Dear Saiyans 41話・サーフィン大会

昼頃、ラディッツ達とクリス達はパパイア島の海辺に向かった。
パパイア島は、天下一武道会が開催される島として有名だが、一方でリゾート地としてもかなり有名である。
この日はサーフィン大会が行われていた。
「すげぇな!サーフィン大会だってよ!オレもやってみるか!」
ナッパはウキウキしていた。
「お!いいですね!オレもやってみたくなりました!伯父上も一緒にどうですか?」
未来の悟飯が言った。
「…いや、オレは遠慮しておく。だって泳げ…ゲフン!まだ調子悪いんだ」
ラディッツは少し慌てながら断った。
「あ、ごめんなさい!無理を言ってしまって!」
「いやいや、いいんだ。気をつけていけよ?」
「はい、行ってきます!ナッパさん!トランクス!ベル!サクロスさん!勝負ですよ!」
未来の悟飯は大はしゃぎで受け付けテントに向かった。
「悟飯の奴あんなにはしゃぎやがって。よし、オレも出るかな?」
なんとバーダックまで参加することになったのだ。
「あははは!バーダックもすっかりその気になっちゃったわね」
ギネは笑いながら言った。


そして無事エントリーしたバーダック達は、街で購入したサーフボートを手に開会式に並んだ。
ルールは簡単。勝ち抜き制の試合で、次々と押し寄せて来る波により長く乗った人が勝ちとなる。
「師匠ー!みんなぁー!頑張ってー!」
クリスは無邪気に応援した。
「おう!やってやるぜ!」
バーダックはキリッと微笑んで答えた。
すると。
「おぉ!父ちゃんも参加したんか!」
「カカロット!それにベジータもか!」
「さすがにこの暑さの中で戦っては、オレもバテるからな。今回はサーフィンで勝負することにしたんだ」
なんと、悟空とベジータも参加していたのだ。
「へっ、お前ら若造に負けねぇぞ。優勝するのはオレ達だ!」
「オラだってサーフィンには自信あんだ。わくわくしてきたぞ!」
「戦いだけが全てじゃないからな。だが、スポーツ界ナンバーワンはこのベジータ様だ!」
バーダック、悟空、ベジータはメラメラと燃えていた。
そんな彼らをじっと見つめる謎の集団が立っていたのを、クリスが見つけた。
「ん?あの人達、どこかで見たような…」
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