次の日、ラディッツとクリスは散歩を楽しんでいた。
この日は曇り空で少し暗かったが、二人は楽しく会話をしながら歩いた。
最近発売された面白いゲームのことや、カップラーメンのこと等、色々な会話を弾ませていた。
「…でな、あのステージが難しすぎて困ったんだが、トランクスに教えられた通りにやったら意外と簡単に進められたんだ」
「ぼくもボスと戦って、あ、いける！と思って大技で決めようと思ったら、間違えて自爆技を選んじゃってゲームオーバーになっちゃったんだ」
「ははは！オレもあったぜ。あとな、この間ベジータとビルス様から変わったカップラーメンをもらったんでな。それがとにかくいろんな味があったんだ」
「変わったカップラーメン？」
「ああ、醤油味とか味噌味もあったんだが、ポテチ味とかイチゴケーキ味とかチョコ味とか、バナナ味とか…変な種類があったんだ」
「ええ…！？」
「中でも一番びっくりしたのは…、センブリ茶味だったな」
「センブリ茶って、すごい苦いやつでしょ！？それ食べたの！？」
「…もちろん食ったが、その日から一週間ぐらいセンブリ茶の味が抜けなかったぜ…」
「でもビルス様も、よく怒らなかったね。なんだこの味はぁ！って言って破壊するのかと思ったよ」
「オレも思ったんだが、逆にめっちゃ笑ってたぞ。地球にこんな罰ゲームみたいな面白い味があるんだって」
ラディッツとクリスは時々大笑いしながら歩いた。