Dear Saiyans 41話・サーフィン大会

いよいよ、試合が始まった。
サーファー達がブロックごとに並び、スタート位置についた。
最初に出場するのは、未来の悟飯とトランクス、そしてブージンと言う選手だった。
ブージンは一見すると小柄だが、凄まじい覇気を放っていた。
「この人、なんだか強そうだ…」
未来のトランクスが言った。

そして、スタートの合図が鳴った。
未来の悟飯達最初のサーファー達が次々に海へと漕ぎ出し、大きな波に乗った。
波は思った以上に高くバランスを取るのも難しかった。
他のサーファー達はことごとくバランスを崩し脱落していったが、未来の悟飯とトランクス、そしてブージン達数名が残り、見事に勝ち進んだ。
「やったぁ!悟飯さんとトランクスさんが勝った!」
クリスは大喜びだ。
「あのブージンって奴もすげぇな。あの大波を乗りこなせちまったもんな」
ターレスが言った。

今度は、バーダックと悟空、ベル、ザンギャ、そしてゴクアの出番となった。
ザンギャは美しい女性で、ゴクアは好青年だ。
「さっきのブージンって奴もそうだが、この二人もものすごい覇気を感じるな」
ベルが言った。

すると、先ほどより高い波が押し寄せてきた。スタートの合図と共に、バーダック達は波に向かって進んだ。
さすが高い波。多くのサーファー達が次々と脱落していった。
しかし、バーダックと悟空、ベル、ザンギャ、ゴクアが残った。
「よっしゃ!このままいけば、司令官や悟空さん達より…って、あ!しまっ…!」
すっかり油断していたベルは、バランスを崩してしまい、あえなく脱落してしまった。
それを見たターレス達は大爆笑した。
「もう、ベルったら!」
クリスもこらえきれず笑ってしまった。
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