Dear Saiyans 40話・ラディッツ覚醒!

悟空達は目を開けた。
見ると、なんとラディッツの長い金髪がさらに長くなり、まるで金色の龍の背鰭のようになっていた。
「ラディッツが、超サイヤ人3になった!」
なんとラディッツは、超サイヤ人をさらに超えた、超サイヤ人3になったのだ。
「すげぇ!ラディッツの奴、いつの間にそんな力を隠していたんだ!」
ナッパはびっくりした。
一方でベジータは「やればできるじゃないか」と呟きながら笑みを浮かべていた。
「ふ、孫と同じ超サイヤ人3になれたじゃないか。それでいいんだ」
そう、ピッコロはラディッツの眠っている潜在能力を引き出す為に、わざとクリスを軽く攻撃していたのだ。
バーダックの長男、そして悟空の兄というだけあって、とてつもない潜在能力を持っていたのだが、魔貫光殺砲を克服できなかったことや、クリスの過保護な気遣いによって、なかなか表に出すことができなかったのである。
悟空はようやく納得できたが、やはり心配だった。
超サイヤ人3は、超サイヤ人の中ではエネルギー消費が激しい為、体に重い負担がのし掛かってしまう。
ラディッツは魔貫光殺砲の古傷を負っている為、大きなダメージになってしまうのだ。
しかし、ラディッツはピッコロを睨んで言った。
「ピッコロ…、決着をつけてやるぜ!」
「ああ!望むところだ!」
ラディッツとピッコロは再びぶつかり合った。
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