Dear Saiyans 36話・人間0計画

悟空の話によると、黒い悟空は、セルと戦ったトランクスの世界に突然現れた戦士で、トランクスのいる世界を破壊し始めたという。
さらに、ビルスから第10宇宙という遠い宇宙で、見習い界王神が師匠であるゴワスという界王神を殺害し、時の指輪という時空を行き来できる指輪を盗んで逃走したという話を聞いたという。
悟空とベジータは突然現れたゴクウブラックと第10宇宙の見習い界王神、この謎の二人を追う為にトランクスのいる未来の世界に向かうという。
「だったら、オレ達も手伝うぞ!みんなでかかれば大丈夫だ!」
ラディッツが言った。
しかし、悟空は首を横に振った。
「いや、ダメだ。相手はフリーザやセル、魔人ブウとは比べもんにならねぇほどの気配を感じるんだ。オラ達でも勝てるかどうか…」
「…そんなに強いっていうのか?分かった、だがもし危なくなったらすぐに帰って来るんだぞ。オレ達も力になるからな」
バーダックが言った。
「ありがとうな、父ちゃん。オラ、がんばるぜ!」
「さぁて、久しぶりに大暴れしてやるか!」
悟空とベジータはそう言うと、元気よく飛び去った。


「それにしても、見習い界王神が師匠を殺したってとんでもない話だな…」
ナッパが言った。
「もしかしたら、さっきウイスさんが言ってた困ったちゃんって、その見習い界王神のことだったのでしょうか?」
未来の悟飯が言った。
「…かもしれないな。それに、あのゴクウブラックとかという奴と、何か関係がありそうな気もするな」
ターレスが言った。
「力になりたいが、しばらくは様子を見ることにするか。やたらにでしゃばっても、カカロットの足手まといになるだけだしな」
ラディッツが言うと、みんなも賛成した。
しかし、クリスはとても心配だった。
「…カカロットさん、ベジータさん…。大丈夫かな…?」
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