そして、ピッコロはパンとラディッツ、クリスを連れて湖のほとりで修業を始めた。
パンはまだ武空術はできないものの、素晴らしい身のこなしで格闘技を披露した。
もちろん、ラディッツも負けてはいなかった。
ラディッツは悪役のサイヤ人を演じて、パンと組み手をしていた。
「ラディー、あまり怖がらせちゃダメだよ」
クリスは笑いながらラディッツに言った。
しかし、パンはラディッツを全く怖がっていなかった。
「行くぞ！パン！」
「オッケー！ラディッツおじちゃん！」
二人は激しく…はないがぶつかり合った。

やがて修業が終わり、パンは幼稚園に行った。
ピッコロとラディッツ、クリスの3人は休憩をしていた。
その時、空から光弾が落ちてきた。
何者かが、空から攻撃してきたのだ。
「誰だ！？」
ピッコロは空を睨んだ。
見ると、青いマントを身につけた人物がいた。
その人物は、まるでアニメのヒーローのような人だったが、彼からは気を感じ取れなかった。
そして腕には、悪の組織『レッドリボン軍』のマークが書かれていた。
「こいつ、まさか人造人間か！？」
ラディッツが叫んだ。
「え！？あの人、人造人間だったの！？」
クリスはびっくりした。
「へぇー、よく分かったね。さすがピッコロ大魔王とフリーザ軍ってだけあるね」
謎の人造人間は興味津々な表情で言った。
「ちょっと待って！ピッコロさんは大魔王じゃないし、ラディーとぼく達はもうフリーザ軍じゃないよ！」
クリスは大慌てで言った。
「そんなことは分かっているさ。でも、ぼくは君たちをやっつけろって命令されているんでね、悪いけどここで倒させてもらうよ！」
謎の人造人間はそう言うと、ピッコロ達に飛びかかった。
謎の人造人間の攻撃を食らったピッコロは大きく飛ばされた。
だが、謎の人造人間の攻撃が当たった瞬間、どういう訳が文字が浮かび上がった。
「な、なんだこいつは…。ずいぶん変わった奴だな…」
「う、うん…」
ラディッツとクリスは顔を合わせて言った。