Dear Saiyans 42話・スーパーヒーロー登場!?

その時、ピッコロがこちらに向かって突っ込んで来た。
「隠れろ!攻撃が来るぞ!」
慌てたクリス達はすぐに小さな穴の中に隠れた。
その瞬間、大きな爆風が吹き荒れた。


「ぼくの爆発攻撃が効いたみたいだな。よし、これでミッションは完了!戻って博士や1号と一緒におやつを食べよっと!」
謎の人造人間はさっさと帰って行った。

「…よし、もう大丈夫だ」
ピッコロはラディッツとクリスを穴から出した。
「それにしても、あいつは一体なんだったんだ?まさかレッドリボン軍がまだ動いていたとはな…」
ラディッツが言った。
「だけどあの人造人間、見た感じはそんなに悪い人には見えなかったね」
クリスが言った。
「そうだな。だが奴はレッドリボン軍の人造人間であることには間違いない。ラディッツにクリス、今回はお前達は下がってくれないか?」
ピッコロが言った。
ラディッツはカチンときた。
「なんだと!?オレ達に引っ込んでろと言うのか!?まだオレらのことが弱いってことなのか!?」
「そうじゃない!さっきも聞いただろ?奴らはお前達の行動や活動内容を全て調べているんだ。だからやみくもに出動すれば、返り討ちにあってしまう。今はオレが奴を追って偵察するから、オレからの連絡があるまでは待機して欲しいんだ」
ピッコロはラディッツを説得した。
「そ、そうなのか…。分かった、だが絶対に連絡を忘れるなよ?オレだって貴様より強いはずだからな」
ラディッツが言った。
「もうラディーったら…」
クリスは苦笑いした。
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