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Dear Saiyans 30話・破壊神の影

魔人ブウとの激闘から数か月後、ラディッツ達は平和な毎日を過ごしていた。

ある時、ラディッツがパトロールを終えてソファーでくつろいでいると、インターホンが鳴った。
玄関のドアを開けると、そこにはクリリンと18号、そして娘のマーロンがいた。
「よぉ、ラディッツ!久しぶりだな」
クリリンは笑顔で言った。
「よぉ!久しぶりだな」
ラディッツも挨拶を返した。
するとクリリンは、ラディッツに封筒を渡してきた。
ラディッツは早速中を開けてみると、入っていたのはカプセルコーポレーションの招待状で、ナッパやターレス、クリス達数人分の枚数が入っていた。
「これは、なんだ?」
ラディッツはクリリンに言った。
「今日はブルマさんの誕生日パーティーがあるんだ。すんげぇご馳走があるからおいでって、ブルマさんが言ってたぞ」
クリリンが言うと、ラディッツのお腹が鳴り出した。
マーロンと18号は、そんなラディッツを見てクスクス笑った。
「リアクションは薄くても、あんたの腹は正直だね」
18号が言った。
「…そのようだな」
ラディッツは照れくさそうに言った。

そして、クリス達やバーダック達にパーティーのことを話した。
「誕生日パーティーか…。ブルマに世話になってる以上、行かない訳にはいかんな」
バーダックが言った。
「一体どんなご馳走が出てくるか、楽しみだよ!」
ジングルが言った。
ところが、みんなが楽しみにしている中、クリスだけは違っていた。
何か嫌な予感を感じていた。
「どうした、クリス?元気がないぞ?」
スーノが言うと、クリスは我にかえった。
「え?あ、ごめん!なんでもないよ」

ラディッツ達は身仕度を済ませると、早速カプセルコーポレーションに出発した。
「……」
クリスは相変わらず不安そうな顔で、空を見上げていた。
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