Dear Saiyans 43話・知らぬ間に芽生えた感情

すると、ブロリーとばったり会った。
ブロリーはバイオブロリーとバイオ戦士達と一緒にジョギングをしていた最中だった。
「カカロット達じゃないか!久しぶりだな」
「よぉ、ブロリー!こんな所で会うなんてびっくりだな」
ブロリーはタオルで汗を拭きながら挨拶をした。
「悟飯。ベジータから聞いたぞ、この間大変だったって。だが、よく頑張ったな」
ブロリーは悟飯に言った。
「ええ、あの時は大変でした。だけど、みんなのおかげで、パンや世界を守ることができました」
悟飯が言った。
「オラも悟飯のあの姿を見た時はびっくりしたぞ。それにチチもひっくり返ったりして、ある意味大変だったぞ」
「仕方ねぇじゃねぇか!悟飯ちゃんが不良通り越しておっかねぇ人みたいな姿になっちまったんだから!」
「…なんかすみません、母さん」
悟飯が言うと、みんなは大笑いした。

楽しい会話をしているうちに時間があっという間に過ぎ、日が暮れ始めた。
「さて、そろそろジョギングに戻るとするか。じゃあな、カカロット」
「おう!気ぃつけてな」
ブロリー達はジョギングに戻った。
「さて、そろそろオラ達も帰るかな」
「そうだな、すっかり遅くなっちまったな。ありがとうな、カカロット」
「オラ達のほうこそ、ありがとうな。また一緒に出かけような」
「カカロットさん、ありがとうございました!」
「あぁ、クリスも風邪ひくんじゃねぇぞ」
そして、お互い家に帰っていった。
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