姿を現したのは、ものすごい気迫と怒りのオーラをまとった『合体ザマス』と呼ばれる形態だった。
「我が姿は正義！我が姿は世界！崇めよ、讃えよ！不死にして絶対の神・ザマスを！」
界王神になるはずだったザマス、そして悟空の体を奪い、サイヤ人と神の力を手にしたザマス、そんな強すぎる二人が合体したことで理性を失いかけていた。
「あいつ、暴走一歩手前だぞ！なんとかしねぇと、本当に世界を滅ぼされちまうぞ！」
さすがのバーダックも焦り始めた。
「そんな…、ザマスさん！ブラックさん！もうやめて！元に戻ってよ！」
クリスは必死に呼び止めようとしたが、ザマスは聞かない。
「黙れ！！私に指図をするな！！」
ザマスはクリスに雷を落とした。
雷はクリスの肩をかすった。その瞬間激痛が襲った。
「きゃあああああ！！痛いぃぃぃぃ！！！」
クリスは大きく泣き叫ぶと、ザマスは笑った。
「神に楯突いた報いだ。では、今度は跡形もなく粉々にしてくれよう！」
それを聞いたラディッツとバーダックは逆上した。
「貴様！もう許さんぞ！！」
「罪のない者を次から次へと…。それが神のやることか！！」
「それは我のセリフだ。貴様らこそ、罪のない星を滅ぼしておいて、偉そうに言うな！」
ザマスはバーダック達に雷を落とそうとしたその時だった。

「待て！ザマス！」
なんと、悟空とベジータもポタラで合体し、ベジットになったのだ。
それだけではない、超サイヤ人ブルーになったのだ。
「さぁ来いよ、神様！お前の理屈は聞き飽きた。ここで決着をつけてやるぜ！」
「そんな変身で、神にかなうと思うな！！」
ベジットとザマスは激しくぶつかりあった。
実力はほぼ互角だが、徐々にベジットが押し始めた。
「すげぇ！これなら勝てるかもしれんぞ！」
ラディッツが言った。
「頑張って！ベジットさん！」
クリスが叫んだ。
ところが、ベジットに異変が起こった。