しばらく待っていると、あっという間に夕方になり、ラディッツは待ちくたびれてウトウトと昼寝をしてしまった。
その時、家中に緊急事態を知らせるサイレンが鳴り響いた。
ラディッツはびっくりして飛び起きた。
バーダックは急いで発信先の無線を繋げた。
ピッコロからの無線だった。
「緊急事態だ！セルマックスが暴れだしたぞ！」
なんと、セルマックスが起動したのだ。
実は戦いの最中、レッドリボン軍のカーマイン大佐がパンに銃を突き付けたのを見たガンマ2号が激怒し、レッドリボン軍に反旗を翻したのだ。
その瞬間、ドクターヘドとガンマ1号はレッドリボン軍に騙されていたことに気付き、戦いをやめた。
ところが、マゼンタ総帥はセルマックスを起動させようとアジトの地下に逃走したため、ドクターヘドは蜂型アンドロイド・ハチ丸でマゼンタ総帥を倒したものの、マゼンタ総帥は最期の力を使ってセルマックスを起動させてしまったのだ。
これにより、セルマックスは制御が効かない状態で起動してしまい、悟飯達と駆けつけたクリリン達が大苦戦してしまったのだ。
「こうしちゃいられん！みんなを助けに行くぞ！」
バーダック達は急いでレッドリボン軍のアジトに向かった。