Dear Saiyans 37話・見習い界王神の心の闇

あれから2ヵ月後、正式に仲間になったザマスとゴクウブラックはすっかり地球に馴染んだ。
二人はサクロス達やクロッザと一緒に街の美化活動を初めていた。
街の清掃の他、ゴミのポイ捨てが後を絶たない原因を調査してゴミ箱の設置を実施したり、街中の花壇の花の世話をしたり、グレートサイヤマンと力を合わせて悪人を懲らしめたりと、ラディッツ達に負けないぐらいの活躍をした。
元々持ってる正義感故か、意外にもグレートサイヤマンと息がぴったりだ。
さらに以外にも、グレートサイヤマンと決めポーズを決めることもあり、ザマスは『悪を倒す正義の精霊』、ゴクウブラックは『自然を愛する美の精霊』と名乗ったりもした。
「…あいつら、意外と乗りやすいやつらだったんだな」
ラディッツが言った。
「でもよかったね。ザマスさんとブラックさんに優しい心が取り戻せて」
クリスが言った。
「人間0計画をやめて、本当によかった。私も地球が気に入ったよ」
ザマスが言った。
「そうですね。グレートサイヤマンという面白い人とも出会いましたし」
ゴクウブラックが言った。

そして仕事が休みの日には、ラディッツ達とパオス山の麓の草原でピクニックをしていた。
昼食を終えたラディッツ達とクリス達、そしてザマス達は走り回っていた。
「サ、サイヤ人達って、戦うだけじゃなく遊ぶのも好きなんですね…」
「な、なんてやんちゃな種族なんだ…ははは」
ザマスとゴクウブラックは、ラディッツ達のやんちゃっぷりにタジタジになりながらも、楽しく遊んだ。





続く
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