Dear Saiyans 2話・掟破り
クリスが部屋で泣いていると、ドアをノックする音がした。
「……どうぞ」
クリスは涙を拭くと、ドアを開けた。
そこにはベジータとナッパがいた。
「クリス様、失礼します」
クリスはベジータを見るや否や、ムスッとして言った。
「ベジータさん、星を壊して、人の命を奪って何が楽しいの?」
クリスの問いかけに、ベジータは表情を変えずに答えた。
「私はただフリーザ様のご命令通りに仕事をこなしているだけです。しかし、この仕事をしていくうちに、いつしか自分でも楽しいと感じるようになった気もしました」
クリスは怒った。
「もうこんな事はやめて!あなた、だんだんベジータさんじゃなくなっているよ!本当のベジータさんは、本当のベジータ王子様はそんな怖い人じゃなかったはずだよ!」
ベジータは黙ってクリスを見つめていた。
ナッパはクリスの『本当のベジータは怖い人じゃなかった』という言葉に、その通りだと頷いていた。
そしてクリスは、ベジータにラディッツの事を話した。
「ねぇ、ベジータさん。ラディーに何をしたの?どうしてあんなかわいそうな事をするの?」
するとベジータは、ナッパに声をかけると、一枚の紙を差し出して言った。
その紙には、ラディッツに埋め込まれたチップの詳細が書かれていた。
なんとラディッツは、最初に埋め込まれた腰のチップに加え、頭・うなじ・左胸・右の太腿に新たにチップが埋め込まれていたのだ。
しかも、うなじに埋め込まれたチップは、電流が流れる仕組みになっているという。
「……どうぞ」
クリスは涙を拭くと、ドアを開けた。
そこにはベジータとナッパがいた。
「クリス様、失礼します」
クリスはベジータを見るや否や、ムスッとして言った。
「ベジータさん、星を壊して、人の命を奪って何が楽しいの?」
クリスの問いかけに、ベジータは表情を変えずに答えた。
「私はただフリーザ様のご命令通りに仕事をこなしているだけです。しかし、この仕事をしていくうちに、いつしか自分でも楽しいと感じるようになった気もしました」
クリスは怒った。
「もうこんな事はやめて!あなた、だんだんベジータさんじゃなくなっているよ!本当のベジータさんは、本当のベジータ王子様はそんな怖い人じゃなかったはずだよ!」
ベジータは黙ってクリスを見つめていた。
ナッパはクリスの『本当のベジータは怖い人じゃなかった』という言葉に、その通りだと頷いていた。
そしてクリスは、ベジータにラディッツの事を話した。
「ねぇ、ベジータさん。ラディーに何をしたの?どうしてあんなかわいそうな事をするの?」
するとベジータは、ナッパに声をかけると、一枚の紙を差し出して言った。
その紙には、ラディッツに埋め込まれたチップの詳細が書かれていた。
なんとラディッツは、最初に埋め込まれた腰のチップに加え、頭・うなじ・左胸・右の太腿に新たにチップが埋め込まれていたのだ。
しかも、うなじに埋め込まれたチップは、電流が流れる仕組みになっているという。