ところが翌日、悟空とベジータから至急来て欲しいという連絡があった。
ラディッツ達は急いで、集合場所である神の神殿に向かった。

そこにはすでに、悟空やベジータ、そしてブロリーが到着していた。
そして神殿には、界王神とビルスが立っていた。
二人はとても真剣な顔をしていた。
ビルスが言った。
「みんな、忙しい中集まってくれてありがとうな。界王神から緊急の知らせがあるから、よく聞くように」
そして界王神が前に立って言った。
「皆さん、びっくりしないでよく聞いてください。実は、この地球に暗黒魔界からやってきた邪悪な戦士が現れました」
突然出てきた暗黒魔界という言葉に困惑する悟空達。

暗黒魔界とは、宇宙の裏側にある悪と闇に包まれた恐ろしい世界だという。
そこは界王神や破壊神、あの全王でさえも恐れているほど、危険な魔界である。
そして、かつて魔道士バビディの手先だったダーブラこそが、暗黒魔界の王なのだ。
「その邪悪な戦士って、一体誰なんだ？」
ラディッツが言うと、ビルスは険しい表情で言った。
「奴らは二人もいる。一人はトワ、そしてもう一人はミラだ」
トワは、暗黒魔界の科学者で、ダーブラの妹。
そしてミラは、トワが造った人造人間で、魔人ブウと同じくダメージエネルギーを取り込んで進化する戦士である。
「あのダーブラに妹がいたなんてたまげたな」
ナッパが言った。
「なんだ、それなら大したことはなさそうだね。オレ一人でもバシッといけそうだ」
ベルが言うと、ビルスは怒鳴った。
「バカ者！奴らはダーブラとは比べ物にならんほどの実力者なんだぞ！なめてると命はないぞ！」
ビルスの凄みをきかせた怒号に引いてしまった一同。
「ビルス様が怒鳴るほどって、そんなにヤベェ相手なのか…」
悟空がびっくりした。
「あんなに怒ったビルス様、初めて見た…」
ザマスもびっくりした。