ある日、ベジータとナッパは星の制圧に出掛けていた。
「なんとかして、こんな怖い仕事をやめさせないと…」
クリスはそう思っていると、部屋のインターホンが鳴った。入ってきたのは、フリーザ軍の兵士・ラーズベリだった。
「クリス様、お食事のお時間です」
「う、うん、今行きます…」
クリスは気が進まなかった。そして食欲もなかった。

食堂に着くと、そこにはフリーザにザーボン、ドドリア、そしてギニュー特戦隊がすでに席についていた。
しかし、辺りを見回してもベジータ達の姿はなかった。
「兄さん、ベジータさん達は…？」
「仕事で遅くなるらしいです。帰りを待っているとお食事が冷めてしまうので、先にいただきましょう」
「先にって…」
クリスはベジータ達に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
フリーザの号令で、優雅に食事が始まった。
メニューは、惑星バーベで獲れたバーベ牛のステーキ、惑星ホッカドで栽培された新鮮野菜のサラダ、そしてギニュー特戦隊の大好きなチョコレートパフェだ。
ギニュー特戦隊は大喜びで思わずワァッと声をあげた。
「ギニューさん達、お食事中はお静かにお願いしますよ！」
フリーザは笑いながらギニュー達をたしなめた。