Dear Saiyans 38話・ドタバタ!パーティー騒動

ベジータ、ナッパ、そしてラディッツは華麗なフォーメーションで、あっという間に合体アカを追い詰めた。
その姿はまるで、巨大な天敵に立ち向かう勇敢な獣のようだった。
そして、三人は大技でフィニッシュを決めた。

ーファイナルフラッシュ!!
ーデラックスボンバー!!
ーウィークエンド!!

三つの気功波が一つになり、合体アカを貫いた。
攻撃をもろに食らった合体アカは合体が解け、アボとカドに戻った。
二人はボロボロになったものの、軽いケガで済んだ。
「命を取るつもりはないが、これ以上悪さをするなら許さんぞ」
ベジータはアボとカドに言った。
「ひいぃ!ど、どうかお許しください!もう悪いことはしません!」
「もうフリーザ軍をやめます!だからお許しください!」
アボとカドはおいおい泣きながら土下座をして謝った。
「どうやら嘘ではないみてぇだな。ベジータ、こいつらのことを許してやってくれ」
悟空はベジータに言った。
「ったく、貴様は甘いな…。だが罪を償うというのは本気のようだな。いいだろう、その代わりオレの元でキリキリと働くんだぞ」
なんとベジータはアボとカドを引き取ることにしたのだ。
そしてさらに。
「ターブル、そしてグレ。よかったらオレ達と暮らさないか?」
「地球はとってもいいところよ。食べ物もおいしいし、楽しい所よ」
ベジータとブルマはターブルに言った。
「え!?いいんですか!?ありがとうございます!」
「まぁ!ありがとうございます!お世話になります!」
ターブルとグレは嬉し涙を流してお礼を言った。
実はベジータはビルスから、ターブルとグレの星がフリーザに破壊され、さまよっていたと聞き、カプセルコーポレーションに迎えることにしたのだ。
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