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Dear Saiyans 38話・ドタバタ!パーティー騒動

そして、ラディッツ一行はサタンシティに到着した。
サタンシティは元々ジンジャータウンという名前だったが、サタンがセルを倒したという名誉を称えてこの名前になったのだ。
実際にはサタンではなく、まだ幼い少年だった悟飯がセルを倒したのだが、世界チャンピオンの名前をもらった町なだけあって、人口も増え、観光が盛んな町となっていた。

ラディッツ達は、悟空一行とベジータ一行の待ち合わせ場所である公園の近くで待機していた。
「あのサタンって奴は、戦闘力は高くないものの、人の心を掴む力はすげぇな」
バーダックはギネに言った。
「そうね。魔人ブウが暴れていた時には、世界中の人々の心を一つにしちゃったからね」
ギネが言った。
「人間にも、こんなにすごい人がいるなんて驚きました。彼は戦闘力が低くても、人々を想う心が強いんですね」
ゴクウブラックが言った。

やがて、悟空一行とベジータ一行がやって来た。
「やっほー!みんな!」
悟空は元気に声をかけた。
「おぉ!カカロット!早いじゃないか」
バーダックが言った。
「よぉ、久しぶりだな」
ベジータはラディッツ達に挨拶した。
「よぉ!久しぶりだな、ベジータ」
「元気そうで何よりだぜ」
ラディッツとナッパは喜んだ。
そして、またさらにこんな人物もやって来た。
「久しぶりだな、カカロット!」
「あれ、ブロリー!?おめぇも招待されたんか?」
「あぁ、魔人ブウ事件の時にみんなを新惑星ベジータに避難させてくれたお礼だってな」
なんとブロリーも、サタンに招待されたのだ。
「あはは、こんなに集まったのは初めてだな」
クリリンが笑って言った。
「ビルス様は来ないのかな?」
未来のトランクスは心配そうに言った。
「もうビルス様なら先に着いてるはずよ」
ブルマが言った。
「サイヤ人が大勢いるとはな。せいぜい食いすぎないようにするんだぞ?」
ピッコロはニヤニヤしながら、なぜかラディッツの方を見て言った。
「キサマ!今オレを見ただろ!!どういうことだ!?」
ラディッツは怒った。
「さぁな…」
ピッコロはまたクスッと笑うと、ラディッツは顔をさらに真っ赤にして歯をむいて怒った。
「ラ、ラディー!落ち着いて!暴れちゃダメだよ!」
クリスがラディッツをなだめると、みんなは大笑いした。
「あ、あん時のこと、まだ根に持ってんのか…」
悟空は苦笑いして言った。
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