そして、ドローンによる写真判定が行われた。
波が崩れる直前の映像がスロー再生されていた。
ドキドキしながら映像を見ると、なんとブロリーとボージャックが残っていた。
悟空とベジータはブロリーとボージャックに食らい付いたものの、崩れた波に飲み込まれ、悟空が3位、ベジータが4位となってしまった。
そして、ブロリーとボージャックの一騎討ちのシーンになった。
崩れる波が二人の姿を隠してしまい、見えなくなったかと思うと、サーフボートが少しずつ姿を現した。
そして姿を現したのは、チャンピオン・ブロリーだった。
ブロリーが見事優勝し、チャンピオンの座を守ったのだ。
みんなは歓声を上げた。
「ブロリーすげぇな！！さすがチャンピオンだ！！」
悟空が言った。
「ははは、さすがにあの大波には驚かされたけどな。だが、カカロットもベジータも悟飯もなかなかだったぞ」
ブロリーが言った。
「やるじゃないか、ブロリー。さすがチャンピオンだな。だが次は負けんぞ」
ボージャックが言った。
「ああ、また来年も期待しているぞ」
ブロリーが言うと、二人は握手をした。



夕方、悟空達とラディッツ達、ボージャック達は近くのバーベキューコーナーで夕食を楽しんでいた。
夕日に照らされた海は、ようやく波が治まっていつもの静かなさざ波に戻った。
ここでボージャックが地球に住み始めた理由が明かされた。


実はボージャック達は、界王の封印から解放された後に、銀河中を巡って星を荒らしたが、その途中で無数のメタルクウラと戦い、瀕死の重傷を負ってしまったのである。
その時に地球に不時着し、ブロリーや地球人に助けられ、地球人の温かさに触れ、もう銀河を荒らさないと改心したのだ。
また、ボージャックが破壊してしまった星や異星人はドラゴンボールで元通りになった。
その後ボージャック達は、サーフィン大会の開催地であるリゾート地で暮らしているというのだ。

「そうだったんだ。それでボージャックさん達も地球に住むことになったんだね」
ベルが言った。
「まぁな。だが、地球は最高だな。食い物も美味いし、自然もきれいだし、サーフィンも楽しいしな」
ボージャックが言った。

その後、みんなで花火で遊んだり、楽しいお話をして笑い合ったりと楽しいひとときを過ごした。