Dear Saiyans 46話・暗黒魔界の影

そこへ、ザマスとブラックが起きてきた。
二人はギネに挨拶をし、洗面所で洗顔と歯磨き、寝癖直しをした。
「あれ?バーダック司令官はいないのですか?」
ザマスが言った。
「バーダックなら、朝早くに地方会議に出かけたよ」
ギネが言った。
「そうですか…って、リーダーとクリス君、まだバテてたんですね」
「しかも、あんなにべったりと。本当に仲良しなんだな」
ザマスとブラックは腹を抱えながら笑った。

しばらくして、ラディッツとクリスが起きた。
しかし、二人はまだまだ本調子ではないため、この日は休ませることにした。
「ラディー、古傷のほうは大丈夫なの?」
クリスはラディッツに言った。
「あぁ、一眠りしたら少し楽になったぜ」
ラディッツが言った。
ベジータとの激しいトレーニングで疲れ果ててはいたものの、気持ち的には少し強くなった気がした。
ベジータは、悟空を超えるために修行をしているが、かつての仲間であるナッパとラディッツにも強くなって欲しいために、トレーニングに誘ったのである。
ただ今回のトレーニングは、フリーザやブロリー、ビルスなど強敵を想定したトレーニングだったためにかなり激しかった。
ラディッツは、ピッコロの魔貫光殺砲による古傷でダメージがあったものの、クリスのサポートもあって、無事乗り越えることができた。
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