すると、インターホンが鳴り出した。
ギネがドアを開けると、悟空一家が立っていた。
「よぉ、母ちゃん。遊びに来たぞ」
「あら、いらっしゃい。今おやつを用意するからね」
ギネは悟空一家を中に入れると、お菓子とジュースを用意した。
外で遊んでいたラディッツ達は、悟空に気付くと大喜びでやって来た。
「よぉ、カカロット！」
「よぉ、ラディッツ！お？なんだか前よりもずっと強くなったみてぇだな。気で分かるぞ」
悟空はラディッツが、この前の魔人ブウ襲来の時よりも戦闘力が上がっていることに気づいていた。
しかもラディッツだけでなく、ナッパやターレス、未来の悟飯とトランクス、そしてゴクウブラックも同じだった。
「そうだ、せっかくだからオラ達と組み手をしないか？ベジータ達もきっと賛成すると思うぞ」
「いいぜ！だが今度は負けんぞ！」
ラディッツは久しぶりに燃えていた。
「ベジータも来るのか！へへ、腕がなるぜ！」
ナッパもわくわくしていた。
「全く、サイヤ人は本当にやんちゃな種族ですね…。でも、たまには腕試しも悪くはありませんね」
ゴクウブラックが言った。
すると、バーダックが悟空に言った。
「組み手をするのは良いが、派手に暴れて周りをめちゃくちゃにしたらダメだぞ」
「あぁ、分かった」
悟空は返事をすると、どこで組み手をしようか考えた。
そして、初めてベジータと戦った時のことを思い出した。
「そうだ！初めてベジータと戦ったあの場所なら、人も動物もいないし、かなり広いから大丈夫だ」
悟空はみんなに言うと、早速出発した。