このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

Dear Saiyans 31話・隠された魂

すると、轟音がピタリと止んだかと思うと、悟空達が降りてきた。
変身が解けた悟空とベジータは少しボロボロになり、ビルスもあちこちにかすり傷がついていた。
「いやいや、二人のゴッドと戦えて本当に楽しかったよ」
ビルスは、二人の超サイヤ人ゴッドと戦えて満足していた。
「あぁ、オラも楽しかったぞ…」
悟空は、息も絶えだえに言った。
「……」
ベジータは疲れすぎて、言葉が出てこなかった。
ビルスは二人に言った。
「今日は地球の美味しいご馳走も食べることもできたし、二人のゴッドと戦うことができて楽しかったよ。改めて礼を言うよ」
「…あぁ、オラもビルス様と戦えて、すげぇ楽しかったぞ。またいつか戦おうな」
「な!?カカロット!」
ベジータの慌てっぷりに大笑いの一同。




その夜、みんなは改めてブルマの誕生日パーティーを楽しむことになった。
悟空達はご馳走をたくさん食べ、ナッパ達はカラオケを楽しんでいた。
パーティーは夜11時を過ぎても盛り上がっていたが、クリスとラディッツははしゃぎ疲れて先に家に戻っていた。
ご馳走をたくさん食べ、美味しいお酒を飲んで満足したラディッツは、風呂に入った後にベッドに潜り込み、ぐっすりと眠った。
その寝顔はまるで子供のようで、スースーとかわいらしい寝息をたてていた。
クリスは、ラディッツに毛布をかけた後、ブルマの誕生日パーティーのことやビルスと会った時のこと、そして超サイヤ人ゴッドのことを日記に綴っていた。
しかし、日記を書き終えようとした頃には、さすがのクリスも眠くなってうとうとし始めた。
「…ぼくもそろそろ寝ようかな…」
そう言って自室に戻ろうしたその時だった。
突然、玄関のインターホンが鳴った。
「…こんな時間に?もしかして師匠達が帰って来たのかな…」
クリスは眠い目をこすりながら玄関のドアを開けた。
4/5ページ
スキ