Dear Saiyans 32話・蘇った恐怖

発信主は未来の悟飯からだった。
「お祖父様!フリーザ軍が襲撃して来ました!ピッコロさん達と合流しましたが、ものすごい軍勢です!」
なんとフリーザ軍が、地球に現れたのだ。
「なんだと!?わかった、今すぐ向かうから耐えるんだぞ!」
バーダックは大急ぎで現場に向かった。
すると。
「待て!そこのサイヤ人!」
ジャコがバーダックに声をかけた。
今は地球を守る為に頑張っているとはいえ、フリーザに支配された頃の罪は消えることはない。
バーダックは覚悟してジャコの前に立った。






一方、未来の悟飯とナッパ達はピッコロ達と合流し、フリーザ軍を迎え撃っていた。
しかし、ラディッツとクリスの姿はなかった。
フリーザの目的は、悟空に復讐し、フリーザ軍から逃げたクリスとラディッツ達を処刑することだった。
ラディッツは戦おうとしたのだが、魔貫光殺砲の古傷で体が弱っている為、大勢の軍隊に加えて、修行してさらに強くなったフリーザを相手にするのは危険だった。
さらにバーダックからは、銀河パトロールまでいると連絡があった。だから隠れるしかなかった。
「チッ…、オレだって強くなったのに…。ぐうっ…!」
フリーザ軍時代のトラウマがフラッシュバックしたのか、ラディッツの古傷が痛み出した。
「ぼくだって、みんなを助けたいよ…。でも、銀河パトロールさんがいるみたいだし、フリーザに見つかったら…」
クリスは怖くて震えていた。
その時、インターホンが鳴った。
クリスは早速玄関のドアを開けた。
そして、クリスはびっくりして冷や汗をかいた。
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