地図を元にアジトに着くと、そこには巨大なセルマックスが雄叫びを上げながら暴れまわっていた。
「な、なんてでっかいセルなんだ！こりゃたまげたな！」
ナッパが言った。
「このままでは、世界がめちゃくちゃにされてしまう！一刻も早く止めなくては！」
ザマスが言った。
その時、悟飯とガンマ1号、2号がやって来た。
「わ！ガンマさん達が！」
クリスはびっくりして思わず固まってしまった。
「怖がらないで、彼らはもう味方だよ」
悟飯はクリスに言った。
「あなた方がバーダックさん達ですね。話はピッコロと悟飯から聞きました」
ガンマ1号はバーダック達に挨拶した。
「あんた達が人造人間ガンマだな。あんた達のバトルシーンは全て見物させてもらったぜ。それより、あのセルマックスの野郎はどうすれば止められるんだ？」
バーダックが言った。
「セルマックスの急所は頭のコアなんだ。そこに強力な攻撃を当てれば倒せるんだ」
ガンマ2号が言った。
「なるほど、それなら自信あるぜ！よぉし！」
ラディッツが技を構えた途端、ガンマ2号が慌てた。
「待った！」
「な、なんだよ！？」
「コアを破壊したその瞬間大爆発が起こるんだ！だからやたらに攻撃するのは危ないよ！」
「なんだって！？じゃあ、どうやって倒しゃあいいんだ！？」
ナッパが言った。
すると、ガンマ2号が深くため息をついて言った。
「みんなは、セルマックスを引き付けてくれ。そしてぼくがセルマックスに突っ込んだら遠くに逃げてくれ」
「に、2号！？ま、まさかお前…！」
「…1号、博士を、みんなを頼むね」
ガンマ2号はそう言うと、上空へと飛び去り、宇宙空間に飛び出した。
そして、全エネルギーを解放してセルマックス目掛けて突っ込んだ。
悟飯、ピッコロ、バーダック達はセルマックスを必死に食い止めていたが、セルマックスはあまりに強くて歯が立たない。
「な、なんて野郎だ…！レッドリボン軍め、こんな危ない奴を造らせやがって…！」
バーダックはセルマックスを睨んだ。
その時、空からものすごい勢いでガンマ2号が突っ込んで来た。
「離れろ！みんなぁ！」
ガンマ1号が叫んだ。