Dear Saiyans 2話・掟破り
そして、クリスはとうとうコルド大王に呼ばれた。王室には、父・コルド大王、母・イアス王妃、そしてフリーザとクリスの兄・クウラが待っていた。
本来クウラは、フリーザとは敵対関係となっているが、クリスがサイヤ人を気にかけている事に納得がいかず、駆けつけてきたのだ。
コルド大王はクリスに言った。
「クリス、お前気は確かか?なぜサイヤ人をそこまで気にかける?」
クリスは黙っていた。
「あなたが小さい頃から何度も教えたはずよ。サイヤ人は野蛮で凶暴な戦闘民族だから、あまり関わってはダメって」
イアス王妃が言った。
するとクリスは、怒られる覚悟でこう言った。
「違う!サイヤ人は野蛮なんかじゃない!凶暴な戦闘民族なんかじゃないんだ!」
みんなはびっくりして、そして怒った。
「な、何を言っているのですか!?あなた正気ですか!?」
フリーザはクリスに目を覚ますように説得した。
しかし、クリスは引き下がらない。
「兄さんはザーボンさんやドドリアさん達ばかり大事にして、ベジータさん達だけ冷たく扱うなんておかしいよ!同じフリーザ軍の仲間なのに、サイヤ人だからといってそうやって不遇に扱うなんて…!」
コルド大王は怒って言った。
「まだわからんのか?今は優秀な部下でも、力をつければやがて我らの命を狙ってくるのかもしれんのだぞ!」
クリスは力の限り言い返した。
「ラディー達はそんな事しないもん!!」
それを聞いたクウラは激昂した。
「いい加減にしろ!何がラディーだ!!」
クウラはクリスの頬をおもいっきり殴った。
そしてさらに怒鳴りつけた。
「あんな凶暴な猿もどきと仲良くすると誇り高き一族の名に傷がつく!!いい加減に目を覚ませ!!」
その瞬間、クリスは泣きながら怒鳴り返した。
「ベジータさん達は凶暴な猿なんかじゃない!!みんなが何を言おうと、ぼくはサイヤ人が大好きなんだ!!」
それを聞いて、フリーザ達はびっくりした。
「ク、クリス…。あなた、何を言って…」
フリーザが言葉を発するまもなく、クリスはそのまま王室を飛び出した。
本来クウラは、フリーザとは敵対関係となっているが、クリスがサイヤ人を気にかけている事に納得がいかず、駆けつけてきたのだ。
コルド大王はクリスに言った。
「クリス、お前気は確かか?なぜサイヤ人をそこまで気にかける?」
クリスは黙っていた。
「あなたが小さい頃から何度も教えたはずよ。サイヤ人は野蛮で凶暴な戦闘民族だから、あまり関わってはダメって」
イアス王妃が言った。
するとクリスは、怒られる覚悟でこう言った。
「違う!サイヤ人は野蛮なんかじゃない!凶暴な戦闘民族なんかじゃないんだ!」
みんなはびっくりして、そして怒った。
「な、何を言っているのですか!?あなた正気ですか!?」
フリーザはクリスに目を覚ますように説得した。
しかし、クリスは引き下がらない。
「兄さんはザーボンさんやドドリアさん達ばかり大事にして、ベジータさん達だけ冷たく扱うなんておかしいよ!同じフリーザ軍の仲間なのに、サイヤ人だからといってそうやって不遇に扱うなんて…!」
コルド大王は怒って言った。
「まだわからんのか?今は優秀な部下でも、力をつければやがて我らの命を狙ってくるのかもしれんのだぞ!」
クリスは力の限り言い返した。
「ラディー達はそんな事しないもん!!」
それを聞いたクウラは激昂した。
「いい加減にしろ!何がラディーだ!!」
クウラはクリスの頬をおもいっきり殴った。
そしてさらに怒鳴りつけた。
「あんな凶暴な猿もどきと仲良くすると誇り高き一族の名に傷がつく!!いい加減に目を覚ませ!!」
その瞬間、クリスは泣きながら怒鳴り返した。
「ベジータさん達は凶暴な猿なんかじゃない!!みんなが何を言おうと、ぼくはサイヤ人が大好きなんだ!!」
それを聞いて、フリーザ達はびっくりした。
「ク、クリス…。あなた、何を言って…」
フリーザが言葉を発するまもなく、クリスはそのまま王室を飛び出した。