで命拾いしたしな。とはいえ、ダチも両親もみんな死んじまったのに、オレだけ助かっちまった…。しまいには操られちまうとは、なんだか遊ばれてるようで腹が立つぜ。あんた達に迷惑をかけたお詫びとして、オレもフューの野郎にお灸を据えてやるぜ」
カンバーは、フューに対する怒りで頭がいっぱいだった。そこでカンバーも協力してくれると言うのだ。
「分かった!みんなで力を合わせて、フューを捕まえて、暗黒魔界の連中をやっつけっぞ!」
悟空の言葉に、みんなも賛成した。
「そうね!カンバーさんも一緒なら百人力よ!」
ギネが言った、その時だった。
「…その前に何か食いてぇな。すんげぇ戦いしたから、腹減っちまった」
悟空の言葉に、みんなは一斉にズッコケた。




続く
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