翌朝、ラディッツとクリスはいつものように洗顔と歯磨きを済ませ、休日を過ごすことにした。
しかし、昨夜のことはみんなには内緒にしていた。
でも、いざ思い出すとなぜか笑ってしまう。
二人はこらえ切れず大爆笑した。
しかし、二人にとっては久しぶりの笑顔だ。
ラディッツは古傷が痛み、退屈な日々を過ごし、クリスは辛い思い出に苦しめられていた。
そんな嫌なことが吹っ飛ばされた瞬間だった。
やっぱりひとりじゃない、ひとりぼっちじゃない。
大好きな仲間や家族に囲まれている。フリーザ軍時代にはなかった幸せがここにある。
「ねぇ、ラディー。体の調子はどう？」
「あぁ、今日は絶好調だ。それも昨日の夜クリスを…」
「シーッ！ラディー！ストップ！」
「悪い…！そ、それじゃあどっかで何か食うか」
「そうだね、何食べようかな？」
二人は早速出かけることにした。

その途中、偶然にも悟空一家と会った。
「あ、カカロットさん！こんにちは」
「よぉ！カカロット！」
「お！ラディッツとクリスじゃねぇか。おめぇ達もお出かけするんか？」
悟空はラディッツとクリスに言った。
「あぁ、久しぶりに外の空気も吸いたかったから、クリスを連れて何かうまいもの食おうかと思ってな」
「なるほど、実はオラ達も久しぶりにレストランで何か食べようと思ってたんだ。おめぇ達も一緒にどうだ？」
悟空はニコニコしながら言った。
「いいのか！？じゃあ、お言葉に甘えるぜ」
「やったぁ！よろしくお願いします！」
ラディッツとクリスは大喜びだ。