Dear Saiyans 46話・暗黒魔界の影

そこへラディッツが部屋から出てきた。
彼は眠そうに目を擦りながらフラフラと洗面所に行き、歯磨きと洗顔をした。
「おはよう、ラディッツ。ずいぶん寝起きが悪いね」
ギネは笑いながら言った。
「あぁ、昨日はベジータ達とすげぇトレーニングしたからな…。疲れちまってな…」
ラディッツは元気のない声で言った。
「ふあ~…。おはようございます、ギネさん…」
クリスもあくびをしながら洗面所に行った。
「あらら、二人とも揃いも揃って寝起きが悪いわね」
ギネはさらに笑った。
「はい…、ぼくもラディーと同じで、ベジータさん達とトレーニングして…」
クリスは眠そうに言うと、歯磨きをした。
「うふふ、ベジータのトレーニングって結構激しいからね。今日はゆっくり休みなさい」
ギネはラディッツとクリスに言った。
「はい、ありがとうございます…」
「ああ、すまねぇなお袋…」
ラディッツとクリスは休憩室に行くと、ラディッツはゴロンと寝転び、クリスはラディッツの背中にあごと腕を乗せてウトウトし始めた。
ギネはそんな二人を見てさらに笑って、思わず写真を撮った。
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