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Dear Saiyans 44話・怖い夢にうなされて

夕方頃、雪かきを終えたバーダック達は、楽しく会話をしながら休んでいた。
未来の悟飯も、ターレスやゴクウブラック達と笑いながら会話を楽しんでいた。
ナッパとベルも、おやつのクッキーを食べながら会話を楽しんでいた。
しかし、ラディッツだけは違っていた。顔色がとても悪く、具合が悪そうだった。
「ラディー!?大丈夫?顔色がすごく悪いよ!」
クリスはあわててラディッツに駆け寄った。
「…すまない…。目が、回る…」
ラディッツは酷いめまいに襲われ、立っていられなくなった。
熱を計ってみると、体温40度近くとかなり高かった。
「もしかしたら、インフルエンザか何かにかかってるかもしれねぇな。病院で診てもらったほうがいいな」
バーダックは険しい表情で言った。
「そうね。クリス達がお世話になったというあのお医者さんなら、すぐに分かるかもしれないわね」
バーダックとギネがしたくをしていると、クリスが言った。
「あの、ぼくも連れてってください!どうしてもラディーが心配なんです!」
「分かった。でも、今夜はえらく寒いから温かい格好をして、マスクもちゃんとするんだぞ」
バーダックはそう言って、クリスとギネ、ラディッツを車に乗せて病院に向かった。
ラディッツは、熱とだるさ、めまいでうなっていた。呼吸も荒く、苦しそうな息づかいだった。
「頑張ってラディー。負けないで」
クリスは目に涙を浮かべながら、ラディッツの体を支えた。
「大丈夫だよ、ラディッツ。もうすぐ病院に着くからね」
ギネはラディッツに優しく声をかけた。
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