惑星ベジータ消滅から数年後、ベジータ達は相変わらずフリーザからの指令により、星を制圧する仕事をこなしていた。
ある時、ベジータ達はフリーザの前で膝を着き、惑星侵略完了の報告をした。
「少し手間取りましたが、3日間で奴らを降伏させました」
その様子をクリスは物陰からこっそり見ていた。
クリスは、ここ数日間ベジータ達の姿がなかったので、心配だったのだが、三人が無事に戻ってきたので、ホッと胸を撫で下ろした。
しかし、ベジータ達の方はというと…。
「ザーボンさん、あの星を征服するのにどのくらいで終われますか？」
「1日あれば充分です」
褒められないばかりか、見下されていた。
ナッパは怒って前に出たところ、ベジータはあわててナッパを止めた。
「……フリーザ様、失礼しました」
ベジータ達は静かにその場を去った。
ーだが
「ふふふ、猿野郎め…」
ザーボンは去り行くベジータ達を罵った。
「なんてことを言うの…？やってる事はすごく悪い事だけど、あんな言い方はひどいよ…」
クリスはベジータ達がかわいそうで、今にも泣きそうになった。