その夜、バーダック達はザマスとゴクウブラックを連れて家に帰った。
ザマスとゴクウブラックは、ブルマにカプセルコーポレーションで過ごさないかと提案されていたのだが、人間嫌いは相変わらずな上に西の都の騒音と人混みで眠れなくなると言って聞かなかった。
しかし、このままではザマスとゴクウブラックの家がない。
そこでバーダックはザマスとゴクウブラックを引き取ることにしたが、特にサイヤ人を嫌う二人にとっては苦痛だった。
だがここで暴れたりすれば、すぐに全王に見つかって消されてしまうかもしれない。仕方なく二人はバーダック達と暮らすことになったのだ。

そして遅めの晩ご飯を食べていたが、ザマスとゴクウブラックの姿はなかった。
「師匠、ザマスさん達は…」
クリスが言った。
「今ギネが呼びに行ってるはずだが…」
バーダックが言うと、ギネが戻ってきた。彼女はため息をついて言った。
「二人とも、サイヤ人の作った料理なんか食べたくないって…。それにザマスは一人で出て行っちゃったよ」
「チッ、まだグレてんのか。仕方ねぇ奴らだな…」
バーダックも深いため息をついて言った。
クリスはたまらなくなり、思わず席を離れ、ザマスとゴクウブラックを呼びに行こうとすると、ラディッツが言った。
「ほっとけ、クリス。飯が冷めちまうぞ」
しかし、クリスは首を横に振って言った。
「ダメだよほっといたら。二人だってお腹が空いてるかもしれないもん！」